大阪・天王寺で「うすた京介展」開幕、東京で話題「そぉい！！」も

3時間前

『祭りだワッショイ！うすた京介ワールド展』。「ようこそお越し下さいました…！」と土下座する浜渡浩満（ハマー）のオブジェでお出迎え

(写真34枚)

『セクシーコマンドー外伝すごいよ！！マサルさん』『ピューと吹く！ジャガー』で知られる漫画家・うすた京介の展覧会『祭りだワッショイ！うすた京介ワールド展』が、９月１３日より大阪・天王寺の「あべのａｎｄ」（大阪市阿倍野区）ではじまった。

■ フォトスポットが東京会場で話題に

『セクシーコマンドー外伝すごいよ！！マサルさん』が連載開始から３０周年、『ピューと吹く！ジャガー』が２５周年を迎えることを記念しおこなわれた同展。８月におこなわれた東京会場では、『ジャガー』のエピソードに登場するワンシーンを切り取った「そぉい！！」のフォトスポットが話題を呼んでいた。

『ピューと吹く！ジャガー』直撃世代ということもあり胸を躍らせて入場してみると、「ようこそお越し下さいました…！」と土下座する浜渡浩満（ハマー）のオブジェで出迎えられ、冒頭から期待が増す。

『祭りだワッショイ！うすた京介ワールド展』の、『セクシーコマンドー外伝すごいよ！！マサルさん』コーナー。うすた京介作品の原画の数々。カラー原稿も展示されている

『ジャガー』『マサルさん』にくわえ、『武士沢レシーブ』や『フードファイタータベル』、『ジャンプ＋』にて連載中の新作『あらばけ！荒吐グングンパーク』とうすた作品が勢揃いする同展だが、気になるのは立体物の充実っぷりだ。冒頭のハマーを皮切りに、「武士沢ブレード」や『マサルさん』でお馴染みのコスチューム、「めそ」のオブジェなど原作再現度の高いアイテムがずらり。

思わず唸ってしまったのは、『ジャガー』に登場する笛職人・父字郎が作った「珍笛」の数々を再現したオブジェだ。漫画で見たあの珍笛が現実に…！と感動もののクオリティなのだが、「作っている我々がすごく好きなので、盛り上がりました」と担当者。

『祭りだワッショイ！うすた京介ワールド展』の『ピューと吹く！ジャガー』コーナー。気合いの入った展示物

また、立体物だけでなくもちろん原画も充実。うすた氏が手がけた５作品の生原稿が作品ごとに展示されており、画力の高さやカラー原稿の美しさをじっくりと体感することができる。作者本人による一言コメントも添えられており、連載当時の心境や裏話を知れるのもうれしい。

『祭りだワッショイ！うすた京介ワールド展』にて、原画にはうすた先生本人による一言コメントも添えられている

話題の「そぉい！！」フォトスポットは原作者・うすた氏のリクエストから誕生しただけあり、原作さながらの勢いを感じられる。また、同じく『ジャガー』から、登場人物たちをことごとくがっかりさせた「がっかりイリュージョン」の再現コーナーも。原作ファンなら一度は「体験してみたい」と願うあの空間が現実化した夢のようなコーナーだが、どれほどの仕上がりかは実際に体験してみてほしい。

『祭りだワッショイ！うすた京介ワールド展』でSNSで話題となった「そぉい！！」フォトスポット

『祭りだワッショイ！うすた京介ワールド展』でSNSで話題となった「がっかりイリュージョン」

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グッズはチケットを所持している人だけが購入可能。ランダム商品以外は、１人につき３点までの購入制限あり。３日で２０００個が売れたという『マサルさん』の「オクレ兄さんのラムネ」（１０８０円）や「ボス決して走らず急いで歩いてきてそして早く僕らを助けてキャップ」（４５００円）などは東京会場でも大人気だったとのことで、気になる人はお早めに。