初日から大賑わい!阪神百貨店の一角が「純喫茶」に?今年は大阪の名店増加

7時間前

『純喫茶ハンシン vol.5』は初日から会場は活気に溢れていた

(写真11枚)

昔ながらの喫茶店やそのメニューが集結する催事『純喫茶ハンシン vol.5』が、大阪の百貨店「阪神梅田本店」(大阪市北区)にて10月29日より開催中。会場となる「食祭テラス」では、旧き良き喫茶文化を味わうべく初日から多くの来場者で賑わっていた。

■ 5回目の「喫茶ハンシン」、定番から限定メニューまで集結

2021年より始まり、今回で5回目を迎える同催事。「日本で一番喫茶店数が多い」とされながら、近年は減少しつつある大阪の喫茶店に今一度焦点を当てるべく、今年は例年より大阪の店舗が多く出店している。

普段はなかなか見られないコーヒーを淹れる姿をカウンター越しに見ることができるのも見どころ。写真は「喫茶サンシャイン」にて
コーヒーを淹れる姿をカウンター越しに見ることができるのも見どころ。写真は「喫茶サンシャイン」にて

今回も「東京喫茶店研究所」2代目所長として情報を発信してきた難波里奈さんがお店をセレクト。梅田の第3ビルに移転したばかりの「喫茶サンシャイン」や、難波で1951年に創業した老舗「アラビヤコーヒー」といった第1回から参加してきた店舗に加え、親子で営む上本町の「喫茶ルプラ」、マロンパフェや自家製カレーが人気の「喫茶RiO」が初出店店舗として加わる。

大阪・難波「アラビヤコーヒー」の「アラビヤサンド」(1210円)
大阪・難波「アラビヤコーヒー」の「アラビヤサンド」(1210円)

また、京都・河原町の「喫茶ソワレ」では、半世紀の歴史を持つ名物メニュー「ゼリーポンチ」が、いつもとは異なるフルーツ多めの特別仕様で登場。そのほか、「喫茶サンシャイン」では、昨年の夏限定で販売されていた「自家製クラフトコーラ」がフロートで登場するなど、同催事だけで味わえる限定メニューにも注目だ。

京都・河原町「喫茶ソワレ」のゼリーポンチ(990円)
京都・河原町「喫茶ソワレ」のゼリーポンチ(990円)

東京大学前で創業した「喫茶ルオー」や長野県・松本市で1957年に創業した「珈琲美学アベ」など日本各地にある名店も出店するので、普段はなかなか味わえないメニューも楽しめるのもうれしい。

■ 本物さながらの喫茶店空間が百貨店に再現

同催事は「純喫茶」がテーマということで、各ブースには実際の喫茶店で使用されているものに近いテーブルや椅子を設置。またサイフォンやフライパンなど、普段から店舗で使用されている器具も持ち込まれ、会場の食祭テラスは本物の喫茶店のような雰囲気になっていた。

『純喫茶ハンシン vol.5』の東京・本郷「喫茶ルオー」のブース
『純喫茶ハンシン vol.5』の東京・本郷「喫茶ルオー」のブース

ゆったりと着席しコーヒーやフードを楽しめる同催事ならではの会場レイアウトも相まって、来場者たちも常連客さながらにリラックスしながら各々の時間を楽しんだり、来場者同士の会話や店主との交流で賑わう様子が見られた。

『純喫茶ハンシン vol.5』に出店中の「喫茶サンシャイン」。喫茶店でくつろぐように楽しむ来場者も多く見られた
『純喫茶ハンシン vol.5』に出店中の「喫茶サンシャイン」。喫茶店でくつろぐように楽しむ来場者も多く見られた

『純喫茶ハンシン vol.5』の開催期間は、10月29日から11月3日まで。「喫茶RiO」「喫茶ルオー」「喫茶ソワレ」は31日まで、「喫茶美学アベ」「珈琲の店 雲仙」「さぼうる」は11月1日からの出店となる。会場は「阪神梅田本店」1階 食祭テラス、営業は10時〜20時まで。各店舗ごとのグッズや催事に合わせたオリジナルグッズも販売中。詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/つちだ四郎

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