客室に砂浜、ふぐモチーフのプール…１２月開業「リゾナーレ」の８施設目は下関

2時間前

12月11日に開業する「リゾナーレ下関」

(写真17枚)

星野リゾートのリゾートホテルブランド「リゾナーレ」が、１２月１１日より「リゾナーレ下関」を山口県下関市に開業する。それに先駆け１１月２７日に内覧会がおこなわれ、施設の内観や設備がお披露目された。

■ 全客室が関門海峡に面した作り、「曲線」を取り入れた外観

「リゾナーレ」とは、「ＰＬＡＹ　ＨＡＲＤ」をコンセプトに、その地域ならではのイベントや体験が楽しめる星野リゾートのホテルブランドのこと。今回新たに誕生した「リゾナーレ下関」は同ブランドの８施設目で、九州・山口エリアでは初進出となる。

「関門海峡」をのぞむロケーション（リゾナーレ下関） — 「関門海峡」をのぞむロケーション。海が目前に広がる「なみなみテラス」。至るところに「曲線」を感じさせるデザインが散りばめられている（リゾナーレ下関）

「海峡のデザイナーズホテル」というコンセプトを持つ同ホテル。全客室が「関門海峡」に面した作りとなっており、１日約５００隻が行き交う船やエメラルド色に輝く海といった非日常な光景を眺めることができる。

海が目前に広がる「ふぐビーチ」。至るところに「曲線」を感じさせるデザインが散りばめられている（リゾナーレ下関）

１１月２７日におこなわれた内覧会で、同ホテルの総支配人・鈴木良隆氏は「下関のさまざまな象徴的なものの共通点は『曲線』。直線ではなく曲線を取り入れた外見となっているのがひとつのポイントです」と説明。ホテル全体のフォルムをはじめとし、波のような形の「なみなみテラス」や館内の作りなど、各所で滑らかな「曲線」を感じられるデザインとなっている。

スイートルーム「海峡カバナスイート」は、窓際に砂を敷き詰め砂浜を再現（リゾナーレ下関） — スイートルーム「海峡カバナスイート」は、リビングに砂を敷き詰め砂浜を再現（リゾナーレ下関）

また、スイートルームの「海峡カバナスイート」は、なんと室内に砂浜が設けられた大胆なデザインが自慢。「当社調べですと、客室に砂浜があるホテルは日本初となります」と担当者が語る通り、砂浜に設置されたハンモックに揺られつつ、大きな窓から関門海峡を眺める体験は唯一無二だ。

山口名物やリゾナーレ下関限定パッケージのお土産が購入できるコーナーは、宿泊客だけが利用可（リゾナーレ下関）

■ ふぐプールにふぐビュッフェ…下関ならではの体験

そして下関といえば「ふぐ」。ホテル内の壁やオブジェ、上から見下ろすことでふぐの形が完成する「ふぐビーチ」などさまざまな場所にふぐ要素が潜む同ホテルだが、まず目を引くのはなんといっても「ふぐプール」だろう。

色鮮やかなふぐたちが壁面や床いっぱいにペイントされたふぐプールは、室内・水温ともに管理されているため、１年を通して利用可能。また、こども心をくすぐるウォータースライダーは関門海峡の潮の流れと同じ速さに設定されており、潮流を体感することができる。

水面が海や空と一体化した「インフィニティプール」は、時間帯によって異なる景色が楽しめる（リゾナーレ下関）

食にも力を入れているリゾナーレだが、同ホテルでは下関ということでふぐ料理が充実。メインダイニング「ＯＴＴＯＳＥＴＴＥＳＨＩＭＯＮＯＳＥＫＩ」で味わえるふぐを取り入れたイタリア料理のフルコースにくわえ、ビュッフェダイニング「ＰＵＫＵＰＵＫＵ」ではふぐのからあげやふぐ出汁を使った瓦そばなどをはじめとする料理が好きなだけ楽しめる。