たまるかぁ! 大阪から高知へ、やなせたかし先生ゆかりの地で「土佐弁」に触れる癒やし旅[PR]

53分前

やなせたかし先生ゆかりの町へ!©やなせたかし ©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV

(写真61枚)

9月末に最終回を迎えた連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)。「アンパンマン」シリーズの作者・やなせたかし先生の妻・暢さんをモデルにした作品で、夫妻の故郷である高知のシーンも多く、行ってみたいと興味を持った人も多いのでは。

今回、県の中央部で高知空港からは車で約30分とアクセスも良く、自然豊かな物部川流域に位置する南国市・香南市・香美市の「ものべがわエリア」へ。ドラマですっかりお馴染みとなった「土佐弁」に触れ、やなせ先生ゆかりの地にも訪れ、懐かしく癒やされた旅となった。


  1. あんぱんロス民必見、やなせたかし先生の聖地が「こじゃんと」
  2. 「たまるかぁ!」ここでしか食べられないローカル飯
  3. 「よう来たねぇ」道の駅の直売所で高知のお土産をゲット
  4. 「たっすいがはいかん!」高知のご飯とお酒で夜を楽しみまくる
  5. 「ほいたらね!」ふるさとみたいに落ち着く温泉宿

● ドラマ視聴者、ここは絶対外せない!「香美市立やなせたかし記念館」(香美市)

まずは、やなせ先生の生まれ故郷・香美市にある「香美市立やなせたかし記念館」へ。

外観でワクワクする!「香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」
外観でワクワクする!「香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」

本館の「アンパンマンミュージアム」では、アンパンマンのパン工場などを再現した遊び場やシアターといった子どもが喜ぶコンテンツはもちろん、原画やミュージアムのために描き下ろされたキャンバス画などの展示も多数あり、『あんぱん』で得たやなせ作品への理解をより深めることができる。

今年3月にリニューアルしたばかり。入り口大階段にあしらわれたアンパンマンのイラストや、「やなせうさぎ」が出迎えてくれる
今年3月にリニューアルしたばかり。入り口大階段にあしらわれたアンパンマンのイラストや、「やなせうさぎ」が出迎えてくれる ©やなせたかし
4階展示室はじっくりと時間をかけて回りたい。より深く作品への思いを感じることができる ©やなせたかし ©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
4階展示室はじっくりと時間をかけて回りたい。より深く作品への思いを感じることができる ©やなせたかし

また、現在は特別展『やなせたかし ぼくと詩と絵と人生と Part2 〜盟友・いずみたく〜』が開催中(2026年3月15日まで)。やなせ先生と、「手のひらを太陽に」などをともに手がけた盟友・いずみたく氏(ドラマでは、いずみ氏をモデルとしたいせたくやをMrs.GREEN APPLEの大森元貴が演じた)による作品の世界に触れられる特別展となっており、ドラマファンは必見だ。

「本館」4階のギャラリーに加え、「詩とメルヘン館」「別館」の3カ所でもおこなわれている
「本館」4階のギャラリーに加え、「詩とメルヘン館」「別館」の3カ所でもおこなわれている

同館の学芸員は、「初公開の作品も多く、今回の特別展を逃すと次はいつ公開されるのか分からない作品や展示品が多くあるので、ぜひ会期中に訪れて欲しい」とコメント。

見応え抜群で、これまで知らなかったやなせ先生の新たな一面を知ることができる展示に大満足。ドラマの効果で、来館者の層がより幅広くなったというのにも納得だ。ちなみに入館は事前予約制なので、同館の公式サイトにて予約をしてから訪れよう。

やなせ先生が30年間手がけた雑誌『詩とメルヘン』の全359冊の表紙が圧巻!併設の「詩とメルヘン絵本館」もぜひ訪れたい
やなせ先生が30年間編集長を務めた雑誌『詩とメルヘン』の359号の表紙が圧巻!併設の「詩とメルヘン絵本館」もぜひ訪れたい ©やなせたかし

