大阪の新ホテル、レストラン平日満席と早速人気…お目当ては?

7時間前

「P72」の店内は木を基調とした温かみのある落ち着いた雰囲気

(写真14枚)

5月1日に開業したラグジュアリーホテル「パティーナ大阪」(大阪市中央区)。オープンしてまだ半月ほどだが、メインダイニングで提供されているアフタヌーンティーが、平日でも満席になる日があるほど、早くも人気を集めているという噂をキャッチ。その理由を探るべく、さっそく同ホテルへ潜入した。

◾️大阪城をこんな角度で!?地元民からの高い注目度

5月1日に開業する「パティーナ大阪」外観
「パティーナ大阪」外観。大阪城やオフィス街・谷町エリアに合うようシックなデザインに

「大阪城」近くにオープンした同ホテルは、アジアを中心にラグジュアリーホテルを展開する「カペラホテルグループ」(本国:シンガポール)の日本第1号店。大阪城全体を見渡すことができる絶景や、都心部のホテルにも関わらず広々とした客室が特徴で、国内外を問わず多くの人から注目を集めている。

「パティーナ大阪」より、ロビーのある20階から見える景色。大阪城全体を見渡すことができる
「パティーナ大阪」より、ロビーのある20階から見える景色

噂のアフタヌーンティーが提供されているのは、1階にあるシグニチャーレストラン「P72」。コーヒーや紅茶などのドリンクはもちろん、ケーキやパン、サンドイッチなどの軽食、ランチやアフタヌーンティーなど、幅広い内容の食事が、10時〜18時まで楽しめる。

「ハーブ&フラワーアフタヌーンティー」(8000円〜)。セイボリーも多いためシャンパン付きのプラン(1万1000円)もおすすめ

広報担当者によると、「これまでこの近くにこのようなホテルがなかったこともあり、地元の方に多く来店していただいています」とのこと。取材日の店内には、友人と一緒にアフタヌーンティーを楽しむマダムや、コーヒーとケーキを楽しむ親子、心地よい空間で仕事をする男性、デートをする若いカップルなど、さまざまな利用客が見られた。

◾️目にも美しい…テーマは「ハーブ&フラワー」

木をモチーフにした個性的なティースタンドが特徴。料理が美しく見えるのもうれしい

そんな地元民たちから早くも注目を集めているアフタヌーンティーは「ハーブ&フラワー」をテーマに、同店の庭で栽培されたハーブやエディブルフラワーと季節の食材を使ったスイーツとセイボリーがセットになっているもの。6月末ごろまでは爽やかな柑橘を使ったスイーツや、春野菜を使ったセイボリーが楽しめる。

アフタヌーンティーには珍しく、野菜をふんだんに使った自家製ピクルスなどがセイボリーにお目見え。摘みたてのハーブとともに食べる
アフタヌーンティーには珍しく、野菜をふんだんに使った自家製ピクルスなどがセイボリーにお目見え。摘みたてのハーブとともに食べる

店内に入ると、木を基調とした温かみのある空間が広がり、窓の外には木々やハーブガーデン庭園の光景が広がる。大阪市内とは思えないほどの自然豊かな景色はとても印象的で、さながら都会のオアシスだ。テラス席も多く用意されており、天気の良い日にはテラスで食事が楽しめるのもうれしい。ちなみにテラス席はペット連れに利用も可能となっている。

天気の良い日は窓が開けられて開放感も抜群。心地良い空間でアフタヌーンティーが堪能できる贅沢

着席すると、さっそくティースタンドが登場。木をモチーフにしたスタンドには葉形のお皿の上にスイーツやセイボリーがスタンバイ。ほかでは見ないティースタンドにさっそくテンションが上がる。ティースタンドのほかにも、スコーンやスープ、自家製ピクルスを使ったセイボリーなど、約13品がテーブルの上に勢揃いする。

どこを切り取っても絵になるアフタヌーンティー
どこを切り取っても絵になるアフタヌーンティー

見た目もかわいらしいスイーツとセイボリーは、どれも丁寧に作り込まれて美味。ハーブや紅茶などがふんだんに使われているため、どの料理も香りの良さが特徴的。シェフによると、「ハーブガーデンで栽培されているものを中心に約10種類ほどハーブを使っています。摘みたてのハーブなので、とてもフレッシュで香りも良いと思います」と、ハーブガーデンを持つ同店だからこそ楽しめる料理なのだそう。

セイボリーの種類が多いのもこちらならでは。約6種類がサーブ
柚子と紫蘇のクレームパフ 柚子クリーム 紫蘇ソース。なかのクリームは豆乳を使った柚子香るカスタードクリーム

また、どのスイーツも食べ飽きない程良い甘さかつ、口当たりが軽いので、品数豊富ながら食べる手が止まらない。心地よい満腹感に驚き、これまで体験してきたアフタヌーンティーの概念が覆された。

食後感の良さの秘密についてもシェフに尋ねてみると、「当店の料理は70%が植物性の材料を使うことを目標としています。スイーツに使っているカスタードクリームに豆乳を使ったり、スコーンに使うバターは豆乳バターにしたり、一般的なレシピよりも軽い仕上がりになっていると思います」と、ヘルシーな材料が使われているのだそう。

豆乳バターを使ったスコーンは黒糖スコーンと柑橘ジャスミンスコーンの2種類がサーブされる。クロテッドクリーム、オーガニックハニー、自家製ジャム付き

ちなみにドリンクはコーヒー、エスプレッソ系ドリンクと同店の独自ブレンドのシグニチャーティー、庭で採れたハーブを使ったハーブティーがフリーフローで楽しめる。セイボリーはお酒との相性も抜群なので、ファーストドリンクにシャンパンが付くプラン(1万1000円)もおすすめだ。

広々としたテラス席。食事が落ち着いたタイミングで散策している人も
ガーデンのなかにもテーブル席が用意されている
ガーデンのなかにもテーブル席が用意されている

「P72」の営業時間は10時〜18時。「ハーブ&フラワー アフタヌーンティー」(8000円〜)は前日までに要予約(早めの予約がベター)。場所は「パティーナ大阪」1階。

取材・文・写真/野村真帆


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