ここに5人!? 狭すぎる【ばけばけ】長屋を体感…大阪で「セット公開」

8時間前

「『ばけばけ』セット公開」の入口ゲートでは、「花田旅館」の提灯が出迎える。花田平太(生瀬勝久)、ツル(池谷のぶえ)をイメージしたイラストも(2月19日撮影/Lmaga.jp)

(写真11枚)

連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合ほか)の撮影セットが、2月20日から「NHK大阪放送局」(大阪市中央区)で一般公開。美術館レベルのボリュームが展示された、充実の内容を紹介する。

■ 世界観へ“没入”…外からわからない内容は?

「『ばけばけ』セット公開」で展示されている、英語教師・錦織(吉沢亮)、トキ(髙石あかり)、ヘブン(トミー・バストウ)の衣装。奥には、セットが建て込まれている(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」で展示されている、英語教師・錦織(吉沢亮)、トキ(髙石あかり)、ヘブン(トミー・バストウ)の衣装。奥には、セットが建て込まれている(2月19日撮影/Lmaga.jp)

「今からリハして撮りますかってくらい、すごい立派なセットが建っています」と、制作統括の橋爪國臣チーフ・プロデューサーが紹介したとおり、1階アトリウムには、主人公・トキ(髙石あかり)が暮らした長屋が丸ごと出現している。世界観への“没入感”を大切にしているため、外からはセットの様子を窺い知ることができない。

「『ばけばけ』セット公開」では、図面約40点以上が展示されている(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」では、図面約40点以上が展示されている(2月19日撮影/Lmaga.jp)

今回のイベントのコンセプトは「本物を丸ごと展示」。その言葉どおり、撮影セットから小道具、美術デザイン画にいたるまで、美術館レベルのボリューム満点の内容だ。

「花田旅館」に飾られていた提灯の下をくぐると、『ばけばけ』の世界がスタート。まずは、セットを制作する際に描かれた「美術デザイン画」約40点以上が展示されている。

「『ばけばけ』セット公開」の図面の前で解説する、エグゼクティブ・デザイナーの山内浩幹さん(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」の図面の前で解説する、エグゼクティブ・デザイナーの山内浩幹さん(2月19日撮影/Lmaga.jp)

エグゼクティブ・デザイナーの山内浩幹さんは、「図面類をこれだけ飾るのは初めて」という。「セットがどういう図面からできあがっているのか、色や寸法など、こんな細かい指示までしているのかという裏側を、視聴者のみなさんに知っていただけたら。メインとなる図面をほとんど飾っていて、惜しげなく蔵出ししています」と話す。

「『ばけばけ』セット公開」の様子。英語教師・錦織(吉沢亮)が切ない表情で手に持っていた「虫かご」の実物(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」の様子。英語教師・錦織(吉沢亮)が切ない表情で手に持っていた「虫かご」の実物(2月19日撮影/Lmaga.jp)

また、そばには撮影で使用された小道具の数々も。なかには、第16週の“ヘブン一家フィーバー”で、街で売られたうちわや提灯の「ヘブン家推しグッズ」や、英語教師・錦織(吉沢亮)が、ヘブンとの別れを察した際に持っていた「虫かご」もある。

■ リアルな長屋の狭さ&遊郭の近さを体感!

「『ばけばけ』セット公開」の様子。7軒の長屋が並ぶ「天国長屋」(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」の様子。7軒の長屋が並ぶ「天国長屋」(2月19日撮影/Lmaga.jp)

木戸門をくぐると、明治時代の「天国長屋」にタイムスリップしたような世界が広がる。長屋7軒が並び、「松野家」の中は、奥が4畳半、手前の板の間が3畳という、リアルな長屋の狭さを追求している。

トキが元夫・銀二郎(寛一郎)と結婚していた時期は、最大5人が暮らしていたのが信じられない狭さを、現地で体感できる。

「『ばけばけ』セット公開」で展示されている「天国長屋」の松野家(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」で展示されている「天国長屋」の松野家(2月19日撮影/Lmaga.jp)

その奥には、トキが幼なじみ・サワ(円井わん)と語らった「井戸」や、長屋共同の「便所」が並ぶ。板塀の向こうには、壁一枚を挟んで遊郭があり、遊女・なみ(さとうほなみ)が、トキやサワに2階の窓から手を振っていた距離感がよくわかる。

「『ばけばけ』セット公開」の様子。遊女・なみ(さとうほなみ)がよくいた、遊郭の2階の窓(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」の様子。遊女・なみ(さとうほなみ)がよくいた、遊郭の2階の窓(2月19日撮影/Lmaga.jp)

■ 裏話満載「美術ガイドブック」のプレゼントも

2カ所のフォトスポットでは、『ばけばけ』の登場人物になりきって撮影できる。「松江大橋」の前では、ヘブン(トミー・バストウ)、トキ、錦織と肩を並べ、ヘブンの書斎では、演じるトミー・バストウに合わせて作られた机の大きさが感じられる。

「『ばけばけ』セット公開」のフォトスポット「ヘブンの書斎」。エグゼクティブ・デザイナーの山内浩幹さんが実際に座ってくれた(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」のフォトスポット「ヘブンの書斎」。エグゼクティブ・デザイナーの山内浩幹さんが実際に座ってくれた(2月19日撮影/Lmaga.jp)

さらに、言葉の通じないヘブンとトキが交わした「絵手紙」を集めたコーナーや、物語のモデルとなった小泉八雲の著作をデザインした、全25週分の台本の装丁も公開されている。

「『ばけばけ』セット公開」で展示されている「絵手紙」。撮影時は、準備中の様子なので、実際と異なる場合がある(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」で展示されている「絵手紙」。撮影時は、準備中の様子なので、実際と異なる場合がある(2月19日撮影/Lmaga.jp)

また、会場を訪れた人には、ブックカバーにもなる会場地図と、クリアファイルをプレゼント。アンケートに答えると、今回のためだけにデザイナーの山内さん、向さんの両名が書き下ろした裏話たっぷりの「ばけばけ美術ガイドブック」がもらえる。

「『ばけばけ』セット公開」の来場者にプレゼントされる、ブックカバーになる会場地図とクリアファイル(2月19日撮影/Lmaga.jp)
「『ばけばけ』セット公開」の来場者にプレゼントされる、ブックカバーになる会場地図とクリアファイル(2月19日撮影/Lmaga.jp)

『ばけばけ』セット公開は、2月20日〜3月1日まで開催。場所は「NHK大阪放送局」1階アトリウムで、時間は10時〜17時(最終入場16時30分)。2月24日〜27日には、各日13時〜13時30分まで、制作統括・橋爪國臣チーフ・プロデューサーをはじめとした、制作スタッフのミニ講演会を予定する。また、土日祝日には、デザイナーによるセットの解説もおこなわれる。

取材・文・撮影/Lmaga.jp編集部

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