街に愛され50年…大阪の人気店「ふる里」が移転、24時間営業

7時間前

「谷町ふる里」のメンバー

(写真7枚)

24時間営業で、多くの人に愛されていた大阪・谷町九丁目のうどん店「谷町ふる里」がその地での営業を終了。6月8日、新たに難波にて再オープンした。

同店は創業約50年、開業当初から続けている24時間営業が特徴で、朝・昼・夜・深夜までお客で席が埋まるほどの人気店。そんな同店が1年前、「閉店する」と街で噂に。実は入居しているビルの老朽化により、移転せざるをえなくなったのだ。

移転後の「谷町ふる里」外観
移転後の「谷町ふる里」外観、この道をまっすぐ行くと(西側)難波につく

女将の花田友紀子さんは「やっぱり長年やってきた馴染みある谷町九丁目でお店を続けたかったけど、なかなか良い場所が見つからなくて。ずっと存在は知っていた大通り沿い(千日前通)にある今の場所に移転することをギリギリに決めたんです」と言う。

初めての地での挑戦に加え、先代が始めた元の場所への強い思いもあったため、中々決意が決まらなかった花田さん。だが、日本橋駅から徒歩2分の移転場所を公表すると、常連客からは意外なリアクションがあり「近くなってうれしい」「ええ場所見つけたな」と言ってもらえたと語る。

人気メニューきつね(900円)
人気メニューきつね(900円)

移転先では店内の導線は以前とできる限り変えず、テーブルも同じもの。うどんや一品などのメニューも値段もすべて据え置きに。入り口付近にはセルフで取る鮨のショーケースが以前と同じスタイルでスタンバイ。24時間営業もそのままに、ソファーなどの席数が少し増え、移転後は元々の常連客に加えファミリー層や若い客が多くなった。

「谷町ふる里」内観。14時頃もお客でいっぱい
「谷町ふる里」内観。14時頃もお客でいっぱい

オープンから1週間経った取材日当日は、14時頃もまだ店内は客でいっぱいで、うどんを食べながら寿司をつまむ人や一品とビールを楽しむ人の姿も。また、元から芸人の利用も多かったそうで、吉本の聖地・難波が近くなったことで移転後にすぐさま駆けつけた芸人もいたとか。

「最初はなかなか気が進まなかったけど、移転したらお客さんからも好反応で。今は昼も夜もひっきりなしにお客さんが入ってくれて…忙しいけど、すごく嬉しいです」と女将は笑顔を見せる。

「谷町ふる里」の移転地は、大阪市中央区高津3ー2ー30 ヴァンデュール日本橋City Life1。24時間営業、無休。

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