占い

カメリア・マキの魔女占い

Profile

カメリア・マキ・ダークムーン

『SAVVY』誌では創刊時よりホロスコープを担当。アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名・Darkmoonを受けた日本人初の魔女。池袋コミュニティカレッジで魔女学の講師を務めた後、現在北海道でカルチャースクール講師、弟子の養成にあたる。著書に『魔女のメッセージ』などがある。

魔女の近況2020.4.1 Update

占いとは未来を見るもの。愚痴の聞き役やお客に都合のいいことだけを語るものではありません。ときには嫌われ、怒られることを現場で言うこともあります。それでも未来を知ることで、辛さを受け入れ、前向きに受け止められるようになることも含めて、心ときめく運命の語り手になれると信じて仕事をしてきたつもりだけれど、私の信念は空しかったのか。人は未来を知ることを求めてなんかいないのではないかと思えてしまう、今日この頃。傷ついた心を癒やすのは、四季の移り変わりと何より大自然との触れ合い。
もやもやとやりきれない思いをリセットするべく、出かけたのは郊外の農場。ローカル線で一両だけの列車は、電車ではなく汽車。出発から数駅を過ぎたあたりから住宅はまばらになり、広がるのは田園地帯。線路のすぐ近くの畑に点々といる、白い鳥。ハト?いや、もっと大きい。駅に停車したとき、よくよく見たら、ハクチョウでした。その数、数十羽。まもなく北に帰るこの時期、雪が溶け始めた畑でひたすらお食事の真っ最中。車内にいる人はめずらしくもないのか、それとも気がついてないのか? スマホ見てるか、グループで盛り上がっている。カメラを向けている人はひとりもいない。私は写真を撮ることも忘れて、列車が動き出してからも、振り返ってずーっと見てました。みんな丸々と太って、つやつやの白い羽毛が微風になびく。お腹いっぱいになったのか、畑に寝転ぶ個体もいる。いっぱい食べて、元気でシベリアに帰り、この冬もまた北海道に戻ってきてね。本州にこんな地域があったら、撮影したい人が殺到し、畑を踏み荒らし、のんびり食事なんてしているどころじゃないかも。この風景が自然であり、この地の日常であるなら、いつまでもこのままでと願わずにはいられません。だから路線と駅名は書きません。間もなく目的地。人生初の「農女」体験に挑む、私の運命やいかに。続編はまた次週で。

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