狙うなら今!北海道の穴場スポット…大阪から意外と近い「美食の街」へ[PR]

38分前

北海道の穴場スポットとは一体!?

(写真25枚)

札幌・ニセコ・函館・小樽……、日本でも有数の人気観光スポット北海道。旅行先として国内外問わず多くの人から人気だが、今「行くべき穴場」がある。それは、北海道の南西部に位置する後志(しりべし)と呼ばれる地域にある「余市町」と「仁木町」だ。

大阪から飛行機で2時間、新千歳空港から電車で1本の小樽市に隣接する余市町は「ニッカウヰスキー」で有名だがそれだけではなく、お隣の仁木町とあわせて海も近く海産物も豊富、ここ数年でワイナリーが増加しており、希少な地元ワインも揃う…と、まさに隠れた「美食の街」。豊かな自然もあり、リフレッシュにももってこい!

北海道・後志の街
北海道・後志の街

そして最近は近隣エリアに魅力的な宿も増えているため、ガストロノミーツーリズムが堪能できるのもうれしいポイント。どんな旅が味わえるのか?目指して行きたいグルメや宿、土産店6軒をご紹介!

余市町の「えびす岩、大黒岩」
余市町の「えびす岩、大黒岩」

■ 一度食べたらやみつき…名産のカニを丸々、贅沢パスタ

左から、「ジジヤババヤ」のジャポネーゼ(1540円)、ヘラガニのトマトクリームパスタ(1680円)
左から、「ジジヤババヤ」のジャポネーゼ(1540円)、ヘラガニのトマトクリームパスタ(1680円、仕入れにより販売できない場合もあり)

北海道内では比較的温暖で、日本有数のワイン用ぶどうの産地でもあり「ドメーヌ・タカヒコ」をはじめ、ワイナリーが増加している余市と仁木。そのワインに惚れ込み、昨今では全国からシェフが移住して店を出したりと、密かに注目を集めているエリアなのだ。

「ジジヤババヤ」ではドメーヌ・タカヒコのワインも飲める(写真はグラス1500円)
「ジジヤババヤ」では「ドメーヌ・タカヒコ」のワインも飲める(写真はグラス1500円)

そんな街に2006年にオープンしたイタリアン「ジジヤババヤ」は、地元民だけでなく、観光客も多く訪れる人気店。お客の1番の目当ては、余市の名産・ヘラガニを使ったトマトクリームパスタ。ヘラガニは全国的にはメジャーではないが、店主の辻冷子さんは「殻が柔らかくて、良い出汁が出るんです」と、太鼓判を押す。

「ジジヤババヤ」の店主・辻冷子さん
「ジジヤババヤ」の店主・辻冷子さん。料理経験なしで店をスタートし、さまざまなシェフの元で学びつつ、メニューを考案している

オープン時からピッツァ用の新窯を導入し、現在は田楽味噌が決め手のピザ「ジャポネーゼ」も名物だ。料理は田楽味噌やトマトソースも手作りにこだわり、すべて「優しく滋味深い」味わいに。そんな辻さんの料理は、地元で絶大な支持を誇るワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」のワインとともに楽しめる。開業時から20年来の付き合いで、初期から「ドメーヌ・タカヒコ」の生産本数が少ない貴重なワインが同店には揃っている。

「ジジヤババヤ」の様子
「ジジヤババヤ」の様子

辻さんは「余市エリアは素通りの街、と言われていたけど、最近は駅周りをはじめワインや飲食店で盛り上がってきていますね。やっぱり食べに来てくれたお客さんがおいしかったよ、と笑顔で言ってくれるのが1番うれしい」と話してくれた。

ジジヤババヤ
住所:北海道余市郡余市町朝日町15-1
時間:11:00〜14:30
定休日:火・水・木曜休
https://www.instagram.com/jijiyababaya/


■ 大阪では食べられない!? ブランド豚「北島豚」を堪能 

「ワイン、ときどき豚」の内観
「ワイン、ときどき豚」の内観

「気軽にワインが飲める店を」と東京から余市に移住した生粋のワイン好き、本間朋子さんがオーナーを務めるビストロ「ワイン、ときどき豚」も必見。パートナーとともに地域おこし協力隊として街のPRをおこないながら、地元のブランド豚「北島豚 ワインポーク」を使った料理を提供している。

同店にはワインサーバーの設置があり、余市と仁木で作られたワインが常時約6種スタンバイ。「いろいろ気になる…」という方にお薦めで、40mlの試飲サイズの量でワインが飲めるのもうれしいポイントだ。

