京の老舗女将が豹変! 節句遊び「菖蒲打ち」を無料で初開催

今年も菖蒲を力一杯打ちます(提供:ない株式会社)
邪気を払うという意味合いのほか、端午の節句の子どもの遊びだったという「菖蒲打ち」を復活させるイベント「京都100本菖蒲」が、5月5日開催されます。
2024年までは、110年の歴史がある京扇子店「大西常商店」の女将「大西里枝 扇子屋女将」(@RieOhnishi)さんが、店の前で菖蒲をめった打ちする単独のイベントでしたが、今年は大西さんが着物で自転車にまたがり、京都市内の5か所に移動して菖蒲打ちを先導します。

「あの一心不乱な様が!!」
「また肩が壊れる?」
「カッコ良すぎ?」
「これが菖蒲師と言う奴か・・・(たぶん違う」
SNSには期待と心配の声が寄せられています。それもそのはず、昨年は扇子店の前で菖蒲打ちを8回おこない、ジムで鍛えて挑んだにも関わらず、約2週間後も肩と背中が痛み着物が着られない状態に。(昨年の記事はこちら)
ちなみに菖蒲をめった打ちにするのは、香りを強く出すためと、ストレス解消もやってしまおうという大西さんオリジナルのやり方で、古来から伝わってきた菖蒲打ちのやり方と同じかどうかは不明だそう。
今回は、各会場20名を募集。5か所で100名が、大西さんと一緒に菖蒲を打つ予定です。ちなみに同イベントは、大西さんがモデルをするいけずと本音が表裏に印刷された「いけずコースター5枚セット」がプレゼントされる上に無料です。なぜそこまでする?という気持ちがわいてくる同イベントを企画した「ない株式会社」の岡シャニカマさんと、大西さんにお話を聞きました。
――2月に開催されたいけず体験イベント「この先行けずな京町家」も、いけずな女将に扮する大西さんはハードスケジュールでしたが、今回もキツくないですか?
岡さん:前回の「この先いけずな京町家」は、私たちから大西さんに「こういうのやりませんか?」と一方的にお声がけして始まった企画でした。今回の「菖蒲打ち」は、昨年の夏頃から大西さんと自然な会話の中で生まれたもので、「それめっちゃいいですね!」と、最初からノリ気で話が進んでいきました。「いけず」以外の軸でも、京都の文化に関する企画でご一緒できる関係性の方が、大西さんにとっても健全で、表現としても広がりがあるだろうと思い、今回の企画に至っています。
――今回は、大西さんもノリノリだから大丈夫ということでしょうか。
岡さん:大西さんも自分もCHAHANGさん(一緒にイベント企画したデザイン会社)も、面白くするためにはちょっと過酷な方を選びがちな性分で、今回も「5カ所くらいならいけるっしょ」と軽く言っています。前回もそんな感じだったので、やや危うい空気は感じつつ、慎重に見守りたいです。

――会場間がちょっと遠いところもありますね。
岡さん:そうなんです、遠いんですよね。実はあまり京都を自転車で走ったことがなくて、「これくらいならいけるだろ」とGoogleマップを見て決めた、まさに“机上の空論”のようなところがあります。
大西さん:着物で自転車に乗ることはよくあるのですが、今回は長距離なので、どうなるかなと思っています。
――会場の5か所はどうやって決められたのですか?
岡さん:大西さんが知り合いの方に声をかけてくださり、なんと1日で5カ所以上の候補地が見つかりました。その中で、ある程度エリアを散らしつつ、かろうじて1日で回れそうなルートを組んだのが今回の5会場です。

――会場を提供するところもノリノリなのですね。去年は菖蒲打ちのあと、長い間肩が上がらなかったようですが、今年はもっと鍛えて挑まれますか?
大西さん:ダンベルを持って上から振り下ろすトレーニングをしています。菖蒲打ちと同じポーズで負荷をかけた形で鍛えていますが、これが正しい鍛え方なのかは分かりません。
――(笑)そこまでして菖蒲打ちにかける想いとは?
大西さん:季節の巡りに想いを馳せ、節句などの「ハレの日」を祝う習慣が少しずつなくなってきているように思います。端午の節句は大型連休中にあるため、皆さんと一緒にお祝いができるいい機会のように思っています。ハレの日を祝う習慣、文化というのを世の中に広めていきたいと思っています。菖蒲打ちは特に、みんなで盛り上がれるのがいいですね。
――参加される方にコメントをお願いします。
大西さん:ぜひ肩を温めてきてください。基本的には厄を祓うための行事ですが、ストレス発散になるという副次効果もあります。ぜひうっぷんを溜めておいでください。
岡さん:イベント告知から12時間で、すでに参加枠の半分が埋まっています。ゲームやSNSが主流の時代に、子どもたちが自然に「菖蒲打ち」をやることは難しいと思いますが、イベントというエンタメに昇華すれば、ちゃんと関心を持ってもらえるという手応えがありました。これはもう私個人の勝手な妄想ですが、もし「参加したかったのに!」という人がたくさん出てきたら、来年は千本通で1000人呼んで「京都1000本菖蒲」をやりたいと思ってます。
イベント「京都100本勝負」は、5月5日開催。会場は、10時「京扇子 大西常商店」、11時「若林佛具製作所」、13時「もり本社ビル」、14時「和田利工業」、15時「鳴海餅本店」で、各会場20名の予約を受付中(先着順)。イベント当日は現地集合で、スタッフが受付。
取材・文/太田浩子
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