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カメリア・マキの魔女占い

Profile

カメリア・マキ・ダークムーン

『SAVVY』誌では創刊時よりホロスコープを担当。アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名・Darkmoonを受けた日本人初の魔女。池袋コミュニティカレッジで魔女学の講師を務めた後、現在北海道でカルチャースクール講師、弟子の養成にあたる。著書に『魔女のメッセージ』などがある。

魔女の近況2019.12.18 Update

新居で初めての冬。とにかく広い北海道では、同じ市でも地域によって随分習慣や暮らし方が違う。今までいた郊外の町では、「女性が屋根に上るなんて、とんでもない。地域の男手や業者に依頼を」というスタイルだったけれど、今度の街では「物置の屋根の雪降ろし? 自分でやったら安上がりだよ」というノリ。というわけで、人生初体験の「屋根の雪降ろし」にチャレンジ。屋根に上がるときは、ひとりでやらない、誰かに見ていてもらうのが万一に備える原則なので、たまたま玄関の工事に来てもらっていた業者さんがいるうちに、「今からおろすから、見ててー」とお願いすると、「いいよー」と快諾。雪山をかきわけ物置にたどり着き、はしごをかけ、登っているうちに段々足が震えてくる。たかが物置、でも屋根までたどり着くと結構高い。積もった雪は約30センチ。でも、手をかける場所がない。「先に上まで登るんだよー、屋根の上に足かけてー」と下ではしごを支えてくれてるおじさんから激励。はしごから手を離し、屋根に一歩踏み出した途端、すべったーーー! 前に倒れないと落下する状態なので、頭から積もった雪の中に突っ込む。思わず「ぎゃ゛ーー」と叫んだみたいで、もがいているうちに2メートル四方くらいの屋根の雪はその段階で大半が落ちてたようだけれど、とりあえず気を取り直して立ち上がり、端の方からスコップでそろそろ落とす。よっぽどすごい声を出したみたいで、上から見てみれば近所の人が何人か集まってきてた。膝ガクガクのままはしごを降りるけれど、誰も笑わず、「うんうん、できた、できた」とうなずいているだけ。この間、約10分。これを東京でやったら新聞に載せられるだろうなーと頭の隅で思いつつ、私が何の仕事やっているのか、誰も知らないこの地では、とりあえず一件落着の顛末でした。随分長く生きてるつもりだけれど、私のまだ知らない景色と経験が、この地にはあるようです。

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