2026年、京都で【休業&閉店】する施設は? 藤井大丸の発表に「残念」

15時間前

2026年5月6日をもって休業する「藤井大丸」(Lmaga.jp撮影)

(写真3枚)

2026年、百貨店や商業施設、学生などに愛された飲食チェーン店など…街のにぎわいを支えてきた複数の施設が、相次いで休業&閉店を発表している。

■ 全面改装のため…本館営業を一時休業「藤井大丸」

1870年に創業し、京都・四条のランドマーク的存在で、1972年7月には1階に「マクドナルド」関西1号店がオープンしたことでも有名な百貨店「藤井大丸」(京都市下京区)が、2026年5月6日をもって建替え工事を実施。

1870年に創業後、1912年(明治45年)に現在の住所(四条寺町角)に本店を移転し100年以上が経過。「ユナイテッドアローズ」や「バブアー」、「シティショップ」「アダム エ ロペ」「マリメッコ」など、京都府内でここにしかない店舗も少なくなく、「喫茶マドラグ」「アラビカ京都」など京都の人気店も入店している。

今回の休業に関して、同施設は「本館改装工事着手を機に、京都の皆様と京都を訪れる国内外の皆様が共に過ごせる価値ある四条界隈エリアとなるよう『周辺エリアを活用した街づくり』を進め、2030年度中のリニューアルオープンを目指し、より魅力的な京都のランドマークへと生まれ変わるべく、準備を進めます」とコメントしている。

この発表にSNSでは「ここにしかないお店と雰囲気があるので残念」「時代なのかな……寂しいですね……」「百貨店っぽくなくておしゃれで、フラフラ歩くだけで楽しかったのになー」と反響が相次ぐ一方、「出来ればこれからも日本人に特化したお店であり続けて欲しい」「再開してインバウンドに振った店舗ばかり入ってたら嫌だな」と、改装後に関する懸念の声も挙がっていた。

「藤井大丸」は2026年5月6日をもって本館での営業を一時休業する。2030年度中にリニューアルオープン予定。

■ 8月に営業終了へ、43年の歴史に幕「髙島屋洛西店」

百貨店「髙島屋」
百貨店「髙島屋」

「髙島屋洛西店」(京都市西京区)が、2026年8月3日に閉館。関西では、大阪の「髙島屋堺店」も同年1月の営業終了が発表されている。

1982年に開業し、40年以上にわたり地域住民に愛された同百貨店。営業終了に至った経緯としては、売上減少が大きい。リニューアルや京都店との連携による営業力強化、組織改編による業務効率化に努めたものの、2024年度は営業赤字に、2025年度以降も黒字化の目途が立たないという。

さらに開店から40年以上がたち、多額の設備投資が必要な状況のなか、現在の店舗を取り巻く地域環境や不透明な消費環境などを中長期的に勘案した結果、多額の設備投資を回収する目途が立たないことから、2026年8月の営業終了を決議したという。

また跡地の活用については、同社が近畿エリアを中心にシニア向け分譲マンションを展開する事業者に売却することを発表し、マンション及び商業施設の候補地として今後活用が進む予定。同社は2026年9月から、隣接する商業施設内の一区画にサテライトショップの出店を計画している。

■ 2026年を目前に…河原町のモスバーガーが閉店へ

12月30日をもって閉店する「モスバーガー四条河原町店」
12月30日をもって閉店する「モスバーガー四条河原町店」

「モスバーガー四条河原町店」(京都市下京区)が、2025年12月30日をもって閉店する。京都の繁華街・河原町の中心地において27年もの歴史を持ち、SNS上では「閉まるん?!」「衝撃やわ…」「学生時代あそこにあるのが自然だったから寂しいな」など、悲しみの声が相次いだ。

阪急京都本線「京都河原町駅」のすぐ近くに位置し、「髙島屋」や「寺町京極商店街」にも足を伸ばしやすいエリアということもあり、国内外問わず観光客が立ち寄る憩いの場として知られている同店。

店内には現在、「27年間ありがとう」と書かれたボードにクルーやお店への感謝のメッセージが貼られており、「モス人生の1歩目がこのお店で良かったと心から思います。ありがとうございました」「ここに行くために阪急で大阪からきたことをとてもよく覚えています」など、閉店を惜しむ声や同店との思い出話が寄せられている。「モスバーガー四条河原町店」の営業は、2025年12月30日・17時まで。

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