「謎の放送局」サンテレビで「温泉ドラマ主演」氣志團・綾小路 翔が語る

4時間前

主演ドラマの撮影を終えた綾小路 翔が、大いに語る(9月14日:大阪市内)

(写真8枚)

◆ 撮影で感じた反則ギリギリ「関西ローカルクレイジー」な空気

第一話より。濃厚な共演者たちに囲まれて…画像提供:「湯村天使の吐息」製作委員会
第一話場面写真。濃厚な共演者たちに囲まれて…画像提供:「湯村天使の吐息」製作委員会

──12話、楽しみです。現場の雰囲気はいかがでしたか?

スタッフのみなさん、全員が本当に一生懸命やってくださって。撮影期間中は毎日本読みがあったのですが、レギュラーの上地由真さん(咲江役)、中田彩葉さん(狂乱役)の他に各話にゲストが入ってきて、その人たちが毎回、とてつもない個性を発揮しています。

この雰囲気、なにか既視感があるなと思ったら漫画の『GANTZ』でした。ゲストのみなさんが見知らぬ星から来た異星人で、お芝居が始まると桁違いの特殊能力を発揮するという。毎日、夕方5時になると、そんな感じで異世界に転送され、一夜限りの戦いが繰り広げられていました(笑)。

中には自分の演技で譲れない部分について監督に物申す役者さんもいて、すごい崇高な世界だなと感動していたのですが、監督は監督で「なんだ、この野郎、ぶっ飛ばすぞ!」って普通にキレ返していて。誰もが裸でぶつかり合う。そんな、みんなの人間劇がおもしろくて、「これ、どこまでリアルで、どこからがコントなんだ!?」なんて勘繰ってしまうぐらい。そんなクレイジーなやり取りが13日間にわたって繰り広げられ、僕もどんどん島田組に夢中になっていったんですよね。

──音楽シーンでさまざまな状況を見てきた翔さんでも、クレイジーと言われるほどの撮影だったんですね。

これは、関西を中心に活躍されているみなさんが多く出演されていることで生まれた、「関西ローカルクレイジー」な空気だと思います。僕らがヤングだった1990年代って、プロになるには東京に出るという考えが一般的でした。しかし、そこを選ばず地元でやっていくぞ、と決意した人たちのエネルギーって東京にいると感じられないもの。ボクシングでたとえると、爆腕のルーキーではなくて、変幻自在のロートル的な恐ろしさがあります。

こちらとしては腕力にものを言わせる奴のほうがやりやすいけど、そうじゃなくて、圧倒的なテクニックを持ちながらも、反則ギリギリな技も使ったり、時に超能力としか言いようのない非科学的な攻撃も繰り出せるという。そんなスーパーパワーを持った覚醒者との出会いは、自分の今後の人生にとっても糧となる、実りあるものになりました。

(次のページは…)湯村温泉滞在は、絶大デトックス効果あり

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