万博・静けさの森、実は更地になる予定だった「命輝かへんやんって」

2時間前

混雑する『大阪・関西万博』で穴場? 会場ド真ん中の「静けさの森」虫の声が響く(9月11日・Lmaga.jp撮影)

(写真3枚)

閉幕が近づく「大阪・関西万博」のこれからについて語るプログラム『共鳴と森-突き破る塔(1970)から開かれる空(2025)へ』が、10月8日に万博内の会場で実施。プログラムには、ランドスケープデザインディレクターの忽那裕樹氏など万博に携わってきた面々が登場し、今後について明かした。

10月13日に閉幕が迫った「大阪・関西万博」では、万博のシンボル「大屋根リング」や、各国・企業のパビリオンの今後が注目されている。

『大阪・関西万博』閉幕後の未来について語るプログラムで語る、横山大阪市長や藤本壮介氏、忽那裕樹氏ら(10月8日・Lmaga.jp撮影)

そんななか、万博会場の中心部にある「静けさの森」は、会期が終了した後も会場内に残されると発表。同プログラムで静けさの森のデザインを手がけた忽那氏は、テーマ事業プロデューサーの宮田裕章氏から同エリア存続について話題を振られると、「それが一番うれしいですね」と笑顔を見せた。

また「最初、(静けさの)森は更地にして返すって情報があって。『木植えて切ったら、命輝かへんやん』って義憤にかられて飛び込んで、宮田さんと僕で籠城してね・・・」と、存続にかける思いを明かした。

『大阪・関西万博』9月20日(土)の様子(15時30分頃/Lmaga.jp撮影)

忽那氏は、静けさの森だけでなく万博全体の景観作りも担当しており、「座る空間は全部作ったんですけど、そこに座っている人が緑を介してすごく美しく見えるという。その空間を使いこなしてる人たちの、ありとあらゆる姿が見えて。それが僕たちにとって感動的でした。(万博に)毎日行くようになった人の話も聞いたんですけど、『遊びに行ってるだけでも面白い』という意見はすごくうれしかった」と語っていた。

取材・文/つちだ四郎 写真/Lmaga.jp編集部

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