海外客に向け、”日本”なゲストハウス

2015.6.9 11:53

デザインは大阪のinfixが担当

(写真6枚)

海外からの観光客が大幅に増え、ゲストハウスが次々とオープンする京都。そんななか、元旅館を改装した「DOZEN RYOKAN & CAFE(宿と喫茶 ダース)」(京都府京都市)が5月25日にオープン。海外が持つ日本のイメージを”誇張”させた空間が話題になっています。

まず目に入るのは花街を思わせる真っ赤な提灯。11の客室には歌舞伎、将棋、相撲、お祭りなどテーマごとに、部屋のあしらいが変化。例えば、忍者の部屋は、手裏剣が天井に刺さっていたり、茶道の部屋であればお茶の道具を置くなど、ちょっとした遊び心が楽しめます。

部屋は3人〜6人まで宿泊可
部屋は3人〜6人まで宿泊可

「外国人から見てわかりやすい日本というのがコンセプトです」とは、こちらのオーナーである不動産業を営む服部浩之さん。仕事をしていく上で次々と古い趣のある建物が消えていく姿を見て、昔のままの姿をできるだけ残したいと思ったことが、この元旅館を選ぶきっかけになったとか。「町屋に住んでみて、寒い時は寒かったり、暑い時は暑かったり・・・と肌で季節感を感じられるのはやはりいいな、体に合うなって実感できたんです。客室は、あしらい以外はほとんどそのままなので、昔ながらの日本家屋を味わってもらえたらと思っています」と、部屋もゲストハウスながらも布団スタイルに。

場所は京都駅近くという便利さもあり、宿泊するのは外国人がほとんどだそうですが、日本人から見てもちょっとしたテーマパーク感を楽しめますよ。

「DOZEN RYOKAN & CAFE」

2015年5月25日OPEN
住所:京都市下京区笹屋町270
電話:075-365-5110
料金:1室10,000円〜

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