万博の「アフリカンレストラン」が熱気そのまま復活、“全200席”の大バコで大阪・アメ村に

3時間前

「五感で感じる、モダン・アフリカの鼓動」がコンセプトの「PANAF’ African Restaurant&Club」

(写真15枚)

2025年に開催され、約2558万人を動員した『大阪・関西万博』。その会場で連日行列が絶えなかった人気レストランの「アフリカンダイニングホール PANAF’(パナフ)」が復活。3月24日、新たにオープンした。

再出発の地は、ファッションや音楽の発信地でもある大阪・心斎橋。万博で多くの人の心を動かした美食とあの熱狂にふたたび出合えるのか。グランドオープンに先駆けたイベントでの様子を、ひと足先にレポートする。

「PANAF’ African Restaurant&Club」がオープンする、アメリカ村の「心斎橋BIGSTEP(ビッグステップ)
「PANAF’ African Restaurant&Club」がオープンする、アメリカ村の「心斎橋BIGSTEP(ビッグステップ)

■ まるで万博がそこに!機材もメンバーも心斎橋に再集結

「PANAF’ African Restaurant & Club」がオープンしたのはアメリカ村の象徴「心斎橋ビッグステップ」(大阪市中央区)の7階。ワンフロアすべてが「PANAF’」で、全200席、テラスありの開放的な空間が広がる。

写真はテラス席。店内はバーカウンターから大きなテーブル、ソファ席まであらゆる楽しみ方ができる客席が

入店すると、まず店内のつくりに驚く。万博会場で数々のお客を魅了した空間が装い新たに再現されているのだ。照明や調度品は8割ほど万博会場で使用されていたものがそのまま使われており、万博現地に訪れたことのある人なら、見覚えのある壁画や布、ソファに思い出を呼び起こされる。

万博の「アフリカンダイニングホール PANAF’(パナフ)」(5月14日撮影)

万博終了後に日本に残ったスタッフも多数運営に関わっており、単なるコンセプトの継承にとどまらない、まさに万博のレガシーを継承した形になっている。

万博で多くの人に好評いただいたことをきっかけに、せっかく築いたものを半年で終わらせるのはもったいないと、店舗という形で復活に向けてはたらきかけ、オープンに至ったそうだ。

スタッフが着用するカラフルなユニフォームは、西アフリカの「パーニュ」と呼ばれるプリント生地。メニューブックに使用されている布地は、ガーナの伝統的な織物「ケンテ」をモチーフにしたものだそう
スタッフが着用するカラフルなユニフォームは、西アフリカの「パーニュ」と呼ばれるプリント生地。メニューブックに使用されている布地は、ガーナの伝統的な織物「ケンテ」をモチーフにしたものだそう

■ 万博で虜になったあのフードも、ビールも!お得なランチも

万博会場では月替わりのメニューが数種提供される形式だったが、新「PANAF’」ではさらにパワーアップ。アフリカ6地域の食文化を網羅したモダン・アフリカンメニューを、フードだけで70種超、ドリンクもPANAF’オリジナル含め40種超をラインアップする。この規模とメニュー数でアフリカ全土の食文化をカバーするレストランはアジアでほぼ初めてとのことだ。

どの料理も日本展開用にアレンジを加えず、現地レシピのままで作られる。しかし不思議と舌になじむ味わいばかりで、素直においしい。万博で話題になったビールももちろんメニュー入り
どの料理も日本展開用にアレンジを加えず、現地レシピのままで作られる。しかし不思議と舌になじむ味わいばかりで、素直においしい。万博で話題になったビールももちろんメニュー入り

ランチタイムにはリーズナブルにメニューを楽しめるので狙い目。メイン料理1品+サラダ・スープバー+ドリンク1杯で2800円(税別)の価格での提供だ。ディナータイムでは同じボリュームのメイン料理一品で2800円前後なので、サイドディッシュ分がお得になる。

万博会場で1万食提供された、ピーナッツバターのビーフシチュー「マフェ」ももちろんメニューに加わっている。

万博で大人気だった、西アフリカの国々で愛されるピーナッツバターのビーフシチュー「マフェ」(2800円)。ランチはサラダバー、スープ、ドリンク付
万博で大人気だった、西アフリカの国々で愛されるピーナッツバターのビーフシチュー「マフェ」(2800円)。ランチはサラダバー、スープ、ドリンク付

「マフェ」はバターのコクがしっかり香り、ごはんと相性バッチリ。トマトの風味のおかげで最後まで食べ飽きない。「チェブヤップ」はやわらかいお肉がゴロゴロと入る、食べごたえがある炊き込みごはん。アジア料理系のピラフとは一線を画す風味が新鮮で食欲をそそる。

