大迫力の「クリムト展」開幕、大阪会場では「食」にもアプローチ?

17時間前

『クリムト・アライブ 大阪展』では座って鑑賞することも可能、クッションも設置されているとか

(写真7枚)

オーストリアの画家、グスタフ・クリムトの世界に没入できる展覧会『クリムト・アライブ 大阪展』が、「堂島リバーフォーラム」(大阪市福島区)にて12月5日より開催中。大阪会場では「食」に特化した取り組みもおこなわれる。

■ 全身でクリムト作品を体感…没入型の展覧会

19世紀末のオーストリア・ウィーンに生まれ『接吻』や『ダナエ』などの名画を手がけた画家、グスタフ・クリムトにフォーカスした同展。展覧会では同展を企画・制作したオーストラリアの企画会社「グランデ・エクスペリエンセズ」による独自システムを駆使しており、360度をカバーする巨大スクリーンにくわえ、音楽、香りまで感じられる内容とになっている。

入り口付近には作品やクリムトに関する解説パネルも
入り口付近には作品やクリムトに関する解説パネルも

入り口付近の廊下に並ぶ作品の解説パネルを眺めつつ会場に足を踏み入れると、見上げるほどの巨大スクリーンと床いっぱいにクリムト作品の世界が広がり、圧倒される。

360度を囲むスクリーンで絵画の世界に浸る『クリムト・アライブ 大阪展』
360度を囲むスクリーンで絵画の世界に浸る『クリムト・アライブ 大阪展』

約30分の映像体験を通し、クリムトが生み出した名画の数々に触れられる同展。まずは生まれ故郷・ウィーンの街並みから始まり、クリムトの作品に多大な影響を与えた「ジャポニズム」、作品を語る上で欠かせない女性たちの絵、野原や森を描いた風景画、そしてクリムト作品でも象徴的な「黄金」を用いた作品などが次々と映し出されていく。

床にまで映し出される映像に圧倒される
床にまで映し出される映像に圧倒される

作品がスクリーンに大きく映し出されるため、細部をじっくりと眺めることができる点も同展ならではの魅力。また、会場には世界観に合わせた香りが漂い、テーマごとにクラシック音楽が流れるため、全身でクリムトの世界に没入することができる。

■ 大阪会場では「味覚」にもアプローチ

さらに、大阪会場限定の取り組みとして「食」にもフォーカス。クリムトと同じくオーストリアからやってきたスパークリングワイン『キュヴェ・クリムト・スパークリング』のボトルが、名画『接吻』仕様のパッケージで販売されるのにくわえ、会場のバーカウンターにて1杯800円で味わうことも可能。

『クリムト・アライブ 大阪展』の物販コーナーにはポストカードやファイルなど定番のグッズにくわえ、大阪限定グッズも

さらに毎週金曜日は「スパークリングDAY」も実施。会場内にエリアが設けられ、なんとスパークリングワインを楽しみつつ、クリムト作品を眺めることができるのだ。

また、同じくオーストリア生まれの洋菓子店「デメル」のケーキがクリムトの絵画を使ったパッケージで登場するほか、会場がある堂島の名物「堂島ロール」も販売される(1日50個限定)。視覚・聴覚・嗅覚にくわえ、味覚でも作品の世界に浸ってみては。

大阪・堂島にて開催中の『クリムト・アライブ 大阪展』
大阪・堂島にて開催中の『クリムト・アライブ 大阪展』

『クリムト・アライブ 大阪展』は堂島リバーフォーラム(大阪市福島区福島1-1-17)にて〜2026年3月1日まで開催。開館は10時〜17時(最終入場は閉館の45分前まで)。チケット料金は一般・大学生2800円、中高生2000円、小学生1500円。ペアチケットやグッズ付きチケットも販売中、詳しくは公式HPをチェック。

取材・文・写真/つちだ四郎

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