こじゃんと:たくさん、見事に
『あんぱん』では…寛先生のセリフ「嵩、こじゃんと絵を描け。好きなことはやればやるばぁ、こじゃんと好きになる」(第3話より)


● 記念館からすぐ、「大川上美良布神社」「やなせたかし朴ノ木公園」(香美市)

大川上美良布神社
「川上様」の愛称で親しまれる「大川上美良布神社」
境内には絵馬も
社殿と社務所を繋ぐ廊下にはやなせ先生が描いた十二支の巨大絵馬が ©やなせたかし

記念館から徒歩約5分で、やなせ先生ゆかりの「大川上美良布神社」へ。主祭神に大田々称古命(おおたたねこのみこと)をお祀りしている神社で、やなせ先生がデザインした十二支のお守り、拝殿にやなせ先生が奉納した絵馬があることで知られている。

やなせ先生から奉納されたアンパンマンの絵は本殿に
やなせ先生が神社のために描き下ろした絵馬が奉納されている ©やなせたかし
やなせ先生がデザインした十二支のお守り(各1000円)
やなせ先生がデザインした十二支のお守り。祭りなどのイベント時など、タイミングが良ければゲットできるかも ©やなせスタジオ

そのほか、やなせ先生と暢さんが眠る、柳瀬家跡地につくられた墓地公園「やなせたかし朴ノ木(ほおのき)公園」へは、記念館から車で約5分。アンパンマンたちの石像が勢揃いしているのでぜひとも訪れてほしい。


●3月にできたばかり、フォトスポット多数の「やなせライオン公園」(南国市)

こちらでも、やなせうさぎがお出迎え
「やなせライオン公園」でも、やなせうさぎがお出迎え ©やなせたかし

香美市から西へ移動し、やなせ先生が育った南国市へ。2025年3月に誕生したばかりの「やなせライオン公園」がお目当てだ。

やなせ先生の伯父・寛さんが営んでいた「柳瀬医院」にあったライオンの石像「やなせライオン」のレプリカなどがあり、噴水ショーが9時〜20時半まで楽しめる。

やさしいライオン像が真ん中にある大きな噴水
ライオン像が真ん中にある大きな噴水

公園の周りには「やなせうさぎ」をはじめ、弟・千尋さんとの思い出のシーソーや、ドラマでも紹介された「ボオ氏」など、やなせ先生にまつわるモニュメントがあり、やなせ先生の思い出に触れることができる貴重な場所。ものべがわエリアは、やなせ先生の作品とさまざまなところで出合うことができ、歩いているだけでも楽しい。

伝説の漫画のキャラクターボウ氏も
伝説の漫画のキャラクター・ボオ氏も ©やなせたかし
弟・千尋との思い出のシーソーを再現

ちなみに、もっとやなせ先生ゆかりの地を巡るなら、「やなせライオン公園」そばにある「南国市観光案内所」が土・日・祝日に実施している観光案内『ごめん・ありがとうコース』(2026年2月まで)に参加を。やなせ先生が少年時代を過ごした後免町を徒歩で約1時間、じっくりと案内してくれる。

観光案内のスタッフさん。かなり詳しくおすすめを教えてくれる
サービス精神旺盛な案内人のみなさんが、これでもかというほど詳しく案内してくれる。料金は大人500円、子ども250円。事前に予約をすれば平日の案内も可能だとか『やなせたかし おとうとものがたり』(フレーベル館 刊)©やなせたかし

● やなせ先生の大好物を味わう「元祖山崎 へんろいし饅頭」(南国市)

小腹が減ったところで、やなせ先生の大好物だったという饅頭を販売する和菓子店「元祖山崎 へんろいし饅頭を訪問した。

元祖山崎 へんろいしまんじゅう
元祖山崎 へんろいし饅頭
中のあんこが濃厚で美味なへんろいし饅頭(5個450円、10個900円)
中のあんこが濃厚で美味な饅頭(5個450円、10個900円)

