声に出して読みたい…「米原経由姫路方面播州赤穂行」が商品化、ニッチな着眼点に驚きの声

5時間前

「新快速マフラータオル(米原経由姫路方面播州赤穂行き)」(2090円)(写真提供:ジェイアール西日本商事)

(写真3枚)

「新快速最長」として知られるJR西日本の「敦賀発(米原経由)播州赤穂行き」列車。距離や所要時間はもちろんのこと、みっちり詰まった行先表示を見て「長っ!」と呟いた関西人も少なくないはず。そんな気持ちを具現化したようなアイテム「新快速マフラータオル(米原経由姫路方面播州赤穂行き)」が販売中だ。

福井県・敦賀駅と兵庫県・播州赤穂駅を結ぶ同列車の「側面種別・行先表示」をモチーフにした同アイテムは、新快速が2025年10月に運行開始55周年を迎えるにあたり企画された記念グッズ。

ことの経緯を「ジェイアール西日本商事」(本社:兵庫県尼崎市)に聞いてみると、JR西日本のLED行先表示は情報を限界まで詰め込む傾向があるのだとか。なかでも、敦賀から播州赤穂までを結ぶ「新快速最長列車」の表示はその特徴が色濃いことから、「製品化できれば面白い」と考えたことから実現に至った。

9月30日より販売中の「新快速マフラータオル(米原経由姫路方面播州赤穂行き)」(2090円)(写真提供:ジェイアール西日本商事)
「新快速マフラータオル(米原経由姫路方面播州赤穂行き)」(2090円)(写真提供:ジェイアール西日本商事)

商品を取り扱う「JR西日本駅ナカ」の土産バイヤーからも「やるなら最長列車でしょう!」と力強い後押しがあったそうで、発売に先駆けて車両基地で宣材写真を撮影するという、これまでにない新たな取り組みにも挑戦した。

ニッチな着眼点ということもあってか、SNS上で発売が発表されると「ガチで欲しい」「あまりにもマニアックな商品でオモロい」などの声が続出した同製品だが、10月14日におこなわれたイベント『鉄道の日』でも、「こういうマニア心をくすぐる商品を待っていた」「作ってくれてありがとう」といった感謝の言葉が寄せられたとか。

電車マニアや関西人にはお馴染みの「米原経由姫路方面播州赤穂行き」表記(写真提供:ジェイアール西日本商事)
電車マニアや関西人にはお馴染みの「米原経由姫路方面播州赤穂行き」表記(写真提供:ジェイアール西日本商事)

今後もマフラータオルはシリーズ化を検討しているといい、担当者は「温かい声を直接いただき、大きな手応えを感じています。単なるグッズ展開にとどまらず、鉄道ファンの方が手にとった際に思わず『クスッ』と笑ってしまうような、遊び心あふれる題材を大切にしていきたいと考えています」と意気込みを語った。

「新快速マフラータオル(米原経由姫路方面播州赤穂行き)」(2090円)は、JR西日本の駅ナカ店舗やジェイアール西日本商事通販サイト「トレインボックス」などで販売中。

取材・文/つちだ四郎

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