古田新太、35年目で「ついにネタが…」

左から、いのうえひでのり、橋本じゅん、古田新太、賀来賢人。
重厚な時代劇からメタル色の強い音楽劇まで、様々なエンタメ芝居を贈る「劇団☆新感線」。大阪で結成してから35周年を記念する公演『五右衛門 vs 轟天』は、劇団屈指の人気キャラ、石川五右衛門と剣轟天のW主演! いなせな盗賊とド変態の武闘家の初対決に心が踊るこの公演の会見が、劇団主宰&演出のいのうえひでのり、五右衛門役の古田新太、轟天役の橋本じゅん、そして新感線初登場の賀来賢人の顔合わせで行われた。
五右衛門のどんでん返しが爽快で、2013年に行われたシリーズ3作目の『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』では劇団史上最大となる約13万人を動員。はたまた破天荒なヒーローぶりがおバカで憎めない轟天は、『直撃!ドラゴンロック3〜轟天対エイリアン』以来、実に10年ぶりの復活となる。その二人の対決というのは・・・。
いのうえ 「轟天が五右衛門の時代(1600年頃)にタイムスリップしてドタバタするという、あまり内容のない話。30周年公演の時は頑張り過ぎてケガ人が出たので(笑)、今回は安全面も配慮しつつドタバタをちゃんとやりたいです」
橋本 「30周年の時に頑張り過ぎたので(註:橋本はケガで途中降板)、今回は頑張らないようにして、その中で何が面白いかを見つけたい。すべては大千秋楽の幕を下ろすことが再優先です」
古田 「過去の遺物に頼るとか、35年目でついにネタがなくなったかと(笑)。賢人がいるんで、ちょっとは新しい風が吹くかなあ? あとは真新しいものは何ひとつありません」
賀来 「初参加がオールスター公演ですが、もう付いていくしかないなと。新感線は役者が憧れる場所で、同年代の役者が出ているのを観て悔しい思いをしていました。僕が観たこともない芝居をやられている劇団なので、すごく楽しみです」
五右衛門と轟天には、演じる2人からこんな言葉が。
古田 「轟天は変態というキャラが立ってるけど、五右衛門は意外に”かしこ”。スーパー脇役で、最後にオイシイところを持っていくという役割です」
橋本 「面白い役と言われるけど、全部いのうえさんの中から出てきたもので・・・」
古田 「いや、アレはほぼあなただよ(一同笑)」
橋本 「・・・ということらしいけど(笑)。いい大人がこんなアホな芝居をしていること自体が、見どころだと思います」

この「いい大人がこんな芝居」の部分が、いのうえには重要なんだそう。
いのうえ 「昔はドタバタやってた先輩たちが、どんどんいい芝居になっていくのを見てきたけど、自分たちはどこまでアゲインストでいられるのか? と。今回は全体的には、ドタバタに対するチャレンジみたいな所があるかな」
五右衛門と轟天、いや新感線自体を知らなくても、ノンストップのギャグ&ノリノリの音楽で楽しめるはずの『五右衛門 vs 轟天』は、3月29日(日)チケット発売。
取材・文/吉永美和子
劇団☆新感線35周年 オールスターチャンピオンまつり 『五右衛門 vs 轟天』
日程:5月27日(水)~6月30日(火)
会場:シアターBRAVA!
料金:S席12,000円、A席10,800円、ヤングチケット2,000円(22歳以下限定)※全席指定
電話:0570-200-888(キョードーインフォメーション/10:00〜18:00)
※チケット発売日:3月29日(日)
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