「べらぼう」新キャスト、十返舎一九はミュージカル界のプリンス・井上芳雄

重田貞一(のちの十返舎一九)を演じる井上芳雄 (C)NHK
俳優・横浜流星が主演を務め、吉原の貸本屋から「江戸の出版王」に成り上がった蔦重こと蔦屋重三郎の生涯を描く大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)。9月15日、新たな出演者が発表され、十返舎一九(じっぺんしゃいっく)を、「ミュージカル界のプリンス」の異名を持つ、日本を代表するミュージカル俳優・井上芳雄が演じることとなった。
いよいよ最終章に突入する『べらぼう』。重三郎が「耕書堂」に出入りさせていた、次世代の戯作者・絵師の一人が重田貞一(のちの十返舎一九)だ。蔦重が出す黄表紙が好きで、駿河国から重三郎のもとを訪ねてくる。そして重三郎亡きあと、お伊勢参りをする男2人の珍道中を描く『東海道中膝栗毛』を発表して大ヒット。「滑稽本」という新たなジャンルを確立した重要人物だ。
大河は『おんな城主直虎』(2017年)以来の出演となる井上は「二回目の大河ドラマで、十返舎一九を演じさせて頂きます。とても光栄です。一九は名前や作品こそ有名ですが、どんな人物だったかというのはあまり知られていないので、私自身とても興味があります。 また、彼は日本初の職業作家だったという話もあるそうで、その才気とエネルギーをしっかりお伝えしたいです」と意気込む。
さらに「この『べらぼう』には、普段一緒にミュージカルをやっている仲間もたくさん出演していて、 NHKさんにはもう感謝しかありません。慣れない和物の世界ではありますが、自分自身も楽しんで演じられますように」と抱負を語った。願わくば、先に登場した北尾政演(山東京伝)役の古川雄大のように、その美声を披露する機会があることを祈りたい。

そのほか、『富嶽三十六景』で知られ、今なお世界中から愛される天才絵師・葛飾北斎を「野性爆弾」のくっきー!、江戸の大ベストセラー『南総里見八犬伝』を書いた、異才の戯作者・曲亭馬琴を津田健次郎が演じることが発表された。
文/吉永美和子
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