新垣結衣の追い込みに新鋭監督もタジタジ「ぼそぼそ話すんで」

2014.11.7 15:30

左から大泉洋、新垣結衣、深川監督

(写真2枚)

雨のそぼ降るハロウィンの週末、「ブルク7」(大阪市北区)で行われた映画『トワイライト ささらさや』試写会。その上映前には、ダブル主演を務める新垣結衣と大泉洋、メガホンを取った深川栄洋監督が登壇した。

初の母親役に挑戦した26歳の新垣が、「私はママになったことはないけれど、そのぎこちなさがリアルになったのでは?」と、キャラクターと一緒に成長できたことに自信をのぞかせた一方、初の幽霊役に挑戦した大泉は「全編死んでるっていうのは初めて・・・全編妖怪だったことは2回ほどあるんですけどねぇ」と、まずはひと笑い。

「生きてるのと変わらない元気な幽霊だったから、『ここで若干脈を弱めてみよう』とか、そういう役作りはしてませんし(場内大爆笑!)、どちらかというと、江戸弁を操る落語家としての役作り・・・いや、それよりも新垣結衣さんの旦那さまであるというプレッシャーの方が大きかったですね! 世の男性の妬み嫉みすべてを跳ね返す覚悟で! 決死の覚悟で挑みましたっっ!!」とマックスなテンションで答え、新垣に「サービス精神旺盛ですね」とツッコまれる一幕も。

映画『トワイライト ささらさや』舞台挨拶の様子
映画『トワイライト ささらさや』舞台挨拶の様子

監督は、『洋菓子店コアンドル』や『神様のカルテ』などを手掛け、日本映画の未来を嘱望される深川栄洋。司会者から「やさしく追い込むタイプと聞きますが?」と水を向けられた監督は、「僕、声があまり大きくないので、近くに寄って・・・」とぼそぼそ。大泉が「ぼそぼそ追い込む監督です!」と合いの手を入れると、新垣が「ぼそぼそ話すんで、全然聞き取れなくて・・・えっ? えっ? って何度も聞き返してしまって申し訳なかったです」と反省顔。大泉に「追い込むタイプの主演女優です!」と言われた新垣は、慌てて「最近、取材で『囁きの深川監督』って呼ばれてると初めて知ったんです!」と弁明するも、監督は「囁かせてもらえなかった・・・」と、ガックリ肩を落としていた。

最後は、大泉からの「新垣結衣を男にしてやってください!!」という、力強くも謎のコメントを受けた新垣が、「見る人ごとに、違うシーンに「グッときた」と感想をいただく作品です。立場や環境によって見方も違うけれど、万人に共感してもらえると思う。それぞれの立場で楽しんでください」としっかり締めくくり、うっかり死んでしまった夫と、その後、すべてを背負って奮闘する妻の役どころそのままの舞台挨拶となった。

取材・写真・文/hime

『トワイライト ささらさや』

2014年11月8日(土)公開
監督:深川栄洋
出演:新垣結衣、大泉洋、ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画

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