京都の小学校跡地に「新たな外資系ホテル」…日本初上陸、来春開業へ

15時間前

計画地全体(写真左:歌舞練場・地域施設、写真右:ホテル)

(写真6枚)

「NTT都市開発」(本社:東京都千代田区)が10月24日、京都市東⼭区において開発を進めていた「元新道⼩学校跡地活⽤計画」が竣⼯したと発表。同プロジェクトは、学校跡地にホテルを新築し、宮川町歌舞練場を建替え、地域施設と⼀体で街づくりに貢献するというものだ。

「番組⼩学校」として明治2年に開校した元新道⼩学校跡地に、ラグジュアリーホテル「カペラ京都」を新築。シンガポールに本社を置く「カペラホテルグループ」のフラッグシップホテルとなり、今回が日本初進出となる。地上4階、地下2階建てとなり、全89室。2026年春の開業を予定している。

ホテル中庭。ホテル内レストランテラスより中庭を望む

また、花街⽂化継承の場「宮川町歌舞練場」を建て替え、地域施設も新築した。

複数の通りに⾯した3施設
新道通り。写真左:ホテル、写真右:歌舞練場・地域施設

宮川町の⾵情漂う街並みと、東⼭の美しい景観との調和を図るため、既存建物の特徴を活かしたデザインとし、部材の⽣け捕りによる再活⽤を実施。また、宮川町のシンボルでもある「歌舞練場⼤屋根」を再建するなど、随所に街の記憶を継承した造りとなっている。

敷地全体では、ホテル・歌舞練場・地域施設の3施設を新道通に沿って整備し、⼤和⼤路通、新道通、宮川町通の南北の通りに対して、2つの建物を新しく配置することで、東⻄に新たな⼈の流れを⽣み、地域の回遊性を⾼める狙いだ。

歌舞練場外観。宮川町のシンボルである歌舞練場⼤屋根を再建
詳細map

「NTT都市開発は、「世界トップクラスのホスピタリティを堪能できるホテル「カペラ京都」、芸舞妓が伝統伎芸の鍛錬を積む「歌舞練場」、地域コミュニティの活動の場となる「地域施設」の3施設が共存することにより、新しい価値が⽣み出されることを期待しています」とコメントしている。

  • LINE

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

人気記事ランキング人気記事ランキング

写真ランキング

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本