明治時代から約130年にわたって地元で愛されてきた「へんろいし饅頭」。茶色の素朴な見た目の饅頭は、黒糖入りの生地で自家製の粒あんを包んだもの。やなせ先生はこの包み紙を見ただけで喜んで、ビリビリと包みを破って開け、かぶりついていたという逸話があるほど大好物だったそう。

四代目店主・山崎哲美さん
「元祖山崎 へんろいし饅頭」の四代目店主・山崎哲美さん

店を切り盛りしている四代目店主・山崎哲美さんは、「そのまま食べてもいいし、トースターで焼いたり、揚げたりしてもおいしいき、色々試してみてくださいね」と教えてくれた。

トースターで焼くと生地が香ばしくなり、サクッとした食感に
トースターで焼くと生地が香ばしくなり、サクッとした食感に
やなせ先生が勢いよく破っていたという包み紙
やなせ先生が勢いよく破っていたという包み紙も愛おしい

● 開店前から行列、パリふわな鰻が大人気「かいだ屋」(南国市)

南国市で味わったのは、秋に旬を迎える「鰻」。県内外から多くの人が駆けつける人気店「かいだ屋」は、取材日も開店前から雨のなか行列ができていた。

この飛行機が目印
飛行機が目印の「かいだ屋」
開店前、雨のなかでも行列ができていた
隣で並んでいた地元民に、大阪から来たと話すと「たまるか!」と言われ、ナチュラルな土佐弁に感激

その日入った極上の鰻を注文が入ってから生から焼き、背開きにして炭火で焼きあげる。関東と関西の鰻のハイブリッド型の調理法を採用しているのだそうだ。皮目はパリっとした軽やかな歯触り、なかはジュワッと上質な脂、しっとりフワフワ食感で、近所の方からの支持も厚い。

うなぎ1本を使った「うな重」(3900円)。香ばしい香りと肉厚の身がたまらない
うなぎ1本を使った「うな重」(3900円)。香ばしい香りと肉厚の身がたまらない

開店の10時前に店に訪れたら、店先に置いてある札を取って開店を待つのがルール。提供までに時間がかかるので、余裕を持って訪れよう。こちらのほかにも県内各地に鰻料理専門店があるので、ぜひ味わってみて。


●「中日そば」って!? 店主さん夫婦の掛け合いも名物「とさを商店」(香南市)

やなせ先生ゆかりの地を巡りながら、地元で人気のローカル飯も堪能するために車で香南市へ。

「中日そば保存会」ののぼりに惹かれて入店すると、生鮮食料品や日用品が並んでおり、その奥に食堂が!

「とさを商店」で出合ったのは「中日そば」。中華そばとうどん出汁を合わせたもの(中国と日本の組み合わせ=中日)で、昭和27年頃から香南市赤岡町で長年親しまれてきたソウルフードだ。

うどん出汁に中華麺を合わせた赤岡地区のソウルフード「ちりめんちゅうにち」(750円)
うどん出汁に中華麺を合わせた赤岡町のソウルフード「ちりめんちゅうにち」(750円)
揚げたおにぎりに出汁の効いた餡、じゃこ、だいこんおろし、ねぎをトッピングした野村さんオリジナル料理「ちりめんおこげ」(750円)
揚げたおにぎりに出汁の効いた餡、じゃこ、だいこんおろし、ねぎをトッピングした野村さんオリジナル料理「ちりめんおこげ」(750円)
香南市の特産品で、全国一の生産量を誇るニラをたっぷり使った「香南餃子」(480円)
香南市の特産品で、全国一の生産量を誇るニラをたっぷり使った「香南餃子」(480円)

店主・野村さんのおすすめは、赤岡町名産のじゃこを使った「ちりめんちゅうにち」(750円)をはじめ、香南市の特産品・ニラをたっぷり使った「香南餃子」(480円)、地元で採れるしらすをたっぷり入れた野村さんオリジナル料理「ちりめんおこげ」(750円)の3種。

元気に出迎えてくれた野村さんご夫妻
元気に出迎えてくれた野村さんご夫妻

そして何よりも野村さんご夫婦が仲睦まじく土佐弁で明るく話す様子が微笑ましく、アットホームな雰囲気。2人の思いがやさしい味わいから伝わってきて、心もお腹もあたたかくなった。

たまるかぁ!:まぁ! わぁ!などびっくりした時につかう(驚き・感動・怒り)
『あんぱん』では…ヒロイン・のぶがよく発していましたよね!


