桐谷健太、5年ぶりの舞台は“生身のドッペルゲンガー”が現れる?「舞台でしか味わえないイリュージョン」

13時間前

『聖地X』の会見に登場した桐谷健太(10月7日、大阪市内)

(写真4枚)

数々の映像作品で主演を務めるだけでなく、「au」のCMの浦島太郎でも知られている俳優・桐谷健太。SFコメディ『聖地X』で、5年ぶりに演劇の舞台に立つ。

10月7日に大阪でおこなわれた会見に桐谷が出席し、SFながらも現実にありそうな部分と、舞台だからこそ感じられるイリュージョンの魅力を語った。

■「興味を持ったことにグイグイ行く」自身との共通点

『聖地X』は、SFや怪談などを題材にした舞台を数多く発表し、本作や『散歩する侵略者』など映画化された作品も多い、劇作家・演出家の前川知大による代表作の一つ。

田舎町の家で暮らす輝夫(桐谷)のもとに、結婚していた妹が東京から戻ってくる。彼女の夫も後を追ってやってくるが、まったく同じときに彼の姿が東京でも目撃され、輝夫はその謎を解き明かそうとする、というストーリーだ。

この作品で扱われるのは、自分とそっくりな人間が、別の場所に同時に存在するオカルト現象・ドッペルゲンガー。

桐谷自身は「ドッペルゲンガーの経験はないです」と語りつつ、「この話の根っこにあるのは、人間の思い込みとか信じる力。はたから見て勘違いと思われることでも、その人が『本物だ』と信じ込めたら、その人のなかで『本物』になるということは、実際にありうるかもしれないと感じます」と、意外と現実から遠い話ではないと語る。

『聖地X』の会見に登場した桐谷健太(10月7日、大阪市内)
『聖地X』の会見に登場。田舎町の家で暮らす輝夫を演じる桐谷健太(10月7日、大阪市内)

桐谷が演じる輝夫は、親の遺産で働かずに暮らしている、今風に言えば高等遊民。とはいえ、「興味を持ったことにグイグイ行くところは、自分に近しい」と共通点を語る。

「好奇心が旺盛で、興味があることには面白半分どころか『面白全部』で入っていく。こういう役を演じるのは初めてですけど、(演出の)前川さんに、僕が台本を読んだとき『すごくイメージができた』と言っていただけて。それがすごく嬉しかったし、やりがいを感じています」と、前のめりで役作りに励んでいるそうだ。

『聖地X』の会見に登場した桐谷健太(10月7日、大阪市内)
『聖地X』の会見に登場した桐谷健太(10月7日、大阪市内)

■「生身の力を使う、ある種時代に逆行している原始の力」

1人の人間が、違う場所に同時に現れる。今の映像技術なら簡単に表現できる現象を、あえてアナログで見せきってしまうのが、今回の見どころの一つだ。

「生身の力を使ってやっていく、ある種、時代に逆行している原始の力というのは、舞台でしか味わえない。特に今回の舞台は『そうやって行っちゃうんだ?!』って驚くような見せ方がたくさんあって、イリュージョンですよね。みんなで同じ夢を見られるというおもしろさが、舞台ってあるんだなと思います」と、改めて演劇の持つ力を感じているという。

『聖地X』の会見に登場した桐谷健太(10月7日、大阪市内)
『聖地X』の会見に登場した桐谷健太(10月7日、大阪市内)

最後に、「稽古しながら、どんどんいい作品が仕上がってきている感覚があります。不思議でおもしろい世界にどっぷり浸って、楽しんでいただきたいです」と、観劇を呼びかけた。

桐谷以外には、和希そら、浜田信也、こがけん、村岡希美、馬渕英里何などが出演。11月の東京公演を経て、大阪公演は12月5日~7日に「COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール」(大阪市中央区)にて。

チケットは1万1500円で、11月8日から発売開始。大阪のあとは、香川でも公演が予定されている。

取材・文・写真/吉永美和子

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』

日程:2026年12月5日(土) ~7日(月)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
料金:11,500円(全席指定)
一般発売日:2026年11月8日(日)10:00
電話:キョードーインフォメーション 0570-200-888(12:00〜17:00 ※土日・祝除く)

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