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カメリア・マキの魔女占い

Profile

カメリア・マキ・ダークムーン

『SAVVY』誌では創刊時よりホロスコープを担当。アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名・Darkmoonを受けた日本人初の魔女。池袋コミュニティカレッジで魔女学の講師を務めた後、現在北海道でカルチャースクール講師、弟子の養成にあたる。著書に『魔女のメッセージ』などがある。

魔女の近況2025.4.1 Update

芸能界やメディアの内幕が不祥事として報道され、トップが辞職するという事態も。

 

1970年代からイベントなどを通じて業界と付き合いのあった私から見ると、

 

『何を今更』という印象と、『まだそんなことやってるのか』という感慨しきり。

 

その昔、日本にも社会全体が女性の活動を職業として認めないという時代があった。

 

 

企業の面接で、『うちは大卒の女性は歓迎しないから、高卒扱いと給与待遇なら採用します』と

言われたり、『女性は若い人を順次採用したいので、定年は25歳です。それまでに結婚して

 

退社してくださいね』なんて言う企業もあった。

 

今なら重大な社会的コンプライアンス違反として告発されても不思議ではないけれど、

 

それが当時の上場企業の現実だった。

 

思えば50年の間に、日本の企業は国際社会に進出し、同時に世界的モラルを意識しなければ

 

世界の文明国と肩を並べることはできなくなった。

 

でも、人間の意識は経済成長や科学技術ほどには急速には進化しないものらしい。

 

若いときに学び、その中で育ち、成長して来た経験は、そう簡単に変えられない・・・と

 

思う人が未だに多く、それをよしとする背景が、今回のトラブルの根にあるように思える。

 

自分の若き日の経験なんて、今の時代の人にはまったく通用しないと、

 

人はなぜ気づけないのだろう。

 

時代を超えて伝える価値のあるものは個人的経験ではなく、知識と学識の蓄積だけではないのだろうか。

 

そして、私が人類の伝承の一部を次の時代に伝える役割を担うことができるなら、

 

それは名を挙げ、残すことよりある意味幸せなことであり、

 

この世に生まれた役割と言ってもいいのではないかと

 

昨夜からまた積もった雪を見ながら思う、今日この頃。

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