西は鍋好きが多い!? ライフには関西店舗限定で「つくね」が12種もあった

4時間前

鍋スープのコーナーが店内各所に設けられている「ライフセントラルスクエア西宮原店」(大阪市淀川区)

(写真5枚)

12月中旬に入って寒さが深まり、いよいよ本格的に「鍋」が楽しめる時期になってきた。冬の国民的料理ともいえる鍋だが、実は鍋料理への本気度は西日本と東日本で異なるのだとか・・・。

AI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営をおこなう「asken」による「鍋を週1回以上食べているか」という調査結果を都道府県別に見ると、1位「和歌山県」、2位「高知県」、3位「山口県」、4位「広島県」、5位「島根県」と、西日本が独占しており、東日本よりも西日本のほうが鍋を頻繁に食べているようだ。

確かに関西在住の筆者も毎年冬には週5で鍋と言っても過言ではないほど、高頻度で鍋をしている。近年ではスーパーにてさまざまな鍋スープが販売されており、飽きることなく毎日楽しめる。

そんな鍋をする頻度が高い西日本だが、実はスーパーの品揃えも東日本とは異なるという噂を耳にした。ということで、関西と関東に店舗を構えるスーパーマーケット「ライフ」(本社:大阪市淀川区)に聞いてみることに。

どれにするか迷ってしまうほどのラインアップ
どれにするか迷ってしまうほどのラインアップ(ライフ セントラルスクエア西宮原店)

■ 120種類の鍋スープが一堂に

取材に訪れたのは、大阪市淀川区にある「ライフ セントラルスクエア西宮原店」。大型店舗で抜群の品揃えが自慢の店舗だ。

さっそく広報の中村陽菜さんと鍋スープコーナーを訪れたところ、「キムチ鍋」「寄せ鍋」「豆乳鍋」「ちゃんこ」など、多種多様な鍋スープがズラリと並んでいる。鍋スープのコーナーも一箇所だけでなく、店内の各所に設けられており、鍋に力を入れていることが分かる。

「店内さまざまな場所に鍋スープを配置していますが、トータルで約120種類の鍋スープを取り揃えています」と中村さん。ひと冬では食べきれない圧巻のラインアップだ。

なかには「和風めんたいこ鍋」や「博多バリうま豚骨鍋」「大蒜旨辛鍋スープ」など、ほかのスーパーではあまり見たことのないようなものもあり、見ているだけでも楽しい。

どれにするか迷ってしまうほどのラインアップ
辛い系だけもこれだけの充実っぷり!「関西の方は辛いものやダシ感の強いものが好みなのかな」と中村さんは推測する

東京の店舗では、大型店でも85種類ほどしか店頭には並んでいないそうで、やはり関東に比べて関西は鍋スープの売れ行きが毎年良いという。「2025年1月~12月(12月21日時点)の鍋つゆ全体の売上を調べたところ、関西の売上が関東の1.3倍であることがわかりました。やはり関西のほうが食卓での出現率が高いように思いました」と中村さん。

ちなみに関西で人気の鍋は1位「キムチ鍋」、2位「寄せ鍋」、3位「豆乳鍋」で、関東では1位「豆乳鍋」、2位「キムチ鍋」、3位「寄せ鍋」だった。

■ 鍋に欠かせない「つくね」も種類豊富

また、スープ以外にも豊富に揃っているのが、鍋に欠かせない食材「つくね」。近畿圏内にあるライフのお肉売り場では、なんと最大12種類ものつくねが販売されているのだ。

つくねも関西では12種類が販売されている
関西では12種類のつくねが販売されている

プレーンをはじめ、「ゆず香るなんこつ入り」「合鴨入り」「れんこん・ごぼう入り」など、ひとくちに「つくね」と言ってもさまざまで、鍋スープの味や好みに細かく合わせることができるようになっている。

ちなみに人気にバラツキはなく、すべて満遍なく売れているのも特徴だそうで、関西の人たちは12種類ものつくねを上手く駆使しているようだ。

鮮魚コーナーには、多種多様なつみれもスタンバイ
鮮魚コーナーには、多種多様なつみれもスタンバイ

関西エリアにおける鍋関連商品の充実について、中村さんは「関西の店舗のラインアップには、関東のスタッフにも驚かれるほど、関西のみなさんは鍋に本気です。おそらくだし文化が関連しているのではないかと思います。寒くなってきたので、今年もみなさん鍋を楽しんでください」とコメントした。

取材・文・写真/野村真帆

※記事の内容は取材日(12月23日)時点の情報です

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