今までとどこが違う? 兵庫に「成城石井」の新店舗、一目で分かる「売れ筋商品」

3時間前

オープン初日、10時の開店時には多くの人が駆けつけた(9月10日 Lmaga.jp撮影)

(写真8枚)

高品質スーパーマーケット「成城石井」の新店舗が9月10日、「イオンモール伊丹」(兵庫県伊丹市)にオープン。現在全国に222店舗を展開する同店だが、そのうち関西エリアは約50件、大部分が関東圏を初めとする東エリアとなっている。同店では新たな試みを織り交ぜながら、西日本での店舗数拡大を狙う。

■ こんな「成城石井」見たことない…カラフルな店内、選びやすさに注力

店内は陳列棚の背が低いこともあり、ゆったり広く感じる
店内は陳列棚の背が低いこともあり、ゆったり広く感じる(9月10日 Lmaga.jp撮影)

1927年東京・世田谷にて創業した同店。現在は関東の駅ビルを中心に店舗を展開している。今回オープンした「イオンモール伊丹店」は、ショッピングセンター向けの新型店舗として、「ここに来れば今に人気のある商品が買える店舗」として実験的に運営するという。

同店が位置するのは、敷地面積が約6万1000平方メートルとイオンモールのなかでも大型店舗の1階。これほどまでに大型のモール内だが、同フロアにはイオンの食品売り場や、「カルディーコーヒーファーム」「久世副商店」と食品を取り扱う店も多く、素人目から見ても食品激戦区画だと感じる。

既存店では見たことのないポップが登場。一目でおすすめが分かるので、商品が選びやすい
既存店では見たことのないポップが登場。一目でおすすめが分かるので、商品が選びやすい(9月10日 Lmaga.jp撮影)

そういった難しい条件のなか同店では、通常店舗の約4割となる2000アイテムまで商品数を厳選。また、商品が手に取りやすいように背の低い陳列棚を採用し、棚の上部には「まずはこれ買って」や商品のこだわりポイントが簡潔に記載されたボードなど、おすすめの商品がすぐに分かるあしらいが店内各所に散りばめられている。

おすすめの商品について記載された大型のボードが商品棚にあしらわれている
おすすめの商品について記載された大型のボードが商品棚にあしらわれている(9月10日 Lmaga.jp撮影)
奥が通常の什器の高さ、手前は同店の低め仕様(9月10日 Lmaga.jp撮影)

また、半期の売り上げやバイヤーのおすすめをベースにした「おすすめ商品のランキングコーナー」もスタンバイ。これらの施策により、今流行している商品やおすすめの商品がすぐに分かるようになっていて、商品が選びやすい環境が整えられている。

おすすめ商品のランキングは1〜3位までが表示されている(9月10日 Lmaga.jp撮影)

このおすすめ商品には、同社がこだわって開発したカレーなどの「オリジナル商品」を多く展開。また、自社のシェフが開発した人気の惣菜やデザート、パンなどは既存店と同じ商品ラインアップにすることで、限られた品数の展開ながら、成城石井でしか買えないものの充実度を意識した。

カレーのコーナーにはこだわり抜いて開発した自社ブランドの商品がズラリと並ぶ
カレーのコーナーにはこだわり抜いて開発した自社ブランドの商品がズラリ(9月10日 Lmaga.jp撮影)

同店の担当者は、「駅ビルが少ない西日本では、ショッピングセンターに店舗を出店することが、今後拡大の鍵となります。このモデル店舗の成功を足がかりに、西日本エリアの出店を拡大できれば。ぜひ選りすぐりの美味しいものを楽しんでほしい」と、新店への期待と今後の展望を話す。

人気の惣菜、デザート、パンは商品数を絞らず、既存店と同じラインアップが揃う
人気の惣菜、デザート、パンは商品数を絞らず、既存店と同じラインアップが揃う(9月10日 Lmaga.jp撮影)

「成城石井 イオンモール伊丹店」の場所は、イオンモール伊丹1階。営業時間は10時〜21時。

取材・文・写真/野村真帆

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