● 地域のおすそわけを循環する「おすそわけ食堂 まど」(香美市)

最初に訪れた「香美市立やなせたかし記念館」からすぐの場所にあり、国道沿いとは思えない牧歌的な庭が広がる「おすそわけ食堂 まど」。かつては農家志望で、全国の農家でアルバイトやインターンを経験した陶山智美さんが、規格外などの理由で廃棄される食材を活用したいと、2021年に当時22歳で一念発起し開いたお店だ。

店主の陶山智美さん
店主の陶山智美さん
家庭で不要になったものを持ち込み&持ち帰りできる。そんなおすそわけの精神が店のあちこちに
衣類や食器、雑貨など、地域の方が家庭で不要になったものを持ち込み&持ち帰りできる。そんなおすそわけの精神が店のあちこちに

一汁七菜が基本、栄養満点の日替わり定食は880円。献立は食材次第で、この日はべふ峡豆腐と芸西なすの麻婆豆腐、人参と文旦のマリネなど。ご飯と味噌汁はおかわり自由。

「おすそわけ食堂まど」の日替わり定食(880円)
「おすそわけ食堂まど」の日替わり定食(880円)

「毎日通える子ども食堂」にもなれたらと、高校生以下はフード全品300円と懐深く営業。「ふれあい牧場みたい(笑)」な庭にはヤギや鶏が遊ぶ。

●やなせ先生デザインキャラクターが描かれた列車でも行ける「道の駅やす」

高知ならではのお土産をゲットするなら、断然地元の直売所がおすすめ。香南市にある「道の駅やす」内にある「農産物直販所 やすらぎ市」には地元の農家さんたちが手塩にかけて育てた野菜や果物がズラリと並ぶ。

道の駅やす
海辺のオアシス「道の駅やす」。隣接する海浜緑地の「ヤ・シィパーク」では、季節ごとにさまざまなイベントが開催されている
ごめん・なはり線の各駅にはやなせさんが描いたキャラクターのモニュメントがお出迎え。夜須駅はにんぎょちゃん!
ごめん・なはり線の各駅にはやなせ先生が描いたキャラクターのモニュメントがお出迎え。夜須駅は「やす にんぎょちゃん」!©やなせたかし

「これからの季節は、メロンやスイカ、フルーツトマトなどが旬を迎えるので、おすすめですよ」とスタッフさん。農産物のほか、地元で獲れた魚や、寿司、フルーツを使ったスイーツ、お弁当なども購入できる。

秋ごろはフルーツトマトやメロンの糖度が増しておすすめなのだそう
秋ごろはフルーツトマトやメロンの糖度が増しておすすめなのだそう

また道の駅のなかにある売店「直営土産物 ヤ・シィ店」には、やなせ先生のイラストがかわいい饅頭「ぼくらはみんないきている」(1080円)や「しょうがちゃんのごめんしょうがパイ」(1200円)など、渡したら喜ばれること間違いなしのお土産がたくさん!

