M-1新王者たくろう、決勝ネタはバッテリィズ寺家から助言?「前日に結構、変えたけど…」

2025.12.23 08:05

『M-1グランプリ』2025で優勝したたくろう(Lmaga.jp撮影)

(写真7枚)

漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2025』で優勝した、たくろう(赤木裕、きむらバンド)が12月22日、活動拠点の「よしもと漫才劇場」(大阪市中央区)で開催された公演『Kiwami極LIVEプラス+』に“凱旋出演”。満員の客席の前で漫才を披露した。

■ 劇的優勝も…さっそく「M-1ドリームは終わりました」?

たくろう、「M-1グランプリ2025」優勝後の「Kiwami極LIVEプラス+」より
たくろう、「M-1グランプリ2025」優勝後の「Kiwami極LIVEプラス+」より
たくろう、「M-1グランプリ2025」優勝後の「Kiwami極LIVEプラス+」より
たくろう、「M-1グランプリ2025」優勝後の「Kiwami極LIVEプラス+」より

ミルクボーイ以来、6年ぶりに関西勢から『M-1』王者が誕生したこともあり、たくろうが登場すると割れんばかりの拍手が起きた。コンビ恒例の“自己紹介つかみ”で赤木が「渋谷の蟻」と口にして早速笑わせると、2人で競馬実況に臨むネタで湧かせた。一方でネタ前、「たくろうを見に来た人は?」と尋ねるも挙手がまばらだったため、赤木は「『M-1』ドリームは終わりました」と苦笑いを浮かべた。

凱旋ステージ後はマスコミの囲み取材にも対応。取材場所である楽屋に姿を現すと、芸人仲間から「おめでとう!」と祝福の声が飛んだ。

『M-1グランプリ』2025で優勝したたくろう(Lmaga.jp撮影)
『M-1グランプリ』2025で優勝したたくろう(Lmaga.jp撮影)

たくろうは前夜の決勝戦のファーストラウンドで、2人でボクシングの実況を行う「リングアナ」を披露。2位で通過し、最終決戦へ進出した。同ネタは前回大会2位のバッテリィズ・寺家からは準々決勝終了後、「動画を止めて一回笑う時間があった」と絶賛されたほど。その上で寺家から、「最後、もっと上がるところがあるから、そこを良くしたらいい」と助言を受けていたという。

そのため決勝前夜までブラッシュアップに努めていたそうだが、赤木が「結局、決勝までそれがうまくできず」と振り返ると、きむらも「前日に結構、変えたりをしたんですけど、それが大失敗で」と告白。改良しすぎて良くない方向へ行ったため、元の形に戻して本番へ。きむらは「(改良は)諦めてやったんですが、それが良かった」と勝因を挙げた。

『M-1グランプリ』2025で優勝したたくろう(Lmaga.jp撮影)
『M-1グランプリ』2025で優勝したたくろう(Lmaga.jp撮影)

『M-1』優勝後は寝るまもなくテレビ出演などに追われ、赤木も「テレビ局を2周した。さっき来たテレビ局をなんでもう1回…?って。わけが分からない」と混乱気味。一夜にして売れっ子になったたくろうだが、来春の東京進出についてきむらは「僕らもなんの準備もせずこんなところへバババっと来てしまったんで、たくさんの大人と話をさせて欲しい。劇場でしか(活動が)なかったんで。メディアも初めてのことばかりで」、赤木も「焦って言っちゃいそうなんで、(東京に)行きますって」と一旦、手綱を引いて落ち着きたいと話した。

ちなみに2連覇を目指す可能性についてきむらは「正気の沙汰やないっす。俺らで元に戻そう」、赤木も「令和ロマンがほんまにすごすぎる」ときっぱり否定した。

取材・文/田辺ユウキ

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