無限に食べられる…!?「フライドチキン専門店」が神戸で復活

4時間前

「チキンハート」の黒黒白チキンセット(1800円)

(写真9枚)

街の人に惜しまれつつ…2年前に神戸・六甲で閉店した「チキンハート」が9月1日、「阪神芦屋駅」近くで復活。SNSでも「おいしい」「ジューシーで他と違う」「ここのチキンはご褒美」と人気だった同店で、どんなメニューが食べられるのか?

■ 足りない…!?軽くてジューシーなチキン

「チキンハート」は、新鮮な朝びき鶏をピュアオリーブオイルで揚げるヘルシーチキンが看板のフライドチキン専門店だ。同店で提供されるメニューは、胸肉を使う白チキンともも肉を使う黒チキンの2種。おいしさの決め手は鶏肉で、基本的にフライドチキンや唐揚げを扱う店舗では冷凍鶏を使用することが多いが、ここでは「アイユー食品」(本社:大阪府池田市)から、肥育期間を考慮した新鮮な朝びき鶏を発注&管理している。

「チキンハート」で食べられるるメニュー。テイクアウトも可
「チキンハート」で食べられるメニュー。テイクアウトも可

また粉にも味付けをしているが(企業秘密)、鶏肉を塩コショウや醤油、酒、ナンプラーでマリネするのも風味に重要なポイント。そしてピュアなオリーブオイルで低温と高温で二度揚げすることで外はカリッと軽やか、中は柔らかジューシーな仕上がりになっている。

「チキンハート」のフライドチキンは揚げ方にもこだわる
「チキンハート」のフライドチキンは揚げ方にもこだわる

食べるときはまずはそのまま、その後はマヨネーズや生姜は黒チキンと、スイートチリソースは白チキンと一緒に味変しながらいただくのがお薦めだ。筆者も実際に食べてみると、衣が軽くて意外ながらもあっさりで胃もたれ&胸焼けを一切感じない。ボリューミーなひと皿ながらも(セットだとチキンは3つ!)ペロリと食べきることができるほどおいしく、あともう1個食べたい…という感覚にまでなった。

「チキンハート」の黒黒白チキンセット(1800円)。味変は左からマヨネーズ、スイートチリソース、生姜
「チキンハート」の黒黒白チキンセット(1800円)。味変は左からマヨネーズ、スイートチリソース、生姜

■ 店主2人の思いはひとつ「なくなるのはもったいない」

そんな「チキンハート」を継承したのは、芦屋「パティスリーエトネ」の店主・多田征二さんと、灘・御影にあるベーカリー「ビアンヴニュ本店」の店主・大下久司さんだ。一見フライドチキンに関係なさそうだが…元々10年前から店に通っていた2人。あまりのおいしさに多田さんは「店を増やしませんか?」と前任のオーナーに声をかけていたと言う。

左から「チキンハート」を継承した「パティスリーエトネ」の店主・多田征二さん、「ビアンヴニュ本店」の店主・大下久司さん
左から「パティスリーエトネ」の店主・多田征二さん、「ビアンヴニュ本店」の店主・大下久司さん。継承した理由を聞くと「おいしかったから店がなくなるのはもったいないと思った」と答えた

店を増やすことは渋っていたオーナーだったが、県外への移住が決まり2023年に閉店へ。そのときオーナーから「うちの店を引き継ぎませんか?」と2人に声がかかったそう。引き継ぐことを決意してからは、鶏肉へのマリネの方法や、粉の付け方、揚げ方、揚げた鶏の置き方まで細部にわたって教わり、前と変わらぬおいしさのフライドチキンを提供できるようになったと言う。

芦屋で復活した「チキンハート」の外観
芦屋で復活した「チキンハート」の外観

現在は芦屋の地元民をはじめ、この味を求めて六甲時代のお客さんが店に来ることも多いとか。2人は「街の人たちにもっと馴染んでもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。

「チキンハート」(芦屋市大桝町5-20)は、11時〜18時までの通し営業。定休日は火・水曜日。商品は数量限定のためなくなり次第終了。チキンのみ、弁当のテイクアウトもあり。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

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