京都の藤井大丸が休業へ「時代なのかな」…改装後に懸念の声も「インバウンドに…」

2時間前

「藤井大丸」外観(提供:藤井大丸)

(写真2枚)

1870年に創業し、京都・四条のランドマーク的存在だった百貨店「藤井大丸」(京都市下京区)が、2026年5月6日をもって建替え工事を実施。全面改装のため、本館での営業を一時休業する。

1870年に創業し、1972年7月には1階に「マクドナルド」関西1号店がオープンしたことでも有名な同施設。その後1912年(明治45年)に現在の住所(四条寺町角)に本店を移転し100年以上が経過した。「ユナイテッドアローズ」や「バブアー」、「CITYSHOP」「アダム エ ロペ」「マリメッコ」など、京都府内でここにしかない店舗も少なくなく、「喫茶マドラグ」「アラビカ京都」など京都の人気店も入店している。

今回の休業に関して、「本館改装工事着手を機に、京都の皆様と京都を訪れる国内外の皆様が共に過ごせる価値ある四条界隈エリアとなるよう『周辺エリアを活用した街づくり』を進め、2030年度中のリニューアルオープンを目指し、より魅力的な京都のランドマークへと生まれ変わるべく、準備を進めます」とコメントしている。

この発表にSNSでは「ここにしかないお店と雰囲気があるので残念」「休業中はどこで服買えば…」「また1つ、京都の街中のランドマークが消えるのか」「時代なのかな……寂しいですね……」「百貨店っぽくなくておしゃれで、フラフラ歩くだけで楽しかったのになー」と反響が相次ぎ、「頑張って京都を盛り上げて下さい!」「これからも情報発信地であり続けてください!」といった期待の声もみられた。

2023年10月に「藤井大丸」近隣に開業した「京都高島屋S.C.」

一方で、「出来ればこれからも日本人に特化したお店であり続けて欲しい」「再開してインバウンドに振った店舗ばかり入ってたら嫌だな」と、改装後に関する懸念の声も。「藤井大丸」は2026年5月6日をもって本館での営業を一時休業する。2030年度中にリニューアルオープン予定。

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