演劇ブームを関西から再び!

2014.12.30 10:00
(写真13枚)

西岡:それって、宣伝はサボっても、クオリティは下げないの?

Lmaga.jp:頑張らなくていいならば、20人と100人、どっちがいいってことなんでしょう?

上田:そりゃ、来れば来るほどうれしいですよ。稽古はしっかりしますし、そこへの努力なら惜しまない。芸術家・職人タイプになりつつあるってことかな。

西岡:実際、3,000円とか5,000円払って見る価値のある劇団て、関西にどれくらいあるのか知りたい。映画は「1,800円高い!」って言われている時代でしょ。広告の人間としては、“費用対効果”はどうなのか。価格分の満足感が提供できているかどうかが気になる。

鳥井:うーん。私、「関西小劇場が元気ない」とは思ってないんですけど、“見せ物”として成立してるカンパニーって、実際は少ないかな。制作として助成金を申請する時に、「誰に見せたいのか」「何をしたいのか」「どんなパワーを持っているのか」を書類で提出するんですけど、客観的に「自分たちがやりたいこと」をちゃんと意識してる人たちはわずか。内輪ノリで終わらないで欲しいな。

野口:助成する側の目線で言うと、名前を知らなくても、申請書の書き方がいいと、もっと知りたい、助成したいと思う。逆に、全項目が埋まっていなかったり、活動内容やねらいが2~3行しか書いてないのは問題外。あと、手書きだと読みづらいこともあるので・・・。

吉永:履歴書は、手書きでっていうじゃない?

野口:うーん。印象に残ることはあるかもしれないけど、どういう環境で仕事してるんだろうって疑問は残りますね。

益山:某大手広告代理店のサラリーマンでもある高瀬さんは、社内の力総動員して資料作ったりするんじゃない?

高瀬:いやいや、ババロワーズはもう2年活動してなくて、来年からまた頑張ろうって腰あげたところ。ウチが「元気がない」(笑)。テレビや広告の業界も「昔は良かった」って言われてるんだけど、結局は“時代の差”かな。視聴率25~30%のオバケ番組があったり、不動の“大スター”が存在してたのは昔。今は、パイが広がった分“小粒”になって、視聴率も10%あればヒット。そもそも“対立構造”、“ライバル関係”みたいなのがなくなったよね。演劇祭で“しのぎを削る”なんて雰囲気もう見ないし、“共存の時代”。平和になったんですよね。

川下:そういえば客演なんていう役者の貸し借りもなかった。最初は「あいつらよりおもしろいモン作ってやる!」ってガチだったし、遊気舎とかピスタチオなんかは、そういう対立を演出してわざと世間に見せてた世代。

星川:結局、比較対象が“勢い”ならその時代には負けるけど、作品のクオリティ自体は、上がりこそすれ下がってはいないんじゃないかな。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本