映画界注目の大芸大OB作を一挙上映

2015.10.5 16:35

「舟を編む」© 2013「舟を編む」製作委員会

(写真3枚)

ここ数年の日本映画界は、「大阪芸術大学OBの独壇場」と言ってもいいほどの快進撃。石井裕也監督の『舟を編む』(2013年)、近藤龍人カメラマンの『桐島、部活やめるってよ』(2012年)をはじめ、名だたる映画賞を次々獲得。そんな卒業生たちの栄光に光を当てた映画祭『シネフェス2015 inブルク7』が11月16日から開催される。

芸術の世界に将来の夢を託す学生たち、14分野・6000人が在籍する「大阪芸術大学」(大阪府富田林市)の創立70周年事業となるこの映画祭。先日開かれた記者発表会では、映像学科の学科長にして、映画監督としてもまだまだ現役の大森一樹監督、今回の上映でトリを飾る『海難1890』の田中光敏監督が出席し、作品や大学の魅力をPRした。

(写真左から)大森一樹監督、副学長の塚本英邦、梅田ブルク7支配人・親川拓海、田中光敏監督
(写真左から)大森一樹監督、副学長の塚本英邦、梅田ブルク7支配人・親川拓海、田中光敏監督

大森監督は開口一番「1週間と言わず、1カ月でも出来るくらいのストックがある」と今後の開催にも意欲を見せ、「フランスに留学中の監督・熊切和嘉くん(『私の男』)や、優秀な脚本家・向井康介くん(『ピース オブ ケイク』)など、今回紹介できなかった素晴しい才能がまだまだ溢れている」と力強く訴えた。加えて、「卒業生ばかりが賞を獲って、教授はナニをやってるんだと言われそうだけど、ちゃんと撮ってます」と、茶目っ気たっぷりに自身の監督作『ベトナムの風に吹かれて』(10月公開)の告知も忘れなかった。

また、大芸大を卒業し、現在は母校で教鞭をふるう田中監督は、この映画祭で唯一、公開前の作品を発表。「ぼくよりもずっと優秀な後輩たちに混じって、12月公開の『海難1890』を一足早くご覧いただきます」と深々と頭を下げ、「新しいクリエイターが次々に生まれてくることは、恐怖でもあるけれど、うれしいこと。大阪芸術大学のクリエイティブ力を存分に感じてもらいたい」と、次世代の卵たちに呼びかけた。

配給会社の枠を超えて出身大学の括りで開催される珍しい映画祭。「梅田ブルク7」(大阪市北区)の全面協力により、映画館の大きなスクリーンで名作を堪能するチャンス。上映に参加できるのは、未来の芸大生となるかもしれない「中・高生と、その保護者及び引率の先生のみ」。6日間に渡って無料で上映される(要申込)。

取材・文・写真/hime

『シネフェス2015 イン ブルク7』

【上映作品】『舟を編む』(石井裕也監督)、『天然コケッコー』(山下敦弘監督)、『市民ポリス69』(本田隆一監督)、『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)、『横道世之介』(近藤龍人 カメラマン)、『海難1890』(田中光敏監督)
期間:2015年11月16日(月)〜21日(土)
時間:17:00〜(21日は15:30〜)
会場:梅田ブルク7(大阪市北区梅田1-12-6)
料金:無料(要申込)

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