パビリオンの個性が出る、万博「無料の日傘レンタル」を調査

4時間前

『大阪・関西万博』会場内では熱中症対策として日傘の無料レンタルを実施中(Lmaga.jp撮影/夢洲)

(写真5枚)

最高気温が38度に達し、連日厳しい暑さの大阪。現在開催中の『大阪・関西万博』(会場:夢洲/大阪市此花区)では、熱中症予防として会場内の各所で無料の日傘レンタルサービスがおこなわれている。

■入場前に便利、「東ゲート」では3000本がスタンバイ

『2025大阪・関西万博』東ゲート前(東エントランス広場)の入場待機列の客に向けた日傘の無料レンタル(Lmaga.jp撮影)
『2025大阪・関西万博』東ゲート前(東エントランス広場)の入場待機列の客に向けた日傘の無料レンタル(Lmaga.jp撮影)

2カ所ある会場入口のひとつ「東ゲート」(東エントランス広場)では、入場待機列の客に向け3000本の日傘を設置。入場ゲートでは手荷物検査などがおこなわれるため、とくに来場者が集中する午前中は日時予約をしていても1時間ほどの待ち時間が発生することがある。今の時期だと朝から日差しが強いので、日傘レンタルは国内外の客に重宝されている。なお、西ゲートでは日傘レンタルは実施されていない。

■体感マイナス10度? NTT館で「1万円超の高級日傘」をお試し

『大阪・関西万博』NTTパビリオンで貸し出されている日傘「untule(アントゥーレ)」(Lmaga.jp撮影)
『大阪・関西万博』NTTパビリオンで貸し出されている日傘「untule(アントゥーレ)」(Lmaga.jp撮影)

Perfumeコラボでも話題の「NTTパビリオン」では、日傘ブランド「アントゥーレ」が手がける1本1万5000円超の日傘を無料貸し出し。100%完全遮光の特殊生地が使われ、UV100%カットを実現。通常の日傘では防ぎきれない赤外線や可視光線も遮断し、傘下の体感温度を最大約19度下げるという。

会場スタッフも「日傘を差すと体感10度くらい下がったように感じました」と効果を実感。筆者も私物の日傘からアントゥーレに持ち替えてみると、日陰が濃くなり暑さが和らいだように感じた。

■『ノモの国』×「Wpc.」、夏空に映えるパステルカラーの日傘

『大阪・関西万博』パナソニックグループパビリオン『ノモの国』は「Wpc.」とコラボした日傘を用意(C)ワールドパーティー
『大阪・関西万博』パナソニックグループパビリオン『ノモの国』は「Wpc.」とコラボした日傘を用意(C)ワールドパーティー

子ども人気の高いパナソニック館『ノモの国』では、傘ブランド「Wpc.」とコラボしたキュートな日傘を採用。パビリオンの外観をイメージし、爽やかなピンクやブルーを絵の具のようなタッチでデザインした1本だ。

遮光率&UVカット率100%の生地が使われ夏の強い日差をしっかりブロックするほか、傘の裏面に施された黒色のポリウレタンコーティングが光の反射を抑え、まぶしさを軽減するなど機能性もバッチリ。

■各国の雰囲気たっぷり、個性豊かな海外パビリオン

青色の生地に雪のようなロゴマークがあしらわれた「北欧館(ノルディック・サークル)」の傘(Lmaga.jp撮影)
青色の生地に雪のようなロゴマークがあしらわれた「北欧館(ノルディック・サークル)」の傘(Lmaga.jp撮影)

SNSでも「かわいい」と注目を集めているのが海外パビリオンの日傘。「北欧館(ノルディック・サークル)」の傘は、青色の生地に雪のようなロゴマークで涼しげ。「オランダ館」は明るいオレンジ色にロゴ入りとなっている。

そのほか、台湾の最新デジタル技術を紹介するパビリオン「TECH WORLD」では折り畳み式、「国際赤十字・赤新月運動館」では真っ白な日傘が用意されている。


各所の日傘は待機列専用となっており、施設への入場時に返却する仕組み。また、あらかじめ待機列に設置している所もあれば、スタッフに声をかけて貸してもらう所など場所によって異なる。

USJ約3個分にも及ぶ広大な万博会場では、無料の給水スポットやパラソル・ミストといった暑熱対策設備の設置などを強化中。ちなみに、エルマガ編集部が実際に試してみて効果的だと感じた熱中症対策は、首元まで覆われる帽子、日傘、冷感タオル、スポーツドリンク、凍らせたペットボトル、塩飴、着替え(汗で冷えるので)など。

取材・文・撮影(一部除く)/Lmaga.jp

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