大阪・ごぶごぶフェスにJO1ら、復活の浜田ステージ走り回る

『ごぶごぶフェスティバル2025』にて、JO1と浜田雅功(5月11日・万博記念公園)(C)GOBU GOBU Festival 撮影:ハヤシマコ
5月10日・11日、大阪「万博記念公園もみじ川芝生広場」にて音楽イベント『ごぶごぶフェスティバル2025』(以下、ごぶごぶフェス)が開催。2度目の開催となった今回も多くの超豪華アーティストが参戦し、2日間で計3.5万人が来場した。
木村カエラ、DA PUMP、スキマスイッチ、GENERATIONSが出演したDAY1(10日)。ヘッドライナーを務めた浜田雅功は、息子ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)と史上初のフェス親子競演を果たし、『春はまだか』『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~』といった大ヒット曲を歌いあげ、完全復活した姿を観客に見せた。

DAY2(11日)のトップバッターを鮮やかに飾ったのは、2024年の『ごぶごぶフェス』での熱狂ぶりが記憶に新しい湘南乃風。『Joker』『黄金魂』『Born to be WILD』をパフォーマンスしたあと、HAN-KUNが、今日は全員の関係が「ごぶごぶ」であると述べ、「浜ちゃん、今日だけ言わせてください! 俺たちの友よ!」と『親友よ』をあたたかくも情熱的に披露。全員で大合唱した『純恋歌』を経て、ラストの『睡蓮花』では浜田CEOとごぶごぶチームも加わり、盛り上がりも最高潮となった。

2番手はTRF。『Overnight Sensation』『寒い夜だから・・・』に続き、KOOがアコギを奏でて『LEGEND OF WIND』をしっとりと響かせると、後半は『BOY MEETS GIRL』『CRAZY GONNA CRAZY』『EZ DO DANCE』と自然に歌い踊ってしまう平成のアッパーチューンを連投。『survival dAnce』では浜田CEO、ごぶごぶメンバーと共にカラフルなタオルの花と笑顔を咲かせまくった。

続いて登場したT.M.Revolutionは浜田CEOとの仲の良さだからこそのステージを存分に見せつけた。『HIGH PRESSURE』『HOT LIMIT』『WHITE BREATH』を2025年の最新バージョンにアップデートしたアレンジで迫力たっぷりにプレイ。

各曲の間奏では「西川貴教の曲には風が必要やんか」という浜田CEOが気遣い(?)から西川に風を当てる。ハンディーファン、ブロワーときて、『WHITE BREATH』では巨大扇風機がイン。息も絶え絶えに歌い終えた西川は「何やってんの?」と浜田CEOに文句を言うも、浜田CEOも言い返し、あわや一触即発の空気に! ふたりの顔が少しずつ近付き・・・なんとキスして「仲直り♪」。爆笑の渦に包まれる場面も。

後半は『INVOKE』『ignited -イグナイテッド-』『Zips』とアニメ『機動戦士ガンダムSEEDシリーズ』の主題歌3曲をパワフルにプレイ。自慢の肉体美を披露する場面もあり、充実の表情でライブを終えた西川だが、浜田CEOに「あれやってないやん」と再びステージに送り出される。「あれ」とは・・・そう、『消臭力〜!』。ライブはもちろん、浜田CEOのフリに全力で応え、素晴らしきエンターテイナーぶりを提示したのだった。

トリ前はJO1。バンドメンバーが音を出して場を高めると、ステージ奥のセットが開いてメンバーが姿を現す。11人がステージに並ぶとそれだけで圧巻だ。大歓声に迎えられて『Trigger』から勢いよくライブをスタート。ステージをいっぱいに使い、次々にフォーメーションを変えてしなやかで躍動するダンスを繰り出すと、あっという間に会場を虜にする。

リーダーの與那城奨は「熱気がすごい!」と嬉しそうに笑顔を浮かべ、自己紹介では兵庫県出身の川西拓実が「大阪ー! たこ焼きー! なんでやねーん!」と叫び、T.M.RevolutionのMCで名前が出ていた木全翔也は「めちゃめちゃ緊張してます! 消臭力〜!」と声出しするなど、それぞれに個性を爆発させていた。

豆原一成の初主演映画『BADBOYS』の主題歌『Be brave!』をはじめ、『BE CLASSIC』『JOin us!』『無限大(INFINITY)2025』『Test Drive』と世界基準のパフォーマンスで圧巻の存在感を示すと、ラストはH Jungle with tの『WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント~』を、ラップやダンスパートを加えたJO1バージョンで披露。浜田CEOもステージに登場し、メンバーと一緒に右へ左へ走り回る。愛とリスペクトに溢れた空気の中でライブを締め括った。

大トリは、この日62歳の誕生日を迎えた我らが浜田雅功だ。ごぶごぶバンドメンバー(Gt:堂島孝平、Gt:小島翔(BLU-SWING)、Ba:村田シゲ(□□□)、Drs:岡本啓佑、Key:カメダタク(オワリカラ)、Mnp:溝口和彦)が板付で『エキセントリック少年ボウイのテーマ』(1997年)を鳴らし始めると、ステージ奥から浜田が登場し、GOBUGOBUメンバーもコーラスで参加。発売当時を知る世代にとっては懐かしいメロと歌詞が響き渡り、観客は皆大喜びで手を上げ歌詞を口ずさむ。

DAY1も披露した『幸せであれ』に続き、2015年に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の企画で始動、浜田ばみゅばみゅ名義でリリースされた『なんでやねんねん』、『エキセントリック少年ボウイのテーマ』のカップリング曲に収録された『あぁエキセントリック少年ボウイ』、松本人志が作詞した『チキンライス』と、浜田の歴史をたどるようなセットリストで観客を魅了。

そして最後はお待ちかね、湘南乃風を呼び込み、『ごぶごぶフェス』のテーマソング『人生爆笑』を初披露。「笑いながら生きていこう」という前向きな歌詞とメロディーが胸をいっぱいにする。「結果発表!」を体感エリアもステージエリアも全員で叫んだのは、間違いなくこの日のハイライト。昨年とはまた違うあたたかな雰囲気で、浜田CEOへの愛が全方位にあふれた『ごぶごぶフェスティバル 2025』だった。

なお『ごぶごぶフェス2025』の2日間の模様は、MBSテレビで6月28日・13時54分から特別番組として放送される。
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