非オタのための、ももいろクローバーZ入門

2 アクロバティックに“魅せる”パフォーマンス
そして、ももクロの最大の魅力といえば・・・。その楽曲だけに頼らない、全力極まりない一球入魂のライブ・パフォーマンス! 1曲に5曲分くらいありそうな猛烈な運動量を笑顔全開で演じきる健気な姿は、ファンならずとも心打たれるはず。というより、これをやらせている振り付け担当・石川ゆみ、&事務所の鬼っぷりに泣けてくるほど。関節外れんじゃないかと心配になる激しいダンスと海老反りハイジャンプで魅せる「行くぜっ!怪盗少女」、ドリフのオープニングダンス&足をガッツリ広げてがに股で決める“プロレスLOVE”(©武藤敬司)の「Chai Maxx」など、このアクロバティックをほぼ生歌で完遂できるのはももクロちゃん以外にはムリだろう。

そもそもパフォーマンスの基礎は、はっきり言って他のアイドルの比ではない。ヒップホップダンス、新体操、エアロビなど・・・メンバー全員が特技にダンスを挙げる上、数え切れないほどの路上ライブでここまで来たグループである。それに加えて、2009年の全国ツアーでは、ETC割引をフル活用してワゴン車で移動(しかも車中泊!)。1日の最長移動距離はなんと、2270km(東京ー札幌)! 中には1日で福岡から神戸を経由し、東京に戻ってくる(もちろん各地でライブあり)という超過酷なスケジュールもこなすなど、ツアーでグループの結束力と体力を培ってきた過程がある。アイドルはおろか、メジャーのロックバンドですら相手じゃないのだ。

そして、ライブのMCで煽る「ここが、この場所が、アイドル界のど真ん中だ!」というセリフ。これはプロレスファンにはおなじみ、WJ旗揚げ時の長州力の名言からだが、もちろん10代の彼女たちが知っているわけがない。一説にはマネージャー氏の発案とも言われているが、ダンスの振り付け、PVのモチーフ、そして細かなキャラクター作りにおけるスタッフたちの、「悪ノリのセンスの良さ」は賞賛モノ。“可愛い”だけしか評論軸を持たず、いち早くアイドルからアーティストへの脱皮を目論む他のグループと違い、ももクロちゃんはアイドルというアートフォームの中で“魅せる”ってことの意味を体現してくれているのだ(無意識かもしれないけど・・・)。
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