「ぼくらはみんないきている」(1080円)
「直営土産物 ヤ・シィ店」で発見!「ぼくらはみんないきている5個入」(1080円)2025年11月時点 ©やなせたかし

● フルーツ天国!一年中メロンが食べられる「西島園芸団地」(南国市)

特産品のメロンなどのフルーツを堪能すべく訪れたのは、南国市にあるフルーツパーク「西島園芸団地」。年中ブーゲンビリアが鮮やかに花を咲かせる大規模観光農園で、こちらで栽培されたフルーツを使ったメニューを楽しめる。

フルーツパーク「西島園芸団地」
フルーツパーク「西島園芸団地」
ボタニカルな施設内
ボタニカルな施設内

一番人気は、メロン半玉にソフトクリームをどーんと乗せた豪快な「メロンのしっぽ 大」(1580円)。かなりのボリュームに驚いたが、スタッフさん曰く「意外とみなさん1人1つ、ペロリと食べちゃいますね」。

メロン半玉にソフトクリームを乗せた「メロンのしっぽ」(1500円)
メロン半玉にソフトクリームを乗せた「メロンのしっぽ 大」(1580円)

スイーツ以外には、高知県名物の「ぼうしパン」が楽しめるモーニングメニュー(780円、15時まで)やランチセットも。ちなみに「ぼうしパン」はこちらで栽培されたメロンの果汁を使った限定の「メロンフレーバー」!

高知県名物の帽子パンが楽しめるモーニング(780円)
高知県名物のぼうしパンが楽しめるモーニング(780円)。メロン味のぼうしパンは、物販コーナーで販売も

● 高知産ワインの購入&試飲ができる「井上ワイナリー」(香南市)

人気の「高知県立のいち動物公園」すぐ隣の高台に位置する「井上ワイナリー のいち醸造所&SHOP」。2012年からブドウ栽培を始め、念願の自社醸造は2021年から開始。直販ショップでは、高知県産ワインをはじめ、グロサリーやスイーツなどが購入できる。

ワインの試飲は量り売り30ml200円〜。ベイクドチーズケーキ500円
ワインの試飲は量り売り30ml200円〜。ベイクドチーズケーキ520円

太平洋まで見渡せるオープンデッキを備え、希少な県産ワインとアテやケーキをいただける。ワインの試飲は量り売り30ml200円〜。

ショップ内から醸造所内が見下ろせる、ワイン好きにはたまらない設計
ショップ内から醸造所内が見下ろせる、ワイン好きにはたまらない設計
完全高知県産ワインは数に限りあり
完全高知県産ワインは数に限りあり

●高知の旬の食材を使った料理と地酒を味わう「酒処さかえ」(南国市)

「酒國・土佐」との異名を持ち、「べく杯」という伝統的なお座敷遊びなど、酒好きで知られる高知の人たち。県内は高知の地酒が楽しめる酒場の宝庫だ。

50年以上の歴史を持つ「酒処さかえ」
50年以上の歴史を持つ「酒処さかえ」。訪れる際には予約がおすすめ
店に立つ店主の吉永栄治さんと母・ひろ子さん
店に立つ店主の吉永栄治さんと母・ひろ子さん

せっかくなら「地元の人に愛されているお店で地酒が飲みたい!」と訪れたのは、南国市内で50年以上愛されてきた「酒処さかえ」。高知の旬の食材をふんだんに使ったおばんざい(440円〜)6〜9種類や、お造り、名物の「シャモライス」(1100円)などと一緒に高知の地酒が楽しめる。

地元の食材を中心に、新鮮な野菜を駆使したおばんざい(440円〜770円)など愛がこもった料理たち
地元の食材を中心に、新鮮な野菜を駆使したおばんざい(440円〜770円)など愛がこもった料理たち
100%純血種の「ごめんケンカシャモ」を使用した名物「シャモライス」(1100円)はビッグサイズなのでシェアするのがおすすめ
100%純血種の「ごめんケンカシャモ」を使用した名物「シャモライス」(1100円)はビッグサイズなのでシェアするのがおすすめ

店に立つのは、吉永さんご夫妻とお母さん。先代の頃から数十年通い続ける常連客も多く、連日、地元のみなさんが吉永さんご家族と楽しい会話をしながら食事とお酒を楽しむ、愉快な酒場だ。

先代の頃から数十年通い続ける常連客のみなさんと一緒に乾杯!
先代の頃から数十年通い続ける常連客のみなさんと一緒に乾杯!

