市川團十郎×嶋﨑斗亜、初共演作は「歌舞伎とはまた違う別の世界」

『SEIMEI』ゲネプロより(2月19日撮影)
歌舞伎俳優・十三代目市川團十郎と、Lilかんさい・嶋﨑斗亜が出演する舞台『SEIMEI』が、2月19日に「オリックス劇場」(大阪市中央区)で開幕。同日のゲネプロでは、陰陽師・安倍晴明をテーマに、歌舞伎と現代の表現を大胆にミックスした舞台の全貌が明らかになった。
類まれなる力を持つ陰陽師として、数々の漫画やドラマの題材になってきた安倍晴明。この作品では「人間・安倍晴明」にスポットを当て、彼が大きな国難に直面するなかで、人間として成長していく過程を描き出す。彼をサポートする四神にも上から目線で指示を出すなど、これまで見たことがないほど傲慢なキャラクターの晴明がなんとも新鮮だ。そんな晴明を、四神の一人・朱雀(嶋﨑)が見限ったことで、物語は大きく動いていく。

基本は歌舞伎の演技や音楽がベースながらも、現代風の照明、LUNA SEAなどで活躍したSUGIZOが紡ぎ出すギター中心の楽曲、マイケル・ジャクソンやマドンナにも認められたケント・モリの振付も加わって、まさに古典と現代が融合した世界が繰り広げられていく。
また晴明や朱雀が客席から登場したり、出演者たちが通路いっぱいに踊りだすなど、観客を物語世界に没入させていく演出も楽しい。そして他者を敬う気持ちを知った晴明が最後に対峙する、ラスボス・第六天魔王の正体は、誰もが「ええっ??」と驚かされるはずだ。

ゲネプロ終了後の取材で、團十郎は「普段の歌舞伎の舞台は、伝統を踏まえて動くので、その枠からはみ出ることができない。でも今回は歌舞伎とはまた違う、別の世界で活躍する多くの方々の才能を感じる舞台になったと思います」と自信を見せ「初日を迎えたことで、また(舞台が)変化してくると思いますが、その変化が生まれてくる瞬間に立ち会ってもらいたいです」と、広く観劇を呼びかけた。

團十郎と嶋﨑以外には、市川右團次、中村鷹之資、市川男寅などが出演。脚本は今井豊茂、演出は『サクラ大戦シリーズ』で知られる広井王子が担当する。公演は24日までで、チケットは一等席1万2000円、二等席9000円、三等席4000円。当日券の情報は、公式サイトでご確認を。大阪公演のあとには、東京でも公演あり。
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