朝海ひかる「いつもと間逆でキモチ悪い」

2011.5.27 12:00

舞台『6月のビターオレンジ』記者会見に出席した朝海ひかる

(写真2枚)

7月に「森ノ宮ピロティホール」(大阪市中央区)で上演される、朝海ひかるが怪しい婚約者を演じる舞台『6月のビターオレンジ』。朝海は「ベルサイユのばら」でオスカル役も務めた元宝塚歌劇団のトップスター。退団後も舞台「ローマの休日」に主演するなど、華のある存在感で注目を集めている実力派女優のひとりだ。

公演に先立ち、大阪市内でおこなわれた記者会見に出席した朝海は、「演出家からは何を考えているのか分からないように演じて、と。お客さまに気持ちを伝えない演技というのは、いつもと間逆の作業なので演じていてとてもキモチが悪い」と笑いつつ、今までにない姿に期待して欲しいとコメント。年の差婚については「心が落ち着く」とまんざらでもない様子。劇中では、30歳差のラブシーンも披露するという。

本作は作・演出を務める人気演出家G2の最新作で、NEWSの加藤成亮と、15年ぶりの舞台出演も話題のTOKIOの城島茂が、余命1カ月である開業医の2人の息子役で主演するホームコメディだ。兄弟は父の婚約者として突如現れた、朝海演じる謎の女性の正体を暴こうと大奮闘。一方で、問題解決のために2人は自らのコンプレックスに向き合う必要があり、物語にはシリアスなシーンも盛り込まれる。

劇中では、30歳差のラブシーンも披露するという朝海ひかる
劇中では、30歳差のラブシーンも披露するという朝海ひかる

「ただの喜劇じゃないところがG2作品の魅力。最後にストンと力が抜ける心地よさがある。ひと皮むけた登場人物たちの姿がお客さまにどう映るのか、楽しみですね」と語る朝海は、何役ものエキストラにも挑戦。場合によっては、退団後初となる男役を演じる可能性もあるだけに、ファンならずともこの七変化は見もの。謎解きの行方と併せてお見逃しなく!

取材・文・写真/石橋法子

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