うめきた広場に謎の巨大円柱!? 大阪の街に50以上のアートが出現

13時間前

「A Forest of Delight」の展示

(写真6枚)

大阪の街を巡りながらアートにふれあえる周遊型イベント『大阪アート&デザイン2025』が現在、梅田エリアや心斎橋エリア、あべのエリアなどで開催中。JR大阪駅すぐの「うめきた広場」(大阪市北区)をはじめ、大阪市内各所でアートを見ることができる。

「重なる夢中」をテーマに、関西圏をはじめ世界的なクリエイターらのアートが集結する同企画。梅田をはじめ、堂島、中之島、本町、心斎橋などさまざまなエリアで50を超えるプログラムが展開されている。

■ 鮮やかな色が都会に、「A Forest of Delight」

複合施設「グランフロント」(大阪市北区)横の「うめきた広場」に設置された鮮やかな円柱作品たち。装飾を特徴とする作品を専門とするアダム・ナサニエル・ファーマン氏の作品で、高さのバリエーションや明るさのコントラストの色遣いが楽しく、いつもの広場がより鮮やかに見える印象に。

「うめきた広場」の「A Forest of Delight」の展示
「うめきた広場」の「A Forest of Delight」の展示

普段は都会の灰色の都市景観だが、広場に足を踏み入れると花々が咲いた春の森に足を踏み入れたような感覚が味わえる、都会の中心部からの「逃避」を意図する作品だ。円柱を近くで見るのはもちろん、高台から臨める全体像はまた違った見え方になる。

「A Forest of Delight」の常設期間は〜6月18日まで
会場:グランフロント大阪 うめきた広場

■ 巨大作品が大阪駅の広場に、「WATARIDORI」

渡り鳥をイメージしたカラフルな作品が「時空の広場」に。万博で盛り上がりを見せる大阪に、世界中から集まる人・モノ・空気を運んでくるような虹色の「WATARIDORI(ワタリドリ)」を、東京をベースとしたクリエイティブスタジオ「YAR(ヤール)」とビジュアルアーティスト・Kota Nakazono氏がタッグを組んで制作した。

「WATARIDORI」の展示
「WATARIDORI」の展示

「YAR」のYOSHIROTTEN氏が描くグラフィックイメージとNakazono氏のプロダクトデザインが鮮やかな立体作品に。芝生エリアに鎮座する巨大作品は圧巻の迫力だ。

「WATARIDORI」の常設期間は〜6月24日
会場:JR大阪駅・大阪ステーションシティ5階 時空の広場

■ 現代美術家とデザイナーがコラボ、「ニュー博物誌〜好奇心の遺伝子〜」

自然科学と芸術が融合する世界観を刺繍で表現する現代美術家・宮田彩加氏と、グラフィック&造形領域の看板屋兼デザイナー・廣田碧氏がタッグを組んだインスタレーションが、「阪急うめだ本店」(大阪市北区)のコンコースに登場。

「ニュー博物誌〜好奇心の遺伝子〜」の展示
「ニュー博物誌〜好奇心の遺伝子〜」の展示

作品は宮田氏がエルンスト・ヘッケルの図鑑や、古今東西の布に描かれた動植物などからインスピレーションを受けて作品を描き出し、廣田氏がその創造性を通じ、過去・現在・未来を通じて、人類の根源的な好奇心が息づく世界を博物誌的に表現する。AIとの実験的共創も取り入れながら、ウィンドーとコンコースが共鳴することで創り出される大規模なプレゼンテーションを初展開している。

「ニュー博物誌〜好奇心の遺伝子〜」の展示
「ニュー博物誌〜好奇心の遺伝子〜」の展示

「ニュー博物誌〜好奇心の遺伝子〜」の常設期間は〜6月23日
会場:阪急うめだ本店 コンコースウィンドー/大阪梅田ツインタワーズ・ノース 1階 コンコース

『大阪アート&デザイン2025』の開催期間は6月24日まで(常設期間は展示により異なる)。各会場の詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

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