外国人が作る、京都発のクラフトビール

左からベン、クリス、ポール
小規模な醸造所で職人が手作りする工芸品のようなビール、クラフトビールが関西でも数多く生まれるなか、今年の4月、京都・十条に新しいブリュワリー[Kyoto Brewing Co.(京都醸造株式会社)]が誕生しました。古都でビールを造るのは、なんとアメリカ、カナダ、ウェールズ・・・と国籍の違う3人の男性です。
生い立ちがバラバラの3人は青森で出会い、意気投合。共同で研究(という名の飲み会)を重ねるうちに「日本の大手メーカーのビールには何かが足りない」と感じ、自分たちが飲みたいものを作ろうと思ったのがはじまり。「ビールを造る日々は最高ですね」というのは以前からビール造りが趣味だったというアメリカ人のクリスさん。7年以上京都に暮らす彼が、伝統と職人の街である京都がビール造りに最適だとし、拠点に選んだそう。
造るのは、酵母はベルギー産、ホップは主にアメリカ産を使用するという、まさに外国人ならではの発想によるビールで、今までになかった独特の味わい。定番シリーズの第1弾となるのは「一期一会」という名のセゾンビール。茶道において「すべての機会は一生に一度しかないのでベストを尽くせ」との意味があり、彼らのビール造りに対する考え方と一致するために名付けたといいます。セゾンビールは昔ベルギーの農場で労働者の喉を潤すために作られたビールなので、口当たりはドライですっきり。また白ワインのようなフルーティーさがあるのでビールが苦手な人も飲みやすくなっています。

また、このブリュワリーでは定番シリーズ以外、一度造ったビールは二度と造らないそうで、このレア感も魅力のひとつ。現在は、京都の夏に合うさっぱりとしたペールエール「夏の気まぐれ」やお世話になった醸造所への感謝をこめた「西海岸への想い」など、「ビール造りをすることで伝えたい」とさまざまな想いがこめられたビールが誕生していますが、こちらも数量限定なので出合えた時はぜひ飲んで。
そんなビールはブリュワリーや取扱店だけでなく、ちかく7月18〜20日に開催される『木屋町サマーフェスティバル2015』でも飲めるとのこと! 上記の3種に加え新たなビールもお披露目される予定なので楽しみ。これからもどんなビールがこの場所で生まれるのか、大注目のブリュワリーです。
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