戦地に赴く芸人を演じる木村祐一に訊く

2012.8.2 10:00
(写真3枚)

4月からスタートした、吉本興業100周年記念の舞台『吉本百年物語』。これまで歩んできた100年間を月替わりの12本の芝居として届けるこの舞台は、吉本の芸人だけでなく、国仲涼子、六角精児、中川晃教、南野陽子ほか、スペシャルゲストを交えながら、「笑いの文化」の礎と核心に迫っていく内容だ。間もなく始まる8月公演『わらわし隊、大陸を行く』は、日中戦争勃発後、中国大陸に派遣された出征皇軍慰問隊演芸班が過酷な現実を目の当たりにしながら兵士に笑いを届ける物語。今回出演する木村祐一に、吉本100年の中でも大きな分岐点となる時代、8月公演について話を聞きました。

写真/バンリ

──4月からスタートしました舞台『吉本百年物語』ですが、木村さんにお声がかかったのはいつぐらいですか?

これは4月公演(国仲涼子、陣内智則出演の「大将と御寮ンさん・二人の夢」)の幕が開く前ぐらいに、8月のあたりで出てもらいたいというのはプロデューサーから聞いてたんです。何役をやるのか聞いたのは、ちょうど1カ月くらい前ですかね。

『吉本百年物語8月公演 わらわし隊、大陸を行く』主演の木村祐一
『吉本百年物語8月公演 わらわし隊、大陸を行く』主演の木村祐一

──吉本興業創業100周年記念の舞台ですが、実際100年と聞いたとき、やはり重みみたいなものは感じられますか?

いやぁ、100年続いている企業自体がいったい何社あるんだと。いわゆる製品を生み出している会社ではなく、100年間、笑いだけを売り出して続いているというのは、改めて受け入れてもらってる、必要とされているという責任が生まれますよね。

「吉本百年物語8月公演 わらわし隊、大陸を行く」

脚本:長川千佳子、演出:佐藤幹夫
出演:水野真紀、木村祐一、山内圭哉、里見まさと、河野智宏、藤原光博(リットン調査団)、水野透(リットン調査団)、佐藤正宏、逢坂じゅん、松尾貴史、ほか

2012年8月11日(土)~9月2日(日)
なんばグランド花月(大阪市中央区難波千日前11-6)

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