生後30〜90日に赤ワインを飲ませて育てる脂の甘みがおいしいワインポークを堪能できる「ワイン、ときどき豚」の前菜盛り合わせ(2人前2000円)
生後30〜90日に赤ワインを飲ませて育てる脂の甘みがおいしいワインポークを堪能できる「ワイン、ときどき豚」の前菜盛り合わせ(2人前2000円)
左から、「ワイン、ときどき豚」の希少部位 豚ヒレのカツレツ〜特製赤ワインソース〜(1600円)、ワインポークのボロネーゼパスタ(1400円)
左から、「ワイン、ときどき豚」の希少部位 豚ヒレのカツレツ〜特製赤ワインソース〜(1600円)、ワインポークのボロネーゼパスタ(1400円)

さらに2階には6部屋完備のゲストハウスもあり、1階で飲んでそのまま上がってすぐ寝れるという最高のシチュエーションが叶うのだ。本間さんは「ワインや地元食材の魅力をここから知ってほしいんです。地元を置いていかない、そして食材だけがひとり歩きしないように、を強く思っています」と熱く語る。

「ワイン、ときどき豚」にはワインサーバーの設置があり、常時約6種のワインがスタンバイ。1杯40ml(600)でいろいろ試せる
「ワイン、ときどき豚」にはワインサーバーの設置があり、常時約6種のワインがスタンバイ。(1杯40ml600円)でいろいろ試せる

ワイン、ときどき豚
住所:北海道余市郡余市町黒川町7-60-23
時間:12:00〜14:30L.O./18:00〜22:00L.O.
定休日:水曜休
https://www.instagram.com/wine.and.pig

■ 宿でもワイン…余市駅前に「ワインを楽しむホテル」

「Yoichi LOOP」の外観
「Yoichi LOOP」の外観

たらふく余市で飲んで食べた後は…やっぱり近場で泊まりたい。そんな時は2020年にオープンした余市駅から徒歩1分の「Yoichi LOOP」へ。コンセプトはなんと「ワインを楽しむホテル」で、木材の質感などを生かした客室は「収穫時期のワイナリーに泊まっているような」空間をイメージしているという。

「Yoichi LOOP」の客室。コンパクトダブル(素泊まり1人5500円〜)
「Yoichi LOOP」の客室。コンパクトダブル(素泊まり1人5500円〜)

「Yoichi LOOP」のオーナーは、「ドメーヌ・タカヒコ」との出合いから「こんなワインがあるのか…と衝撃を受け、人生が変わった」と言う。余市に移住し1階はレストラン、2階より上は宿として楽しめる観光拠点をオープンした。全部屋にワインオープナーがあり、外でお酒や料理を堪能した後、部屋でもまだまだ楽しんで、という「ワイン愛」が込められているのだ。

「Yoichi LOOP」の客室や1階の様子。レストランになっておりランチコース(8800円〜)などが楽しめる
「Yoichi LOOP」客室や1階の様子。1階はレストランになっておりランチコース(8800円〜)などが楽しめる

そして施設隣のお土産ショップ「Yoichi LOOP STYLE」では、オリジナルワインなどの自社製品のほか、コンフィチュールやチーズ、とうもろこし茶などの北海道の名産がスタンバイ。さらに店内では自社ワインとアテが味わえる「本日のペアリング」などもあり、角打ち的な楽しみ方もできる。お土産はホテルの部屋で食べるためにと、自分用に買う人も多いそうだ。

「Yoichi LOOP STYLE」の外観
「Yoichi LOOP STYLE」の外観
「Yoichi LOOP STYLE」で楽しめる「本日のペアリング 白ワイン×おつまみ」(1000円〜)
「Yoichi LOOP STYLE」で楽しめる「本日のペアリング 白ワイン×おつまみ」(1000円〜)
「Yoichi LOOP STYLE」の内観
「Yoichi LOOP STYLE」の内観

Yoichi LOOP/Yoichi LOOP STYLE
住所:北海道余市郡余市町黒川町4-123/黒川町4-122
時間:11:00〜18:00(Yoichi LOOP STYLE)
定休日:不定休(Yoichi LOOP STYLE)
https://yoichiwine.co.jp


■ お隣の仁木にも…「宿×日本ワイン」の素敵なスポットあり

「naritaya」の客室。ツイン(1室2名利用、素泊まり1人1万1000円〜)
「naritaya」の客室。ツイン(1室2名利用、素泊まり1人1万1000円〜)

蕎麦と日本ワインの店「naritaya」は、2階に宿が併設されている。店主・成田真奈美さんは元々ワイン好きで、国内外のワイナリーをいろいろと見て回るなか、フランスやナパ・ヴァレーのブティックホテルにときめきを覚えたと言う。