「ここの料理は何を食べてもおいしいし、いつ来ても楽しいきね」と笑顔で乾杯してくれた常連のみなさん。明るい高知の人たちと交わす一杯に、こちらも顔がほころんだ。

たっすいがはいかん!:弱々しい、そんな元気ないようじゃ駄目だ!
『あんぱん』では…のぶが嵩によく「たっすいがはいかん!」と叱咤激励していたイメージ!

●都会の喧噪を忘れてゆったり癒やされる「龍河温泉」(香美市)

高知市内で泊まるのも良いけど、ものべがわエリアでゆっくりしたい。そんな人にぴったりなのが、日本三大鍾乳洞のひとつ「龍河洞」に一番近い小さな温泉宿「龍河温泉」。

「龍河温泉」(写真提供:龍河温泉)
とろんとろんの泉質の天然温泉(写真提供:龍河温泉)
とろんとろんの泉質の天然温泉(写真提供:龍河温泉)

地下1200mより汲み上げられた自家源泉の天然温泉で、こんこんと湧き出る良質のアルカリ泉は、「とろんとろんでお肌がスベスベになる」と評判だそう。

食材にこだわった約11品の家庭的な郷土会席料理の夕食(写真提供:龍河温泉)
食材にこだわった約11品の家庭的な郷土会席料理の夕食(写真提供:龍河温泉)
土佐皿鉢の和定食の朝食(写真提供:龍河温泉)
土佐皿鉢の和定食の朝食(写真提供:龍河温泉)

夜は食材にこだわった郷土会席料理、朝は土佐皿鉢の和定食が楽しめる。お部屋は、杉の木をふんだんに使った古民家調な「龍の間」、和モダンでスタイリッシュな和洋室「華の間」ほか6室あり、旅の疲れを癒やすことができる。

ゆったりと過ごせるお部屋(写真提供:龍河温泉)
ゆったりと過ごせるお部屋(写真提供:龍河温泉)
龍河洞の逢坂峠
龍河洞の逢坂峠

ほいたらね:それじゃあ、またね
『あんぱん』では…週の締めのナレーションでお馴染み。 今すぐ使えそう!

紹介したすべてのスポットは、車で回りやすい位置に点在しています
紹介したすべてのスポットは、車で回りやすい位置に点在しています

やなせ先生ゆかりの地だけでなく、ものべがわエリアのグルメや温泉など、1泊2日でとことん堪能できた。何よりも気さくで温かい高知の人たちと触れ合えたことが、良い思い出となった。

高知県民は明るく気さくで楽しい方が多いので、ぜひ地元の方々との触れ合いを楽しみながら旅して欲しい。


高知県では10月1日から、対象の観光施設・宿泊施設で平日におトクな特典が受けられる『行くで!ウィークDay! 高知平日キャンペーン』を実施中(先ほど紹介した「龍河温泉」も対象!)。

高知観光は平日がお得、『行くで!ウィークDay! 高知平日キャンペーン』
高知観光は平日がおトク、『行くで!ウィークDay! 高知平日キャンペーン』

期間は2026年3月31日までで、特に12月・1月は『じゃらん』『楽天トラベル』クーポンでおトクに宿泊できる特典も。平日にゆったりおトクに高知観光するのがオススメです。

また、夜の商店街で土佐の高知の文化を楽しむことができる『よさこい高知 宵の舞』が2026年1月10日から2月1日まで開催。観光名所「ひろめ市場」南スペース「よさこい広場」をメイン会場に、連日さまざまなイベントが催される。冬の高知もイベント盛りだくさん!

タイトルで使っていたのは、連続テレビ小説「あんぱん」土佐ことば指導の西村雄正さん監修の土佐弁LINEスタンプ。絶賛発売中だそうです!

取材・文/野村真帆
写真/Lmaga.jp編集部
(おすそわけ食堂まど:竹田俊吾、井上ワイナリー:衣笠名津美)
提供/どっぷり高知旅キャンペーン推進委員会

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