怒られるのでは…子供服ブランドに165万円の品、なぜ作った?

ビキューナ×ベビーカシミヤ シリーズの「マント」(110万円)や「ブランケット」(165万円)、子ども用セーター(96万8000円)(写真:ミキハウス提供)
先日X(旧Twitter)で「ヒィ!0が1つ多い!」「値段を見てみろ高すぎる」「二度見した」など600件を超えるコメントとともに7.5万いいねの注目を集めた、ベビー・子ども服ブランド「ミキハウス」(本社:大阪府八尾市)のとあるシリーズ。最高で165万円のアイテムもあり、瞬く間に脚光を浴びたのだ。
話題となったのは、同社の高級ライン『ミキハウス ゴールドレーベル』(以下ゴールドレーベル)のひとつ「ビキューナ×ベビーカシミヤ シリーズ」。
別名「神の繊維」とも呼ばれる「ビキューナ」は、アンデス山脈に野生するラクダ科の動物ビクーニャの獣毛で、2年に一度のタイミングで採取されるが、1頭当たりの採取量はわずか200グラム程度。乱獲による激減も相まって、非常に貴重な素材となっている。そんなビキューナと生後1年未満の子山羊から刈り取られる産毛「ベビーカシミヤ」を掛け合わせて作られた超高級シリーズなのだ。
なぜ、100万円以上もする高級品が生まれたのか? 企画本部役員の河原さんに伺った。

■ 製品化のハードルは高かったが・・・

──調べてみると、非常に貴重な素材を使って作られているのですね。
そうなんです。原料の入手、縫製を含め、商品化に至るまでの全工程で沢山の手間と時間がかかっているので、必然的にコストもかかってしまいます。弊社には自社工場がなく、日本の協力工場様と一緒にものづくりをしています。日本の良いものを作り上げる技術や⽂化を残し続けていくためにも必要な価格設定でご提案し、お客さまにそのものの価値を喜んでいただく、そういった循環を大切にしたいと思っております。
しかしながら、お値段だけ見ると驚きますよね。
──「ゴールドレーベル」自体、すでに41万円のコートなど高級な衣類が豊富ですが、さらにランクアップしたシリーズを作ろうと思われたのはなぜでしょうか?
「子どもに一番良いものが欲しい」と願う親御さんのために、それに叶う素材を見つけて製品にする。それをモットーに進んで参りました。
ビキューナという素材については我々も存じ上げていたのですが、貴重さゆえになかなか市場に出ないことや扱いなどの観点から、製品化に至るまでのハードルがなかなか高いんです。そんななか、たまたまお取引さまから「今だったら手に入るよ」とお聞きし、ベビー・子供服ブランドとして弊社がビキューナの製品をご提供したいというチャレンジ精神を持って商品化が実現しました。
■ 「高すぎると怒られるのでは・・・」

──実際に発売された時の反響はいかがでしたか?
初めに発表したのは2024年3月の新作発表会でした。素材にもこだわり、値段設定も適切に設けさせていただいてはいるのですが、当時は「ご来展されたお取引先様からさすがに高すぎると怒られるのでは・・・」と心配もしていました。
しかし、とろけるような質感に触れていただいたり稀少性についてご説明すると「さすがですね」と言っていただけて、安堵した記憶があります。
──どんな方が購入されているのでしょうか?
もともとビキューナをご存じだった方、質感をお気に召してご購入される方など本当にさまざまです。値段に目がいきがちですが、商品・品質についての説明に共感されてご購入いただいております。共通して言えることは、皆さまお子さまに良いものをと願ってご購入されることですね。
──子どもを思う親の気持ちと御社の挑戦がマッチしたのですね。今後、ビキューナを超える素材があれば、それを採用した製品の開発も考えられますか?
我が子を思う親の気持ちは世界共通。その思いに応えられるような物作りができたらなと思っています。世界中にはさまざまな素材がありますし、日本国内の原料や物作り、伝統工芸も大切にしたい。そういったものを製品化してお子さまやご家族さまに喜んでいただきたいです。そして、日本の活性化にも貢献したいですね。
「ビキューナxベビーカシミヤ シリーズ」の常設での取り扱い店舗は、関西では「阪急うめだ本店」(大阪市北区)のみ(ディスプレイされていない場合あり)。取り扱いのない店舗でも、取り寄せ等での対応は可能。在庫が少ないため、オンライン販売の日程は未定。
取材・文/緑川翠
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