「naritaya」のぶどう畑
「naritaya」のぶどう畑

「日本のワインの産地に出かけても、当時の宿泊先は現地のビジネスホテルということがほとんどでした。私が北海道出身ということもあり、ワインや食事を楽しんだ後に泊まれる施設を(北海道に)作れないか、と考え夫と一緒に東京から移住したんです」と成田さん。仁木のワイン産地としての魅力に気づき、見晴らしの良い高台に蕎麦と日本ワインの店と宿泊施設の開業を決めた。

「naritaya」の外観
「naritaya」の外観

宿は1日2組限定で、窓から頂白山や仁木の町並みの美しい風景が望める。部屋はスタイリッシュだがあたたかみのある空間で、それぞれにワインクーラーとオープナーを完備。夕食時に1階の店で提供されるコースでは夫・和仁さんが打つ蕎麦や、2人が育てたぶどうで作るオリジナルワインも一緒に味わえる。なお、1階の店では宿泊者以外もランチタイムには食事が可能だ。蕎麦はツルツル喉ごし抜群で香りも爽やか、ワインのフルーティーさが合うゆえ、止まらなくなるおいしさだ。そしてここでもまた、酔っ払っても2階ですぐ布団にダイブできるのが有り難い。

左から、「naritaya」の成田和仁さん、真奈美さん
左から、「naritaya」の成田和仁さん、真奈美さん
左から、「naritaya」のせいろ(950円)、蕎麦前プレート(土・日・祝限定の予約制1人前1100円)、ワイン(グラス1000円〜)
左から、「naritaya」のせいろ(950円)、蕎麦前プレート(土・日・祝限定の予約制1人前1100円)、ワイン(グラス1000円〜)

naritaya
住所:北海道余市郡仁木町旭台257
時間:飲食スペース11:30〜14:00L.O.
定休日:火・水曜休
https://www.naritaya-niki.jp

■ 地産地消にこだわる…「食材の宝庫」で絶品スペイン料理

「Niquis Miquis」の外観
「Niquis Miquis」の外観

仁木駅周辺では、大阪出身のオーナーシェフ・中野隆介さんが腕を振るうスペイン料理店「Niquis Miquis(ニキス ミキス)」がおすすめ。中野さんはスペインに語学留学で行った際にワインや文化、料理に惚れ込み、そこから函館の有名店で修業を積み、「食材の宝庫で、バスク地方に雰囲気が似ている」ことから、仁木に移住したという。

「Niquis Miquis」では多彩な食材を使った料理やクラフトビールなどのお酒も
「Niquis Miquis」では多彩な食材を使った料理やクラフトビールなどのお酒も

店では地産地消にこだわった料理が揃い、「山では山菜やきのこ、海産物はタラもイワシも、そして果物もおいしくて…四季を通してメニューに困りません。山も海も感じられて、心も豊かになりました」と笑顔。素材は道産にこだわり、そこにスペイン産の食材を合わせ、十勝産マッシュルームや仁木産のニンニクを使ったアヒージョ、厚岸産のカキを使ったグラタンなどのバスク料理が並ぶ。

「Niquis Miquis」で食べられる料理。左から時計回りに、十勝産マッシュルームのアヒージョ(1500円)、〜〜〜〜(0000円)、厚岸産カキのグラタン(1700円)など
「Niquis Miquis」で食べられる料理。左から時計回りに、十勝産マッシュルームのアヒージョ(1500円)、ヒルダ(600円)、厚岸産カキのグラタン(1700円)など

電車は1時間に1本だが、地元民だけでなく、札幌や東京から通っている常連も多いそうで、夕方に店に着いて22時の終電で札幌方面に帰って行くとか。店内の居心地の良さも然り、余市・仁木・バスク地方のワイン、そして余市のウイスキーや全国のクラフトビールなど、豊富なお酒と、料理をたらふく楽しむには確かに電車で通いたくなる気持ちが大いに共感できるのだ。

Niquis Miquis
住所:北海道余市郡仁木町北町1-65-1
時間:金曜17:00〜22:00(土・日曜12:00〜15:00、17:00〜22:00)
定休日:月〜木曜
https://www.instagram.com/niquis.miquis/

今回紹介した飲食店や宿は車でほぼ10分圏内(お酒を飲む方はタクシーを!)で、まさにグルメの街と言っても過言ではない余市・仁木エリア。「北海道の名産を食べたい」「地酒が飲みたい」「北海道土産が買いたい」「ゆったりと自然を満喫したい」など…この要望をすべて叶えてくれるのではないだろうか?

今密かに人気を集めている2つのエリア、狙うなら今です!

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部
提供/後志総合振興局

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