大阪でヴィトン展、京都でアンパンマン…3連休に行けるイベントまとめ【関西版】

4時間前

歴代のトランクやバッグなどが壁いっぱいに並ぶ(『ビジョナリー・ジャーニー』より、Lmaga.jp撮影)

(写真15枚)

最大9連休となる、2025年のお盆休み。ゆったりとした休みに巡りたい、現在関西で開催中の展覧会やイベントをご紹介します。

■ 思わずツッコんでまう!? 好評の企画展が大阪へ

『新!そういうことじゃないんだよ展+ありがたいことです展』が大阪駅直結「ルクア大阪」で開幕。初日から多くの人が鑑賞を楽しんでいた
『新!そういうことじゃないんだよ展+ありがたいことです展』より、初日から多くの人が鑑賞を楽しんでいた(Lmaga.jp撮影)

身近な「あるある」シチュエーションを集め、SNSで話題の展覧会『新!そういうことじゃないんだよ展+ありがたいことです展』が「ルクア大阪」(大阪市北区)で開催中。これまで累計50万人以上が来場した体験型展示会シリーズの新企画で、「モヤっと」&「ありがたい」350点(すべて新作)が勢揃い。

「そういうことじゃないんだよ!」「それはそう」ボタンを押すと、音声が流れる
「そういうことじゃないんだよ!」「それはそう」ボタンを押すと、音声が流れる(Lmaga.jp撮影)

作品はシュールな文やイラスト、写真で表現され、仕事や人間関係など日常に潜む小さな感情にスポットライトを当てた作品が並び、クスっと笑えたり、思わずツッコミを入れたくなるものも。料金は1500円、9月11日まで。→詳細記事はこちら

■ 朝ドラで再度注目、やなせたかしの大規模巡回展

国民的作品『アンパンマン』の展示
『やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ』より、国民的作品『アンパンマン』の展示(Lmaga.jp撮影)

『アンパンマン』の原作者などで知られる、やなせたかし(1919-2013)の初となる大規模巡回展が「美術館「えき」KYOTO」(京都市下京区)にて開幕。初日はオープン前から行列ができるほどの賑わいを見せるほど、注目度が高い展示だ。

国民的作品『アンパンマン』の展示
『やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ』より、国民的作品『アンパンマン』の初期作品(Lmaga.jp撮影)

高知県出身のやなせは、1988年よりアニメ放送も開始した国民的作品『アンパンマン』を筆頭に、漫画家や詩人など幅広い活動で世の人々を楽しませてきた。同展は2026年に「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」(高知県)が30周年を迎えることを記念し、原画約200点にくわえ、やなせの私物や画材などを含む約250点が一挙に集結。料金は一般1000円ほか、8月24日まで。→詳細記事はこちら

■ レベチな空間…!展示1000点超えのヴィトン展

当初は馬車用のトランクを手掛けていたというブランドの歴史を感じられる品も
当初は馬車用のトランクを手掛けていたというブランドの歴史を感じられる品も(『ビジョナリー・ジャーニー』より、Lmaga.jp撮影)

ラグジュアリーブランド「ルイ・ヴィトン」の創業170周年を記念した展覧会が「大阪中之島美術館」(大阪市北区)で開催中。ブランドに関連する歴史的な資料や日本との関係にフォーカスしたアイテムなどが1000点以上並ぶ空間は圧巻だ。

歴代のコレクションが宇宙を彷彿させるような部屋で展示される
歴代のコレクションが宇宙を彷彿させるような部屋で展示される(『ビジョナリー・ジャーニー』より、Lmaga.jp撮影)

「没入型エキシビション」というだけあり、展示方法は一般的な「美術館の展示」というイメージとは大きく異なる。会場はそれぞれテーマを設けた10の部屋に分かれており、ブランドのストーリーを空間自体で体感できるような作りになっている。なかでも、モノグラムが商標登録された1897年当時の貴重なキャンパス・サンプルは必見。一般2000円ほか、9月17日まで。→詳細記事はこちら

■ テーマは「行方不明」、なんとも静かな恐怖の連続

まず視線が釘付けになる『公衆電話』
まず視線が釘付けになる『公衆電話』(Lmaga.jp撮影)

