大阪ミナミで愛された書店「心斎橋アセンス」が、３月31日をもって一時閉店することになりました。
心斎橋筋のど真ん中に位置する好立地に加え、美術書などのマニアックな品揃えでファンの多い同店。オープンしたのは1986年で、当時はまだ珍しかった美術書や洋書を扱う書店として、クリエイターや芸術系の学生たちに重宝されてきました。

今回、入居しているビルの建て替えに伴い、隣接する絵本専門店［ARDOUR（アーダ）］、雑貨のセレクトショップ［ABIRTH（アバース）］と共にいったん閉店することに。
閉店後は、コミック中心の［アセンスアメリカ村店］の３階にアートフロアを新設し、一部の商品を取り扱うとのことで、ファンにとってはひとまず安心。さらに２階では「読むことを楽しむ」というスタイルで”食べる”、”たしなむ”、”学ぶ”などをテーマにセレクトコーナーを検討中だとか。一般書にコミックも含めた棚作りになるとあって、アメ村店らしいセンスが期待できます。
また心斎橋店については梅沢店長曰く、「ビルの立て替え後にどのようなカタチで入店するか、いろいろ考えています」とのこと。先月、京都［ガケ書房］が４月１日から［ホホホ座］として再スタートするように、独自の路線を打ち出した個性派書店がこれからも注目です。［アセンス］をはじめ、今後の動向に期待しましょう。