大阪・梅田で「かき氷催事」スタート、トマト×アボカド…変わり種も続々

21時間前

「蔦のない店」(埼玉)の「まるごとトマトナチョス」(2001円)

(写真7枚)

全国のかき氷が集まる催事「HANSHIN『イチオシ』かき氷 2025」が「阪神梅田本店」(大阪市北区)にて7月30日よりスタート。今回は「まるごと」をテーマにパイナップルやシャインマスカット、スイカなど素材をまるごと堪能できるかき氷のほか、驚きの「おかず系かき氷」も登場する。

■ トマトにアボカド…「本当にかき氷!?」

「日本かき氷協会」代表で、かき氷専門ガイド本『かきごおりすと』の著者でもある小池さんが15店を選定し、日本各地のかき氷店が集まる同催事。

「ボアヴェールテール」(愛知)の「まるごといちじくブッラータ」(1901円)
「ボアヴェールテール」(愛知)の「まるごといちじくブッラータ」(1901円)

なかでも、愛知県・大須のかき氷店「ボアヴェールテール」の「まるごといちじくブッラータ」(1901円)はなかなかの変わり種。生のいちじくシロップとざく切りいちじく、紅茶シロップを使ったかき氷なのだが、ここにモッツァレラと生クリームを合わせたチーズ「ストラッチャテッラ」とブラックペッパーをトッピングする。意外な組み合わせにも思えるのだが、実際に食べてみるとチーズ&ペッパーといちじくの相性がピッタリ。さらに紅茶シロップの爽やかな味わいが組み合わさり、なんとも夏らしい後味を感じられた。

「まるごとトマトナチョス」はタバスコをかけて味変するのも楽しい
「まるごとトマトナチョス」はタバスコをかけて味変するのも楽しい

さらに、埼玉県・北浦和にある「蔦のない店」の「まるごとトマトナチョス」(2001円)は、名前からも分かるように「野菜」を使ったメニューとなっている。プチトマトにアボカド、さらにトルティーヤをトッピングという「本当にかき氷!?」と疑いたくなるような組み合わせなのだが、いざ実食すると全ての素材が絶妙なバランスで成り立っていることに気づく。酸味が効いたトマトシロップとなめらかなアボカドクリームが合わさり、気づくとスプーンが止まらない…不思議な感覚のおかず系かき氷だった。

オープンの10時から大勢の来場者が詰めかけ、60分待ちの店舗も
オープンの10時から大勢の来場者が詰めかけ、60分待ちの店舗も

出店する店舗は催事に合わせて新メニューを作っているそうで、催事を担当する同百貨店の松本さんは「お店の特徴も出るような形でありつつ、視覚的にもびっくりするかき氷をということで何度もやり取りを重ねました」とコメント。

今年から設置し始めた1.5m級の氷。触ることも可能
今年から設置し始めた1.5m級の氷。触ることも可能
7月30日よりスタートの催事「HANSHIN『イチオシ』かき氷 2025」
7月30日よりスタートの催事「HANSHIN『イチオシ』かき氷 2025」

今回からは、試運転もできるかき氷機を展示し、触って楽しめる1.5mサイズの氷を設置したりと食べる以外でかき氷に親しめるコーナーも用意。松本さんいわく「ゴーラー」と呼ばれるかき氷マニアにくわえ、ファミリー層も集まる同催事ということで、例年以上にかき氷が堪能できる8日間となっている。松本さんは「西日本のかき氷の聖地と思ってもらえるくらい、今後頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

かき氷機は試運転もでき、その場で食感を確かめることもできる 
かき氷機は試運転もでき、その場で食感を確かめることもできる 

期間は8月6日まで、「阪神梅田本店」8階催事場にて。営業時間は10時から夜8時(ラストオーダーは7時30分)。最終日は5時まで、ラストオーダーは4時30分。

出店するのは未来氷カフェ(茨城)、蔦のない店(埼玉)、鎌倉なみへい(神奈川)、kiki²do(愛知)、ボアヴェールテール(愛知)、茶山楽(京都)、かき氷専門店 果実堂(福岡)、にしのみや果汁店(兵庫)、天然氷のかき氷 ひめじ官兵衛堂(兵庫)、吹上の森(兵庫)、さらに森森舎(大阪)、京都氷屋 万年雪(京都)、茶匠 清水一芳園(京都)、瀬戸内ひだまりかき氷(香川)、ご飯とお菓子oeufs(ウッフ)(兵庫)が初出店となる。そのうち「茶匠 清水一芳園」と「ご飯とお菓子oeufs」は4日間限定の出店となるので、詳しくは催事のHPをチェック。

取材・文・写真/つちだ四郎

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