名店の味を継ぐ…“私たちの使命”と大阪で「今屋のハンバーガー」を開業、連日夕方前に完売の盛況ぶり

5時間前

「ミックスエッグ」(750円)手作りハンバーグ、ソーセージ、玉子を贅沢にサンドした人気メニュー(Lmaga.jp撮影)

(写真10枚)

大阪・日本橋にオープンし、連日夕方前には完売となっている「今屋のハンバーガー大阪1号店」(大阪市中央区)。福岡の本店は80代の店主が1人で切り盛りし、国内外から多くの客が訪れる名店として知られ、そのレジェンドの味を大阪へ受け継いだ店主の思いとは?

■ 大阪出身の夫妻、「今屋のハンバーガー」を開業

「黒門市場」近くにある大阪1号店の目印は、看板にデザインされた愛らしいおじいさんのイラストだ。白帽子と調理服でピースするこのモデルこそ、福岡市にある「今屋のハンバーガー西公園本店」の店主・今崎勝美さんで、店に入るとこのキャラクターを手がけた店主夫妻がオリジナルTシャツ姿で出迎えてくれる。

日本橋エリアの堺筋に面したビル1階奥に入口がある「今屋のハンバーガー大阪1号店」(Lmaga.jp撮影)
日本橋エリアの堺筋に面したビル1階奥に入口がある「今屋のハンバーガー大阪1号店」(Lmaga.jp撮影)

今崎さんからの修了証書が飾られた店内は、本店を模した白黒のチェッカー柄や赤のインテリアが魅力のアメリカンダイナー風で、ホットドッグスタイルの10種のバーガーがスタンバイ。随所に本店へのリスペクトを込めた夫妻は大阪出身で、3~4年前の福岡旅行で今崎さんが作るホットドッグのおいしさと、人柄に惹かれたそう。

10席ほどのイートインができる店内は、白・赤・黒が基調のアメリカンダイナーのような雰囲気(Lmaga.jp撮影)
イートインができる店内は、白・赤・黒が基調のアメリカンダイナーのような雰囲気(Lmaga.jp撮影)

食に関わる仕事をしてきた管理栄養士の妻・ユキさん、そして別業種で働いていた夫・タカユキさんが飲食店を開業するのは初めてだったが、「すごくパンチの効いた味で、きっと大阪でも好かれる」と今崎さんに弟子入りし、福岡で秘伝のソースやハンバーグの作り方など、数週間の修業を積むことになった。

作り置きをせず、大阪の精肉店で毎朝挽いてもらう肉を使った手作りハンバーグーを店内で調理(Lmaga.jp撮影)
作り置きをせず、大阪の精肉店で毎朝挽いてもらう肉を使った手作りハンバーグを店内で調理(Lmaga.jp撮影)

■ 自称・宇宙人!?店主のこだわりを習得

今年6月で81歳になる今崎さんは自身を「宇宙人」と言うなど、ユーモアあふれる人柄でお客を魅了。タカユキさんは「(今崎さんは)声をかけられると、お客さんかと思ってすぐさまピースをして振り返ったり、とにかくかわいいんです」といい、「修業初日は、フランクフルトがジャバラ状になるよう、細かい切り込み作業を30分くらい一緒にしましたが、ずっとスムージーの話をして『健康のために飲んだほうがいいよ』と言ってくれたり」と、振り返る。

福岡にある「今屋のハンバーガー」の店主・今崎勝美さん
福岡にある「今屋のハンバーガー」の店主・今崎勝美さん

とは言え、約50年の営業をひとりで続けてきたレジェンドの味を習得するのは容易ではなく、奥さんは「今崎さんの感覚で作られているのでマニュアルがなく…見て覚えるしかないんですよね。特に作ったソースは大阪に持って帰って『この味を忘れないように』と、何度も味見していました」。

ソース作りにも時間をかける(Lmaga.jp撮影)
ソース作りにも時間をかける(Lmaga.jp撮影)

その本店の味を再現すべく、大阪店でも福岡から取り寄せる調味料などを使い、1時間半ほど火加減に気をつけて炊いたソースは、3日間寝かせるなど手間ひまかけて、まろやかさと味のバランスに注力している。今崎さんからは今でも「ソースはどう?その日によって(酸味と甘味が)違ってくるから」との言葉がかけられるそう。

パンなどの焼き方にもこだわる(Lmaga.jp撮影)
パンなどの焼き方にもこだわる(Lmaga.jp撮影)

また、今崎さんこだわりの「パンはカリカリに」を大切に、大阪のパン店に特注したドッグパンを2度焼きするのもポイントで、「『有名店の名前を借りて…』と思う方もいるかもしれませんが、基本に忠実に、再現性にこだわっているので、食べてもらったらそれが伝わるのでは」。福岡出身のお客が訪れ際は「懐かしい味を大阪で食べられた」と喜んでもらえたそう。

「ミックスエッグ」(750円)手作りハンバーグ、ソーセージ、玉子を贅沢にサンドした人気メニュー(Lmaga.jp撮影)
「ミックスエッグ」(750円)は、ボリューミーで食べ応え抜群(Lmaga.jp撮影)

福岡の本店は販売状況や天候での臨時休業など、何度訪れても食べられない人も多いといい、「『今屋のハンバーガー』の味を広めるのが、私たちの使命。本店を知って大阪店にも来てもらったり、大阪店をきっかけに本店にも行ってもらえたらうれしいですね」。開業を喜び、「身体に気をつけて」と福岡から応援してくれる師匠とともに、大阪から伝統の味を発信していく。

ハンバーグ&ソーセージがサンドされた「ミックス」メニュー、ジューシーなフランクフルト入りなど、10種のホットドッグやバーガーが揃い、ドリンクとのセットも◎(Lmaga.jp撮影)
ハンバーグ&ソーセージがサンドされた「ミックス」メニュー、ジューシーなフランクフルト入りなど、10種のホットドッグやバーガーが揃い、ドリンクとのセットも◎(Lmaga.jp撮影)

「今屋のハンバーガー大阪1号店」の営業は11時~売り切れ次第終了。月・木曜休(祝日の場合は営業、翌日休)。ほか詳細は公式サイトにて。

店内にはユキさんがデザインしたキャップの展示も(Lmaga.jp撮影)
店内にはユキさんがデザインしたキャップの展示も(Lmaga.jp撮影)

取材・文/塩屋薫  撮影/Lmaga.jp編集部

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