神戸に2店舗連続出店、関東激安スーパー「オーケー」意識する競合はズバリどこ…?

49分前

新在家店開店の朝、賑わう精肉コーナー(12月11日「オーケー新在家店」)

(写真7枚)

関西に積極的に出店中のディスカウント・スーパー「オーケー」(代表:二宮 涼太郎)。全国170店舗目・兵庫県内5店舗目となる「オーケー新在家店」(神戸市灘区)が、12月11日にオープン。早朝6時から待つ人など、開店30分前に150人以上が列を作る盛況ぶりで、周辺住民の期待の高さがうかがえた。同店で、二宮社長に話を聞いた。

(12月11日「オーケー新在家店」)
早朝から開店を待つ人たち(12月11日「オーケー新在家店」)

◆ 店舗数の上限を気にしないほどの出店検討…駅前小型店などの開業も視野

こちらも開店待ち300人の大盛況(12月3日「オーケー垂水小束山店」)

同社は、12月3日に「オーケー垂水小束山店」(神戸市垂水区)をオープンしたばかり。2024年11月に「オーケー高井田店」(大阪府東大阪市)の開業で関西初出店を果たしたあと、2025年は兵庫県は尼崎市、西宮市、伊丹市、神戸市に立て続けに5店舗がオープンした。さらに2026年は1月に「オーケー野江店」(大阪市城東区)を皮切りに、大阪府に7店舗のオープンが決まっている。

(12月11日「オーケー新在家店」)
開店日にインタビューに応えた二宮涼太郎社長(12月11日「オーケー新在家店」)

年によって出店地域にかたよりがあることについて二宮社長は、「物件はずっと探していまして、良い物件があれば当然兵庫もこれからもたくさん出していきます」と、「たまたま」だと話す。

商圏を見ながら判断するとしながらも、まずは「店舗数の上限を気にしないくらいの出店を考えている」と言う。さらに、関東では500メートルほどの距離に店舗がある場所もあり、そういった近い場所での出店や、駅前小型店などの開業もあり得ると話し、関西出店の勢いはまだまだ続きそうだ。

垂水小束店初日の朝。
垂水小束店初日の朝。水産コーナーも大盛況(12月3日「オーケー垂水小束山店」)

また、「これまでにオープンした関西店舗の売上も順調」とし、約1週間前にオープンした「オーケー垂水小束山店」については「明石からも来てくださるお客様もいらっしゃって、売り上げ規模もいい形でスタートできたと思います」と、自信を見せた。

◆ 新在家店の競合はズバリどこ…?

これまでは新築での出店だったが、商業施設「サザンモール六甲PLUS+」1階に開業した「オーケー新在家店」は、関西初の商業施設内店舗となった。

(12月11日「オーケー新在家店」)
「サザンモール六甲PLUS+」内のオーケーに並ぶ人たち(12月11日「オーケー新在家店」)

「神戸で物件を探しているときに、ちょうどこのモールのリニューアルのタイミングに重なり、お話をいただきました。足元のお客様も多いですし、周辺にまだオーケーが出ていないエリアだったこと、売り場(531坪)も駐車場(施設共用645台)もしっかり取れる施設だったので、ぜひやってみたいと思って決めました。モールを目指して来られる方もいらっしゃると思うので、より広いところからのお客様が見込めるという点で、非常に期待を持っております」(二宮社長)

お惣菜コーナーの大人気商品「ロースカツ重」(291円)(12月11日「オーケー新在家店」)

また、周辺には「ラ・ムー神戸灘店」や「たこ一六甲道店」、「パル・ヤマト六甲店」などのスーパーマーケットが多数ある。「競合は、当然たくさんあります。一番近いとこだったらラ・ムーさんがあって、我々が出るっていうので価格対抗されてきてますし、垂水の店舗周辺も、我々を見て価格を合わせるということもやっているようです」としつつ、「我々がしっかり吟味した高品質な『エブリデーロープライス(EDLP)』の割安な企画を見つけに、まずはオーケーのお店に足をお運びいただければ」と、熱く呼びかけた。

取材・文・写真/太田浩子

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