「株式会社闇」と怪談作家・梨、そしてTVプロデューサー・大森時生氏が手掛ける展覧会『行方不明展』が「谷口悦第2ビル」(大阪市中央区)で開催中だ。ホラー映画やお化け屋敷のようないわゆる「ジャンプスケア(突然大きな音や恐ろしい映像を出すことで恐怖感を与えるテクニック)」はないが、思わず「うわっ」と声が出るような異様な展示も多々。

会場入り口に貼られた大量のビラ。早速読み込んでしまう
会場入り口に貼られた大量のビラ。早速読み込んでしまう(Lmaga.jp撮影)

写真や貼り紙、手紙といったじっくり読み込みたくなる展示物にくわえ、消息を絶った男性が遺した音声や、ある家庭から出てきたという香水など…いずれも誰かが長年使っていたことが伝わってくる生々しい使用感があり、「この展示はフィクションです」というアナウンス通りあくまでフィクションなのだと理解しつつも、じんわりと「実在」を感じてしまうのが恐ろしい。大人2200円ほか、9月28日まで。→詳細記事はこちら

■ 19世紀を代表する画家・ゴッホの…「日本初公開」が大阪で!

『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』は「大阪市立美術館」を皮切りに東京、名古屋を巡回
『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』は「大阪市立美術館」を皮切りに東京、名古屋を巡回(Lmaga.jp撮影)

フィンセント・ファン・ゴッホと、その家族が受け継いできたコレクションに焦点を当てた特別展が、「大阪市立美術館」(大阪市天王寺区)で開幕。日本初公開となるフィンセントの4通の手紙をはじめ自画像など約30点の名作、さらに彼らのコレクションも鑑賞できる。

展覧会『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』には、名作やモチーフとコラボした限定グッズが続々
展覧会『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』には、名作やモチーフとコラボした限定グッズが続々(Lmaga.jp撮影)

自画像や『種まく人』などの名作が集結した展示はもちろん、展覧会入館者のみが購入できるグッズ売場では、「すみっコぐらし」などの「サンエックス」キャラクターやミッフィーとコラボしたぬいぐるみなど、注目の限定グッズが多数販売されている(個数制限あり)。一般2200円ほか、8月31日まで。→詳細記事はこちら

■ まさかのお触りOK!? 大阪で3度目の「木梨憲武展」

富士山をテーマにした『Mt. FUJI』シリーズ
富士山をテーマにした『Mt. FUJI』シリーズ(Lmaga.jp撮影)

「グランフロント大阪」(大阪市北区)を皮切りに、2年をかけて各地を巡っていく同展。1994年にアート活動を始めて以来、1000点超の作品を生み出してきた木梨だが、同展ではそのなかから約230点を選抜し、初期作品から新作まで幅広い年代の作品を展示している。

展示のなかには、なんと接触可能な作品も(7月18日・大阪市内)
展示のなかには、なんと接触可能な作品も(Lmaga.jp撮影)

巡回展のタイトルにもある『TOUCH』のエリアには、その名の通り「触れられる」作品が。2023年の企画展より始まった「触れるアート」は、「もし自分だったら『これ一体どうなってるんだ?』って誰も見てないなら触っちゃうかもしれないから、それだったら触ってもいいですよって」という、木梨ならではの遊び心から誕生したとか。一般2100円ほか、8月31日まで。→詳細記事はこちら

■ SNSトレンド入り常連…根強い人気アニメの展覧会

誰もが知る名シーンをパネルで振り返る
誰もが知る名シーンをパネルで振り返る(Lmaga.jp撮影)

細田守監督の人気アニメ映画『サマーウォーズ』が劇場公開から15周年を迎え、それを記念した展覧会が、大阪の遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)で開催中。ストーリーを追体験しつつ、作品に登場するアイテムを再現した展示や名ゼリフとともに進んでいく、ファンにはたまらない内容に。

入り口にある「陣内家」玄関
「陣内家」の玄関から展示がスタート!(Lmaga.jp撮影)

全長15mで陣内家の縁側を再現するエリアや「OZ」の空間を高さ4.5mで表現したパネルといった作品の世界を全身で体感できるような展示のほか、強敵・ラブマシーンの迫力あふれる等身大フィギュア、人気キャラ・キングカズマのフォトパネルや仮ケンジのオブジェなど、フォトスポットも盛りだくさん。料金は3600円(ひらかたパーク入園+イベント入場券)ほか、8月31日まで。→詳細記事はこちら

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