セネガル共和国の家庭料理で、牛肉と野菜を煮込み、そのスープで※を炊き合わせた「チェブヤップ」(2800円)。ランチはサラダバー、スープ、ドリンク付

どの料理もかなりボリューム満点だが、添えられた副菜が角度の違う味わいを足してくれるので、ひと皿で幅広い楽しみ方ができ、食べ進めやすい。ガツンとパンチのある味わいは、気温の高い国らしい、元気が出る食事だ。

ランチタイムに嬉しいサラダ・スープバーには、食べ慣れたスタンダードなものからクスクスやハリラスープなどが並び、色々食べられるのが嬉しい
ランチタイムに嬉しいサラダ・スープバーには、食べ慣れたスタンダードなものからクスクスやハリラスープなどが並び、色々食べられるのが嬉しい

意外にも日本人にもなじみやすい味ばかりのアフリカ料理だが、ピザやパスタをアフリカンスタイルにアレンジしたものなど、ハードルの低いメニューも多数ある。お子様ランチもあり、エビフライやオムライスなど家族連れでも利用しやすいのもうれしい。

ランチタイムに嬉しいサラダ・スープバーには、食べ慣れたスタンダードなものからクスクスやハリラスープなどが並び、色々食べられるのが嬉しい
ランチタイムに嬉しいサラダ・スープバーには、食べ慣れたスタンダードなものからクスクスやハリラスープなどが並び、色々食べられるのが嬉しい

■ 毎日の生演奏に週末はナイトクラブ…五感で感じるモダン・アフリカ

「PANAF’」のコンセプトは、「五感で感じる、モダン・アフリカの鼓動」。店内ではアフリカンミュージシャンによるジャンベやバラフォンの生演奏が毎日披露される(時間不定期だが、食事中に1回は楽しめるようランダムに実施)。

金・土曜日の夜は23時から翌5時までクラブ営業をおこない、アフロビーツで踊れるエネルギッシュなナイトクラブに変貌する(4月以降に開始予定)
金・土曜日の夜は23時から翌5時までクラブ営業をおこない、アフロビーツで踊れるエネルギッシュなナイトクラブに変貌する(4月以降に開始予定)

何より、スタッフの方々の笑顔や交わす言葉、身につけている制服や調度品など、食にとどまらずあらゆる面でアフリカの文化を感じることができる。それでいて、スタッフの8割以上は日本語で会話できるため、コミュニケーションはスムーズだ。

気さくなスタッフさんたちとの会話も楽しい
気さくなスタッフさんたちとの会話も楽しい

料理のクオリティの高さはもちろんのこと、場所やスタッフのポジティブなエネルギーと文化的な魅力がぎゅっと詰まった「PANAF’」、行くと元気をもらえること間違いなしだ。

左が万博会場でジャンベを演奏していたことが縁で店長に就任した木山実樹さん。おすすめメニューはコートジボワールの伝統料理である「アチェケ」とのこと。入荷していない時期もあるため、要確認
左が万博会場でジャンベを演奏していたことが縁で店長に就任した木山実樹さん。おすすめメニューはコートジボワールの伝統料理である「アチェケ」とのこと。入荷していない時期もあるため、要確認

■ 日本にいながら、五感を通してアフリカの魅力に触れる

今後は、各地域をさらに知ることのできるフェアやイベントを行っていく予定とのこと。夏にはビアガーデンをひらくそうで、夏に似合う料理がテラス席で楽しめるのは今から楽しみの一言だ。

テラス席にて。オリジナルソフトドリンクの「ビサップ」「バオバブ」(各700円)
テラス席にて。オリジナルソフトドリンクの「ビサップ」「バオバブ」(各700円)

案内してくれた店長の木山実樹さんは、「アフリカは、実は他の国に負けないほど洗練された文化を持っている国です。食や音楽、アートを通して現代アフリカの魅力に触れてみて欲しいです」と笑顔でコメントした。

「PANAF’ African Restaurant&Club(パナフ アフリカンレストラン&クラブ)」は、2026年3月24日オープン。心斎橋ビッグステップの7階で、営業時間は11:00〜23:00、LO22:00(金土のみ23:00〜翌5:00クラブ営業、実施は4月以降より)。

ちなみに同店の前日である3月23日、同じ「心斎橋ビッグステップ」の3階に、ネパールパビリオン出店のレストラン「HIMALAYAN KITCHEN」がオープン。アフター万博グルメのハシゴも楽しめそうだ。

取材・文/橋尾 日登美 写真/Lmaga.jp編集部

PANAF’ African Restaurant&Club

2026年3月24日(火)オープン
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-14 心斎橋ビッグステップ 7F
営業:11:00〜23:00、LO22:00(金・土のみ23:00〜翌5:00クラブ営業、実施は4月以降より)
座席数:200席(テラス席含む)

  • LINE

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

人気記事ランキング人気記事ランキング

写真ランキング

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本