ザ・ぼんち おさむ「今の人たちはレベルが高すぎる」…好きなのは「温かい漫才」

2時間前

トラガスピアスが似合うおさむ(Lmaga.jp撮影)

(写真6枚)

今年で芸道55周年を迎えるベテラン漫才師、ザ・ぼんち(ぼんちおさむ、里見まさと)。それを記念し開催される3都市ツアーの記者会見に2人が登場し、漫才に対する思いや飽くなきチャレンジ精神を明かした。

■ 「アホやなぁ」が褒め言葉?

会見中もパワー全開のぼんちおさむ(Lmaga.jp撮影)
会見中もパワー全開のぼんちおさむ(Lmaga.jp撮影)

1972年結成、昭和に巻き起こった「漫才ブーム」で脚光を浴び、近年も芸歴15年以上の漫才師が対象の賞レース『THE SECOND』(フジテレビ系)にて芸歴最年長ファイナリストになるなど衰えぬパワフルさを見せるザ・ぼんち。今年は芸道55周年を迎えたことを記念し、10月26日に「なんばグランド花月」(通称NGK、所在地:大阪市中央区)にておこなわれる公演を皮切りに東京、台湾と3都市を巡っていく。

台湾公演について「現地の人とコミュニケーションを取りたいね!」と意気込むぼんちおさむ(Lmaga.jp撮影)
台湾公演について「現地の人とコミュニケーションを取りたいね!」と意気込むぼんちおさむ(Lmaga.jp撮影)

解散・活動休止もありつつも半世紀以上にわたり精力的な活動を続けている2人だが、会見でおさむは「今の漫才で感じるのはね、レベルが高すぎる」と最近の漫才師事情に言及。さらに「そこで『これはすごい』なんてもう収まってる場合はないんですよ。反対に僕たちがチャレンジせなあかん。チャレンジすることによって、若さがこっちにも戻ってくるしね」と熱く語った。

お笑いコンビ・ザ・ぼんち(左からぼんちおさむ、里見まさと)(Lmaga.jp撮影)
お笑いコンビ・ザ・ぼんち(左からぼんちおさむ、里見まさと)(Lmaga.jp撮影)

また、会見で進行をつとめたNON STYLE・石田は、ザ・セカンドの時期に2人と出番が一緒になることが多かったといい、「微調整とかもめっちゃしてるのを見てたのでやっぱりすごいなと思いつつ。でも生で見るとただただ笑わしてもらえて、『アホやなぁ』って思えるっていうか」と振りかえり、おさむは「『アホやなぁ』がすばらしい褒め言葉なんですよ!ありがとうございます」と笑顔で応えていた。

お笑いコンビとして、1万人越えのキャパシティをもつ「日本武道館」(東京都)で史上初の単独公演を成功させた2人(Lmaga.jp撮影)
お笑いコンビとして、1万人越えのキャパシティをもつ「日本武道館」(東京都)で史上初の単独公演を成功させた2人(Lmaga.jp撮影)

さらに、「笑いたくて来てる人、気持ちが沈んでる人もいましたから。そんな人が、一瞬でも『なんか嫌なこと忘れた!』って笑ってくれたら、もうそれが10秒でも20秒でもいいんですよ。それだけで僕は幸せですから。そういう漫才を僕はずっと続けたい。あったかいのが好きですね」と漫才愛を見せた。

『ザ・ぼんち芸道55周年記念単独ライブ~漫才はとまらないッ~』ポスター(Lmaga.jp撮影)
『ザ・ぼんち芸道55周年記念単独ライブ~漫才はとまらないッ~』ポスター(Lmaga.jp撮影)

大阪・NGKでの公演『ザ・ぼんち芸道55周年記念単独ライブ~漫才はとまらないッ~』は、10月26日に開催。チケット料金は前売り・当日ともに5500円、吉本興業のチケットサイト「FANY」にて販売中。続いて東京公演は12月14日に、台湾公演は2026年1〜2月に開催を予定している。続報は吉本興業の公式サイトにて。

取材・文/つちだ四郎 撮影/Lmaga.jp編集部

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