向井理×片桐はいりが舞台で姉弟

2013.6.14 13:10

本当の姉弟のように仲の良い2人

(写真2枚)

俳優・向井理が弟役を演じる舞台『小野寺の弟・小野寺の姉』。姉役に片桐はいりを迎え、ハートフルコメディに初挑戦。本物の姉弟さながらに息の合った記者会見に潜入してきました。

片桐:姉と弟の2人暮らしの家に、強烈な映画撮影隊がやってくるという、ドタバタハートフル喜劇です。向井さんとは『ママさんバレーでつかまえて』(NHK/今回の舞台の作・演出の西田征史が手がけたドラマ)でも共演しましたが、とてもしっかりした方なので、弟という感じで可愛がれるタイプではないですね(笑)。ちょっと太い心で「姉」という役割を演じていけたらと思います。

向井:僕は根暗で内弁慶で、しかもズボラという弟の役。ただ今回は、姉とのケンカをどうやって修復するかという、彼からしたらすごく頑張る1日の話です。西田さんの脚本は無駄がなく、いろいろな伏線が集約された時にすごいエネルギーがある。コメディの経験豊富なキャストの方たちから、たくさんのことを勉強していきたいです。

舞台はまだ3作目の向井に対し、片桐は「私は基本、舞台俳優」と言い切るベテラン。その2人に、役者としての演劇の魅力を聞いてみると…。

片桐:一番いいのは、編集されないこと。こちらの思う通りさ、という(笑)。それにお客さんや共演者の波動を、ゴキブリの触覚のようなもので感知しながら…(ここで向井から「いい例えじゃないですね(笑)」とツッコミが)…じゃあ第六感みたいなもの? それをピリピリ感じながら演じるので、体が生き生きしますね。それが気持ちいいです。

舞台、映画と続けて姉弟を演じた2人
舞台、映画と続けて姉弟を演じた2人

向井:台詞を大事にできることです。ドラマ撮影だと、1つの台詞をしゃべったらどんどん次のカットに行くけど、舞台の場合は稽古も含めて、同じ台詞を何百回も言うことになる。それでも公演によって、聞こえ方や自分の気持ちが変わってきたりするのが楽しいです。ただ片桐さんは、こっちが少しでも隙を見せたらすかさずねじ込んできて、全部持っていってしまう女優さんだから、今回はすごいプレッシャーを感じています。

姉らしく率先して質問に応える片桐に、要所で的確なフォロー(あるいはツッコミ)を入れる向井。すでにDNAレベルでのつながりを感じさせるほどのコンビプレーぶりに、舞台への期待がいっそう高まりました。舞台『小野寺の弟 小野寺の姉』は、8月22日(木)からスタートです。お見逃しなく。

取材・文/吉永美和子

「小野寺の弟・小野寺の姉」

日時:2013年8月22日(木)~28日(水)19:00~
※24日=13:00~/18:00~、25・28日=13:00~、26日=14:00~、27日=14:00~/19:00~
会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
料金:9,800円(全席指定)
※未就学児童入場不可
電話:06-6377-3888(梅田芸術劇場)

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