密かに人気…京都大学・名建築で「異世界フレンチ」、ランチタイムは10種以上の“スイーツ食べ放題”も

2026.10.16 06:30

「レストラン ラ トゥール」のシャリオデセール(デザートワゴン)

(写真9枚)

「京都大学(以下:京大)」(京都市左京区)のシンボル的な近代建築「時計台」。実はその中に密かにある、正統派フレンチレストランが、10月9日にリニューアルオープンをしている。

■ 新たなサービスで楽しめるのは?

フレンチレストランがあるのは、「京大」正門玄関の正面に建つ「京都大学百周年時計台記念館」1階。「時計台」は、同大学の建築学科初代教授であり、「関西建築界の父」と称される武田五一氏が設計し、大正14年(1925年)に完成した名前のとおり時計台がある建物だ。2003年に「京都大学百周年時計台記念館」として改修されたタイミングで、「レストラン ラ トゥール」は開業した。

「京都大学」百周年時計台記念館1階に入る「レストラン ラ トゥール」
「京都大学百周年時計台記念館」1階に入る「レストラン ラ トゥール」

店内は印象的なレトロな照明、テーブルにはピシッとクロスが敷かれ、京都・六兵衛窯の飾り皿と高級カトラリーが並ぶ。しかし、ふと窓の外に目をやると、京大生が歩き、大道芸の練習をしたり、何やら懸命に拡声器を通して演説をししている様子も…そんななんとも不思議なロケーションでいただくのは、伝統的なフレンチのコースだ。

「レストラン ラ トゥール」店内には、レトロデザインの照明。外には京大生が歩く様子も
「レストラン ラ トゥール」店内には、レトロデザインの照明。外には京大生が歩く様子も

これまでも研究者や企業人、京大生や教授、地域住民を中心に利用されてきたが、ほかのレストランにはない立地と料理内容から、大学を利用しない一般の人たちからも密かに人気があったという。そんな同店、今回のリニューアルの目玉は、レストランディレクターとの会話によるサービスが新たに誕生したということだ。

「レストラン ラ トゥール」店内
「レストラン ラ トゥール」店内

ランチタイムは、デザートワゴン(シャリオデセール)にならぶ10種類以上のケーキやソルベ、焼き菓子の説明を聞きながらスイーツを好きなだけ選ぶことができる。季節ごとに異なるメニューが用意され、全て店内厨房で丁寧に作られており、芸術的な皿盛りで運ばれてくるスイーツは舌だけでなく目も楽しませてくれる。

シャリオデセールの様子。引き出しにカヌレやマカロンなどの焼き菓子がイン
シャリオデセールの様子。引き出しにカヌレやマカロンなどの焼き菓子がイン
「レストラン ラ トゥール」のデセール
「レストラン ラ トゥール」のデセール

また、ディナータイムは、肉料理や魚料理を目の前で切り分け、皿に盛り付けて提供する「デクパージュ」、そして度数の高いお酒に火をつけて風味づけする「フランバージュ」など、ライブ感のある演出で楽しませてくれる。

「レストラン ラ トゥール」ディナーでのデクパージュの様子
「レストラン ラ トゥール」ディナーでのデクパージュの様子

同店を運営する「円居(まどい)」の代表取締役社長・伊藤文彰さんは。「料理が厨房からテーブルに運ばれて終わりではなく、お客様の前で最後の仕上げがおこなわれる。そこに大きな魅力があると思っています。レストランを出るときには『おいしかった』だけでなく、『楽しかった』『明日もがんばろう』などと元気になっていただくことが、レストランの役割だと考えています」と力を込めた。

「円居」代表取締役社長・伊藤文彰氏
「円居」代表取締役社長・伊藤文彰氏

「レストラン ラ トゥール」は10月9日にリニューアルオープン。ランチコース1万1000円、ディナーコース1万6500円(メインの魚と肉がつく正統派コース、税サ込)。火・水曜休(祝祭日は営業)。個室あり。

戻り鰹と京都産野菜のガルグイユ
戻り鰹と京都産野菜のガルグイユ(ランチコースより)

ほか予約などの詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/太田浩子

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