ばけばけ・べらぼうなど3番組の魅力ぎゅぎゅっと凝縮、NHK大阪で企画展

11時間前

『ばけばけ』登場人物たちの全身パネルがお出迎え (C)NHK

(写真10枚)

連続テレビ小説『ばけばけ』、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』、夜ドラ『いつか、無重力の宙で』という話題の3番組の魅力を凝縮したイベントが、10月9日まで「NHK大阪放送局」(大阪市中央区)にて開催。会場では、それぞれのドラマにまつわるパネルや小道具などを展示。期間中、ドラマの制作や技術、美術を担当する職員の講演会もおこなわれる。

■ 3番組の世界観を感じられる展示がずらり

『ばけばけ』コーナーでは、登場人物の衣装や小道具、小泉八雲の著作の装丁をもとにデザインされた台本などが展示され、ドラマの世界観を感じることができる。

司之介が「丑の刻参り」の際に頭に装着していた蝋燭五徳。蝋燭の中がくり抜かれていて、オイルランプが仕込めるようになっている
司之介が「丑の刻参り」の際に頭に装着していた蝋燭五徳。蝋燭の中がくり抜かれていて、オイルランプが仕込めるようになっている

第1回で登場した司之介(岡部たかし)が「丑の刻参り」で頭につけていた蝋燭五徳も展示。これは、和蝋燭のレプリカの中に小さなオイルランプを装填し、安全性に配慮しつつ大きな炎を出すことができるように工夫されたもので、細やかなギミックに感心させられる。

耕書堂の暖簾をくぐると『べらぼう』の展示が。写真パネルのほかに、アバンタイトルとO Pをつなぐイラストをプリントした大きなクロスも展示されている
耕書堂の暖簾をくぐると『べらぼう』の展示が。写真パネルのほかに、アバンタイトルとOPをつなぐイラストをプリントした大きなクロスも展示されている

耕書堂の暖簾をくぐった先にある『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』コーナーでは、日本橋耕書堂で売られている書籍が並び、前半のメモリアル写真パネルを展示。また、「どーもくんの版画コーナー」では三版に分かれた色版をすべて刷るとイラストが完成する版画体験ができ、江戸時代の印刷技術の片鱗を知ることができる。

天文部の4人のようにもう一度夢に思いを馳せることのできる「ロメット」のフォトスポット
天文部の4人のようにもう一度夢に思いを馳せることのできる「ロメット」のフォトスポット

『いつか、無重力の宙で』コーナーでは、天文部4人の溜まり場であるファミレス「ロメット」の赤い椅子に座って写真を撮影できるフォトスポットを設置。また、「夢を語り合う場所」であるロメットのセットの傍らには「あなたの『夢』を教えてください」と題し、来場者が「夢」を書き込めるカードも。集まった「夢」のカードは展示中のロメットのセット内、メニュー表の中に格納される。

少女時代のトキの着物と、司之介が「丑の刻参り」の際に身につけていた白装束。マネキンの手には撮影で実際に使われた藁人形が…
少女時代のトキの着物と、司之介が「丑の刻参り」の際に身につけていた白装束。マネキンの手には撮影で実際に使われた藁人形が…

■ 名物、歴代ヒロインのサイン入り冷蔵庫も

また、昨年秋に開催された「BK大感謝祭2024」でも展示され話題となった、「歴代朝ドラヒロインがサインを書き込んだ衣装部屋の冷蔵庫」が今回も展示され、最新作『ばけばけ』のヒロイン・トキを演じる髙石あかりのサインも書き加えられている。さらに、トキの母・フミを演じる池脇千鶴も『ほんまもん』(2001年後期)のヒロインとして、24年越しにサインを書き入れたとのこと。

同会場には、10月1日からスタートしたNHKの新しいインターネットサービス「NHK ONE」の案内コーナーも開設している。3つの番組の魅力を「ぎゅぎゅっ」と集めた展示と、BK名物「ヒロインのサイン入り冷蔵庫」を、ぜひ直接確かめてただきたい。

「NHKドラマぎゅぎゅっと展 ~ばけばけ・べらぼう・いつそら~」は、10月1日から9日まで、NHK大阪放送局1階アトリウムにて開催中(10時〜17時まで)。

取材・文・写真/佐野華英

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