予約が取れない贅沢エクレア、大阪生野区の喫茶店でスタート

6時間前

「エクレール・アメリカンチェリー」1580円。バタークリームにはラズベリー味のパールクラッカンがトッピングされ、シューの上はルビー&フランボワーズのチョコでコーティング

(写真9枚)

スイーツ好きの間で瞬く間に有名になった、大阪・堺筋本町のオフィス街にある喫茶店の贅沢エクレア。人気になりすぎて予約をいったん中止していますが、新たに「TAJIMA COFFEE(以下タジマコーヒー)」(大阪市生野区)にて6月9日から、予約ナシでいただけるように。店主に詳しく取材しました。

■小さな喫茶店では対応できないほど人気に

昔ながらの喫茶店「自家焙煎珈琲 濱田屋」(大阪市中央区・以下濱田屋)に行列ができるきっかけとなった、2024年8月にスタートした季節限定の「デザート・エクレール」。最初は知る人ぞ知る存在でしたが、その美しさと巧みな食材の組み合わせが評判となり、SNSで拡散。2025年に入ってからはすっかり予約困難となり、5月でシステム改善のため中止に。

「予約制を導入するも、テーブル数が9台というキャパシティの『濱田屋』では限界がありまして…。緩和のため、当初は谷町六丁目あたりで姉妹店を持とうと考えてました」と店主であり、デザートを考案する店主兼パティシエ瀬尾貴志さん。

■デザート・エクレールの意外な裏話!?

今回「タジマコーヒー」での提供が実現したのは、実は「デザート・エクレール」発祥の地だったからなのです。というのも、瀬尾さんが先代から「濱田屋」を引き継ぐ前は、カフェ&スイーツのコンサルト業を営み、その前職が「タジマコーヒー」の店長でした。そのときに提供していたメニューでした。

店主であり、パティシエでもある瀬尾貴史さん。ケーキ、焼き菓子などのスイーツ開発を担当
店主であり、パティシエでもある瀬尾貴史さん。ケーキ、焼き菓子などのスイーツ開発を担当

当時も人気でしたが、コロナ禍の緊急事態宣言のためイートインを止め、瀬尾さん自身も店長の役職を退き、封印されることに。しかし、「濱田屋」の店長となった瀬尾さんが「人気だったメニューをなくしてしまうのは惜しい」と復活させました。

そして、5月から「タジマコーヒー」の運営を任されることになり、コンセプトを「パティシエのいる大きな喫茶店」に変更。6月9日から「エクレール・アメリカンチェリー」(1580円)を始めたのです。フレッシュなアメリカンチェリーに加えて、フランス産モレロチェリーと赤すぐりのコンフィチュール、カスタードとクリームチーズをブレンドしたクリーム、バタークリームをサンド。

プレートにはチェリーとカシスのソースやパウダーもあしらわれて、初夏にふさわしいデザートに。7月1日からはレイニアチェリーを使用予定。こちらのメニューに関しては「タジマコーヒー」で先行提供され、「濱田屋」では6月17日から曜日限定で再開。詳細はインスタグラム(@hamadaya_cafe)で告知。

カウンター席、テーブル席など、人数、気分に応じた席がスタンバイ
カウンター席、テーブル席など、人数、気分に応じた席がスタンバイ

「タジマコーヒー」(@tajimacoffee)は60席もあり、ウェイティングスペースや、駐車場も完備。現時点では予約の必要もなく、席が空くのを待つ時間も短くなりそうです。スイーツも充実し、コーヒー650円〜。営業時間は9時~19時(ラストオーダー18時)、不定休。JR関西本線(大和路線)・東部市場前駅から徒歩約15分、大阪メトロ千日前線・南巽駅から徒歩約21分。

取材・文・写真/いなだみほ

TAJIMA COFFEE

住所:大阪市生野区田島4-4-37
営業時間:9:00-19:00(LO.18:00) 不定休
電話:06-6224-4260

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